飛び石でガラスが傷ついたらどうする?対処方法を紹介します!

2019年04月06日

飛び石でガラスが傷ついたらどうする?対処方法を紹介します!

予測できないフロントガラスへの飛び石。高速道路を多用する人にとっては怖い事故のひとつです。突然の飛び石被害に遭った際、どのように対処したらよいのかを解説します。高速道路と一般道、被害の程度によって、その後の対応が変化することを理解しましょう。

飛び石に遭ったらすぐ確認すること

前走車や対向車のタイヤが巻き上げた小石などが、運悪く自車に当たることを飛び石といいます。飛び石の破壊力は車速の二乗に比例するため、ほんの小さな小石でも、強固な車のガラスを傷つけるのに充分な破壊力があります。

小傷で済む場合が大半ですが、石の大きさや当たる角度によってはヒビが入ったり、場合に因っては粉砕にされてしまう恐れがあります。飛び石に遭ったら、まずどれほどの被害であるかを確認しましょう。被害の程度や、一般道か高速道路かによって、その後の対応が変化します。

安全な場所に車を停車させて傷の程度を確認する

一般道であれば、まずしなければならないのは慎重なスローダウン。それから安全な場所に車を停めて傷の状態を確認しましょう。たとえ小さな傷だったとしても、車の振動や風圧により、そこから亀裂が広がる恐れがあります。

被害拡大や視界を大きく妨げる恐れがなければ、とりあえずは走行可能です。高速道路上では、速度域が高いため、被害が拡大しがちです。車の振動や風圧は一般道の比ではないため、できる限り危険でない速度までスローダウンして、走行しながら被害状況を確認しましょう。ちかくにサービスエリアがあれば、そこに避難しましょう。

もし、スローダウンしてもどんどん亀裂が広がったり、割れてしまった場合は、後方を充分確認のうえ、安全を確保できる位置に停車します。ハザードランプと三角表示板を掲示して後方車両に注意を促しましょう。

傷の大きさによってはロードサービスを使う

自走が不可能なほどの被害の場合は、速やかにロードサービスに連絡をして、車をレッカーしてもらいましょう。保険会社のロードサービスやJAFなどが利用できます。

傷ついたフロントガラスの対処方法

フロントガラスの修理方法は、被害の程度によって対応が変化します。およそ1〜2cm程度の傷やヒビで、今以上に被害が大きくならないと判断できる場合はガラスリペアで対処可能です。ただし、小さな傷だとしても、車の振動を受けやすいサッシ付近の箇所や、温度差がある冷暖房の風が当たる箇所、運転の視界を妨げる箇所の場合はフロントガラスの交換が必要になります。

リペアする

傷を確実に修理するなら、ガラスを扱う専門業者にリペアを依頼するのがベストです。ただし、修理できるのは、およそ3cm以下の傷まで。費用は1箇所あたり10,000〜15,000円程度です。

DIYでガラスをリペア

1cm以下の傷であれば、市販のリペアキットを使って自分で補修することも可能です。その場合は1,000〜2,000円程度の出費でガラスを補修することが可能です。リペアの手順は、まず傷周辺を掃除し、補修用透明樹脂を流し込みます。

そして、付属の専用シリンダーを使い、傷部の減圧と加圧をおこない樹脂をしっかりと浸透させます。透明樹脂は紫外線で硬化する薬液であるため、硬化の遅い日陰のほうが作業しやすいでしょう。完全に硬化したあとで余分な部分を削り落としてやることで、小さな傷ならほとんど目立たない程度まで補修することができます。とくに難しい作業ではないため、DIYの心得がある方なら難なくこなすことができるでしょう。しかし、目立つ箇所や大きめの傷の場合は、信頼できるガラス業者に依頼して、しっかりと補修をしてもらうことをおすすめします。

フロントガラスを交換する

3cm以上の傷やヒビ、運転視界を著しく妨げるような傷がついた場合は、フロントガラスをまるごと交換しなければなりません。フロントガラスの交換費用は、およそ10万円以上。断熱ガラスや遮音ガラスを純正採用する車種は、ガラス代が非常に高価になる傾向にあります。車種によっては、中古ガラスや社外ガラスを使うことで、多少出費を軽減させることができます。

フロントガラスの傷と車検について

フロントガラスの損傷状態によっては、車検に通すことができません。車検の合否は下記の「道路運送車両の保安基準」第29条2項に準じて定められます。

自動車の前面ガラスは、損傷した場合においても運転者の視野を確保できるものであり、かつ、容易に貫通されないものとして、強度等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。

つまり、飛び石により損傷して、安全に運転ができる視界と強度が確保されていない場合は車検は通らないということです。具体的にどれほどの傷から車検が通らないかは、厳格に取り決められてないため、車検合否は検査官の目視点検による判断によって決定されます。

運転席前方以外にできた数mmの程度の微細な傷であれば問題はありませんが、目視してすぐに発見できるような傷や視界を妨げるような長くできたヒビ、劣化が進行すると判断できるような損傷では、車検には通らないと考えてよいでしょう。

まとめ

飛び石を受けてしまったら、驚いて急ブレーキなどを踏まないように気をつけ、安全な場所に停車して被害状況を確認しましょう。状態に応じてリペアかガラス交換かを選択します。ガラス交換は車両保険の対象となるため、保険を使っての補修も可能です。

ランクは1等級下がってしまうものの、高額になりがちなガラス交換の際には検討してみるとよいでしょう。飛び石による損害は過失の特定が難しいため、仮にドライブレコーダーに詳細な記録が残っていたとしても相手側に賠償させることは難しいのが実情です。飛び石を受けないようにするには、車間距離やスピードの出しすぎに注意するなど、事前対策が有効です。