2019年09月01日 (更新:2024年07月31日)
話題の国産ディーゼル車を5台紹介!燃費がいいのはどれ?
クリーンディーゼルという言葉を耳にしたことはありませんか?一昔前は、ディーゼル車といえば、黒煙を吐きながら走っている姿をイメージしたものです。しかし、現在では技術が進み、現在では燃費が良く環境にやさしい車へと変貌を遂げつつあります。今回は、現在国内で販売されているディーゼル車を中心に、おススメディーゼル車を5台紹介します。
マツダ デミオ ディーゼル仕様の燃費は?
人馬一体をコンセプトに、コンパクトカーながら気持ちいい走りを目指して開発されたマツダ・デミオ。デミオにはガソリン車の設定がありますが、コンパクトカーには珍しいディーゼルモデルもあります。
グレードはXD、XD Touring、XD TouringLの3種類。その中でも2WDにのみMT車が設定されており、スペックがやや異なります。デミオのディーゼルモデルをご紹介します。
XD/XD Touring(2WD) | XD/XD Touring(4WD) | |
---|---|---|
排気量 | 1.5L | |
駆動方式 | 2WD | 4WD |
全長×全幅×全高 | 4060×1695×1550(mm) | |
重量 | 1130kg(MTは1080kg) | 1220kg |
乗車定員 | 5人 | |
馬力 | 77ps | |
トルク | 250N・m(MTは220N・m) | 250N・m |
カタログ燃費 | 26.4km/L(MTは30km/L) | 22.8km/L |
実燃費 | 18.82km/L(MTは22.33km/L) | 15.92km/L |
燃費の平均値を見ると、カタログ燃費からマイナス8km/Lといったところ。トルクの太いディーゼルではやはりAT車よりもMT車のほうが燃費が良くなりますね。ドライバーの乗り方にもよりますが、低燃費を追い求めるなら迷わずMT車を選択すべきです!
トヨタ ハイエース ディーゼル仕様の燃費は?
いまだに根強い人気のあるハイエースですが、バンタイプならば重い荷物をものともしないディーゼル車に人気が集まります。また、ガソリン車に比べて頑丈というのも人気の秘訣です。
ハイエース最大の魅力は、なんといっても積載量の多さ。850kgまで積載できる荷室は、さすが人気のバンといったところでしょう。
多くの選択肢があるハイエースですが、今回は代表的なスーパーGLの1ナンバーと4ナンバー、のいずれも2WDのスペックと燃費を見ていきます。
スーパーGL(1ナンバー) | DXロング | |
---|---|---|
排気量 | 2.8L | |
駆動方式 | 2WD | |
全長×全幅×全高 | 4840×1880×2105(mm) | |
重量 | 2040kg | 1860kg |
乗車定員 | 2or5人 | 3or6人 |
馬力 | 111ps | |
トルク | 300N・m | |
カタログ燃費 | 12.2km/L | 13.0km/L |
実燃費 | 9.95km/L | 10.70km/L |
4WD車は、実燃費よりもマイナス1km/Lくらい下がります。雪が降らず、舗装された道路などを走る場合は2WDでも良いですが、悪路を走行する機会がある方には4WDも良さそうですね。
近年、モータースポーツ人気によりモトクロスやバイクのサーキット走行、カートなどを趣味とする方にもトランポとして大人気のハイエース。リッターバイクを積んでサーキットへも余裕のドライブができそうですね!
日産 エクストレイル ディーゼル仕様の燃費は?
