ランサーエボリューションⅧ(CT9A型)を徹底解説!その隠れた魅力を解き明かします!

2018年09月07日

ランサーエボリューションⅧ(CT9A型)を徹底解説!その隠れた魅力を解き明かします!

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今回はランサーエボリューションシリーズの8代目、ランサーエボリューションⅧを紹介します。ランサーエボリューションⅧといえば、開口部の狭いフロントグリルゆえに歴代モデルの中では不人気車となっています。しかし、他のランサーエボリューションとは異なる表情に魅力を感じているユーザーも少なくありません。この記事では、スペックやカスタム例、ユーザーからコメントを紹介しながら、その隠れた魅力に迫ります。

ランサーエボリューションⅧってどんな車?

ランサーエボリューションとは?

ランサーエボリューションⅧは、高性能なターボエンジンを搭載した4輪駆動モデルとして有名なランサーエボリューションシリーズの8代目に相当します。ランサーエボリューションは「ランエボ」や「エボ」と呼ばれることが多く、熱狂的なユーザーから絶大な支持を集めています。

ランサーエボリューションは、WRCに参戦するためのホモロゲーションモデルでした。小型乗用セダンのランサーに、上級車種ギャランに搭載されていた2,000ccのターボエンジンを採用することで登場しました。競技のために生まれたランエボは、現在でもラリーだけではなくダートトライアル・ジムカーナ・ドラッグレースなどの自動車競技で幅広く利用されています。

歴代ランエボ

ランサーエボリューションシリーズは、1992年登場のランサーエボリューションⅠから2015年にランサーエボリューションⅩが販売終了になるまで全部で10代・24年間にわたって販売されました。一般的に、ⅠからⅢ、ⅣからⅥ、ⅦからⅨ、そして最後のⅩの4世代に分けられます。今回紹介するランサーエボリューションⅧ(以下、ランエボⅧ)は、第3世代の中期型です。

なお、CARTUNEにはランエボⅥランエボⅦランエボⅨランエボⅩのカスタム紹介記事があります。また、頭文字Dに登場するランエボⅢ頭文字DのランエボⅣからⅦなどの記事も公開しています。こちらもぜひ、ご覧ください。

ランエボⅧとWRC

ランサーエボリューションは、WRC(世界ラリー選手権)で勝利するために生まれた車です。ゆえに、ランサーエボリューションとWRCは切っても切れない関係がありました。しかしながら、三菱自動車は2002年の年末にWRCへの出場休止を発表しました。

その存在の意義が危ぶまれるという逆境の中、ランエボⅧは2003年1月に登場しました。苦しい状況をばねにして、新たに6速MTや進化したスーパーAYC(アクティブヨーコントロール)などの装備を追加し、総合的な戦闘力を向上させています。WRCへの出場停止という逆境の中でもランエボⅧが登場したことが、三菱自動車が2004年に再びWRCに参戦するきっかけになったと言えるでしょう。

ランサーエボリューションⅧの進化

ランサーエボリューションは、その名の通り「進化(エボリューション)」を続ける車です。ランエボⅧも先代ランエボⅦから大きく進化しています。どのような進化を遂げたのかわかりやすく解説いたします。

エボⅧの心臓、名機4G63エンジン!

ランサーエボリューションⅧの心臓は、ランエボⅠの時代から受け継がれてきた4G63型2L直列4気筒ターボエンジンです。エンジンブロックは頑丈な鋳鉄製で、過激なチューニングにも耐えることができます。先代のランサーエボリューションⅦと比べると、最高出力は280馬力のままですが最大トルクは39.0kg・mから40.0kg・mに増加しました。

スーパーAYC

ランエボⅧはランサーエボリューションⅣから採用されたAYCを進化させたスーパーAYCを搭載しています。AYC(アクティブ・ヨー・コントロール)は、左右の後輪への駆動力を変化させて旋回性を向上させるシステムです。スーパーAYCは内部構造を見直すことで、左右のタイヤに割り振る駆動力の変化量を2倍に増やし、旋回性を向上させています。

