2019年04月09日 (更新:2024年07月31日)
ホイール洗ってますか?ホイール掃除の意義と方法を紹介します!
ホイールはなぜこんなにも汚れやすいのでしょう。気づいていながらも、ついついサボってしまいがちなホイールの清掃方法について解説します。ホイールの汚れは放置しておくとどんどん落としづらくなっていきます。便利なホイール掃除グッズを活用してホイールをキレイにしましょう。
なぜホイールを掃除するべきか
ホイールは車のなかで、もっとも汚れやすいうえに汚れが目立つ箇所。どれほどドレスアップしても真っ黒に汚れたホイールでは魅力は半減です。ホイール汚れの原因は、土や泥のほかに、ピッチやタールなどの油汚れに加え、ブレーキパッドとブレーキディスク摩擦で排出される高熱のブレーキダストの付着が大部分です。
とくにブレーキダストの成分には鉄が含まれるため、ホイールの塗装に突き刺さって酸化し、ホイールの腐食へとつながります。ホイールの汚れは、時間が経つほど落ちづらくなるため、定期的な清掃が欠かせません。
ホイールの掃除方法
土や泥なら水洗いで落ちますが、こびりついた油汚れやブレーキダストは洗浄剤を使わなければなかなか落ちません。汚れを落としたら、ホイールコーティングで汚れを付着させにくくすることでキレイな状態を保つことができます。ホイール掃除方法とケミカル類の取り扱い方法を解説します。
水洗い
高圧洗浄機を使うのが効率的ですが、確実に汚れを落とすには、柔らかいスポンジやブラシやによる手洗いがもっとも効果的です。複雑な形状のホイールを装着している場合は柄のついたブラシや使い古しの歯ブラシなども併用して隙間の汚れを落としましょう。ホイールやブレーキ回りは鋭利な箇所が多いため、ゲガをしないように手袋は必須です。
道具はホイールに合わせた使いやすいものを準備しましょう。先端が細く、力が入れやすい形状がおすすめです。
ホイールクリーナーの使用
ホイール塗装にこびりついた油汚れや、突き刺さったブレーキダストを落としきるのは困難です。水洗では落ちない汚れを落とすホイールクリーナーなどのケミカル用品が強い味方になります。
ホイールクリーナーには、液体タイプや半練りタイプ、スプレータイプなどざまざまな種類がありますが、もっとも扱いやすいのはスプレータイプです。
使い方は、汚れた部分に塗布し、しばらく時間をおいてからスポンジやブラシなどで汚れをこすり落とし、水で洗い流すだけです。洗浄力の強いクリーナーなら放置している間に汚れが流れ落ちてきます。
ホイールクリーナーの注意点
ホイールクリーナーは、一般的なカーシャンプーよりも洗浄成分が強力であるため、適切に扱わなければホイールの塗装を痛めてしまうことがあります。また、強力な洗浄成分であるため、ボディには使えまえん。もし、ボディに付着した場合は速やかに水で洗い流しましょう。
中性のクリーナーは洗浄力が弱いかわりにホイールを問わず使える汎用タイプがほとんど。強アルカリ性のクリーナーは、ピッチ・タールなどの油汚れを効率よく落としますが、アルマイト処理されたホイールを腐食させるので注意が必要です。強酸性のクリーナーは、ブレーキダストなどの鉄粉を酸で溶かして落としますが、メッキホイールに対して攻撃性があります。
とはいえ、市販品の多くは中性か弱アルカリ性、弱酸性の攻撃性が少ないものが中心です。プロが扱う業務用でなければ、それほど神経質になる必要はないでしょう。また、塗装をわずかに削ることでキレイにするコンパウンド(研磨剤)入りの製品もあります。使用前には必ず取扱説明書を一読しましょう。
ホイールコーティングの使用
ホイールをキレイにしたら、汚れの再付着を防止するホイールコーティングを施しましょう。
ホイールコーティングは大きく分けて、液体タイプ、半練りタイプ、スプレータイプの3種類があります。もっとも手頃に挑戦できておススメなのは、スプレータイプになります。
施工方法はコーティング剤を塗布し拭き取るだけのものが一般的ですが、なかには拭き取り不要の製品もあります。コーティング剤により異なるので取扱説明書をしっかりと読んでから施工しましょう。
ホイール掃除専用アイテムの紹介
Amazonで販売されている、ホイール掃除を便利にする洗車グッズをご紹介します。
PROSTAFF(プロスタッフ) ホイール専用クロス 鬼人手2
高品質なカー用品で定評のあるプロスタッフのホイール用手袋型クロス。ブラシでは届かない場所や、力の入れづらい箇所でも、人の手を使ってていねいに洗うことができます。ヒトデのトゲのような強靭な繊維からつけられた名前は「鬼人手(オニヒトデ)」。遊び心溢れるネーミングながら実用性を備えた洗車用品です。
SONAX(ソナックス) エクストリーム ホイールクリーナー
ドイツの老舗ケミカルメーカー「ソナックス」のホイールクリーナーです。日本よりも速度域の高いドイツは、ブレーキダストの量も、日本とは比較にならないほどの発生します。ドイツのみならず、世界100カ国で販売・愛用される信頼できるホイールクリーナーです。
PROSTAFF(プロスタッフ) 俺のホイールクリーナー
日本のカー用品メーカー「プロスタッフ」のカーボンダストや油汚れに効果てきめんのアルカリ性ホイールクリーナーです。ノンコンパウンドの弱アルカリ性であるため、メッキやポリッシュのホイールにも安心して使うことができます。柄つきのファイバーブラシが付属しています。
SONAX(ソナックス) ホイールコーティング
ドイツ「ソナックス」のスプレータイプで拭き取り不要のホイールコーティング剤です。撥水性と防汚性に優れた皮膜がブレーキダストの付着も防止します。コーティング自体は落ちやすい性質で、汚れごと水で洗い流すことができます。1本でホイール約12本分。アルミ・スチール・クロームメッキホイール問わずに使うことができます。
CarZoot プロ仕様ホイール専用ガラスコーティングキット ダストバリア
プロ仕様のカーケミカルを取り扱う「CarZoot」のホイール専用ガラスコーティング剤です。硬質なガラス皮膜がブレーキダストや汚れのを防ぎ、およそ3年にわたりホイールのツヤを持続させます。施工にはやや手間がかかるものの、一度施工してしまえばしばらく手間がかからなくなる優れた製品です。
まとめ
「オシャレは足元から」といわれるように、ホイールの汚れはボディの汚れよりも目立つため、定期的に清掃をしたいところ。しかし、ホイールは汚れやすいうえに、形状が複雑なため洗いづらいのが実情です。
さらに、ボディ洗車のあとに洗う場合が大多数であるため、どうしてもおざなりになりやすい箇所でもあります。そのためホイールだけを洗う日をつくってしまうのがホイールをキレイに保つコツ。「ホイール曜日」を作って徹底的にホイールをキレイにしてやりましょう。