手頃なサイズのSUVとしてとても人気の高いエクストレイル。レジャーに買い物に使いやすい一台です。残念ながら現行のエクストレイルにはディーゼルの設定がありませんが、ボクシーなデザインで根強い人気を誇る2代目エクストレイルにはディーゼルエンジンの設定がありました。国内におけるクリーンディーゼルの先駆けとなったこともあり、中古市場でもなかなか値下がりのない人気車です。
低回転から発生する太いトルクと高速巡行での燃費の良さはディーゼルならでは。SUVが欲しいけど、燃費の悪い車はちょっと・・・という方には特におススメの一台です。
20GT/20GT S(MT) | 20GT/20GT S(AT) | |
---|---|---|
排気量 | 2.0L | |
駆動方式 | 4WD | |
全長×全幅×全高 | 4635×1790×1700(mm) | |
重量 | 1660kg | 1690kg |
乗車定員 | 5人 | |
馬力 | 173ps | |
トルク | 360N・m | |
カタログ燃費 | 15.2km/L | 13.8km/L |
実燃費 | 14.22km/L | 12.6km/L |
マツダ アテンザ ディーゼル仕様の燃費は?
伸びやかなデザインとトルクフルかつ低燃費な新世代ディーゼルエンジンで一世を風靡したマツダアテンザ。2.2Lディーゼルターボエンジンはトルク450N・mを誇ります。これは昔であればV8エンジンと同等のパワーです。低回転から発生する分厚いトルクで高速でも余裕を持ったドライビングが可能です。
また、アクセラは近年国産車で少なくっているステーションワゴンを選べるのもうれしいポイントですね。今回はセダンを基準にデータを集めました。
XD(AT) | ||
---|---|---|
排気量 | 2.2L | |
駆動方式 | 2WD | 4WD |
全長×全幅×全高 | 4805×1840×1480(mm) | 4635×1790×1700(mm) |
重量 | 1620kg | 1670kg |
乗車定員 | 5人 | |
馬力 | 140ps | |
トルク | 450N・m | |
カタログ燃費(WLTC) | 17.8km/L | 17.0km/L |
実燃費 | 14.39km/L | 15.31km/L |
ガソリンエンジンを搭載したアテンザが15.0km/Lなので、ディーゼルのほうがかなり燃費が良いですね。世界でも類を見ない画期的なクリーンディーゼル開発はロータリーエンジン時代から熱交換にこだわって取り組んできたマツダならではの技術。是非とも味わってみてください!
トヨタ ランドクルーザー プラド ディーゼル仕様の燃費は?
100系ランドクルーザー時代はディーゼルモデルもありましたが、現在はプラドのみがディーゼルモデルを販売しています。近年の開発において、ランドクルーザーがより高級志向へ傾いていく一方、手軽な価格帯を維持しているプラドはアクティブなファミリー層に大人気の一台。そんなプラドのスペックと燃費はどうなっているのでしょう。最新型のプラドの性能を表を使ってご紹介いたします。
TZ-G | TX | |
---|---|---|
排気量 | 2.8L | |
駆動方式 | 4WD | |
全長×全幅×全高 | 4825×1885×1835 | 4825×1885×1850 |
重量 | 2330kg | 2180kg |
乗車定員 | 7人 | 5人 |
馬力 | 130ps | |
トルク | 450N・m | |
カタログ燃費(WLTC) | 11.2km/L | 11.8km/L |
実燃費 | 10.05km/L | 10.16km/L |
中東で圧倒的なシェア率を誇るトヨタが販売するプラドは、ランドクルーザーの名に恥じない走破性を身に宿した車です。障害物や大きな段差を余裕で乗り越える長いショックストロークや運転席の余裕など、オフロードでも快適にドライビングできるように設計されています。
実燃費を考えると燃料代に少々不安は残りますが、悪路でも難なく進めるプラドはやはり魅力的。その大きな車体が醸し出す存在感は他の車にはない本物の道具としての証独特です。是非とも、一度は所有してみたいみたい車種です。
まとめ
ヨーロッパではディーゼル車撲滅の動きが進んでいますが、技術は確実に進歩しています。燃費を考えるとガソリン車以上の燃費を叩き出していますし、排ガスに関しても技術がどんどん発展し、浄化できるようになってきました。
ヨーロッパが先行していたディーゼル業界ですが、ディーゼル禁止になる地域の多さから研究はストップ。EVテクノロジーがものすごい加速度で開発されています。ひょっとすると、現在はディーゼルを手に入れる最後のチャンスになるかもしれません。分厚いトルクが魅力のディーゼル、手に入れてみませんか?