その他改良

エボⅧはエボⅦと比較すると、トランスミッションの6速化や大型アンダーカバーによる空気抵抗の低減などが行われました。また、カーボン製のウイング採用などで軽量化も行われています。エボⅧの改良版であるランサーエボリューションⅧ MRは、積極的なアルミパーツの採用で第3世代(CT9A型)ランエボの中で最軽量モデルとなっています。

ブーレイ顔

「ブーレイ顔」とは、ランエボⅧで採用されたと呼ばれる富士山形のグリルです。グランディスコルトなど、この時代の三菱車に幅広く採用されたデザインです。この特徴的な形のグリルは、第3世代ランエボからエボⅧを見分ける識別点です。しかしながら、グリルの中央を覆ってしまう形状ゆえに冷却性能の低下や空気抵抗の増大を招き、走行性能を何よりも重視するランエボにとっては退化であると指摘する声もありました。

ランサーエボリューションⅧのグレード&スペック

ランエボⅧには3つのグレードが用意されていました。また、発売開始から13か月後の2004年2月にはランサーエボリューションⅧ MRに進化しました。ここでは、それぞれの価格や装備を比較検討します。

  • 快適装備や電子制御を取り除いた漢の競技車 RS 5MT
  • ランエボ史上初の6速モデル RS 6MT
  • 公道走行を前提に快適装備を備えたグレード GSR

RS

RSは、ランサーエボリューションで受け継がれる競技ベース車のグレード名です。5MT車は世界トップレベルの走行性能にもかかわらず2,740,000円という手の届きやすい価格が魅力です。エアコンやパワーウインドウといった快適装備はもちろん、助手席エアバッグやABSも取り除いて軽量化しています。

ランサーエボリューションとして初めて6速マニュアルトランスミッションが採用された6MT車は、ランエボⅧで3,160,000円、ランエボⅧ MRで3,275,000円という価格設定でした。6速マニュアルトランスミッションは、2~4速を接近させて加速重視にし、6速は従来の5速よりも高くすることで最高速の向上を図っています。

GSR

GSRは、快適装備を搭載した上級グレードです。快適装備のために車重が重くなっていますが、それでも十分以上の性能を誇ります。ランエボⅧで3,298,000円、ランエボⅧ MRで3,398,000円です。フロントフォグランプ、キセノンヘッドライト、助手席エアバッグ、ABS、EBD(電子制御動力配分装置)、フルオートエアコン、パワーウインドウ、集中ドアロックなど、様々な装備が装着されました。

ランサーエボリューションⅧのカスタム紹介

だーよしさんのランサーエボリューションⅧ MR カスタム例

だーよしさんの愛車は、C-WEST製のエアロで引き締めたランエボⅧ MRです。「ブーレイ顔」を変えるために社外バンパーを取り付けるカスタムはエボⅧの定番ですね。だーよしさんのエボはスモークレンズがさりげなく個性を主張しています。ランエボシリーズではランエボⅧ MRにだけ使われた「ミディアムパープリッシュグレーマイカ」のボディが、スモークレンズと相性抜群です。

工場長さんのランサーエボリューションⅧ カスタム例

工場長さんはオレンジ色に全塗装したランサーエボリューションⅧに乗られています。日々進化を続ける工場長さんのランエボは、工場長さんの愛情が詰まった一台です。ホイールとフェンダーのラインが美しいですね。

ちゃんなえさんのランサーエボリューションⅧ カスタム例

ちゃんなえさんのランサーエボリューションⅧです。ブラックのボディに緑のイカリングヘッドライトという組み合わせが斬新ですね。実は、ヘッドライトユニットの内部も緑色に塗装されています。他の車と差別化したいという方におススメのカスタムです。

おわりに

いかがでしたか?発売開始から15年以上経過しても、ランサーエボリューションⅧは多くの人を惹きつける姿が印象的でした。ランエボⅧの中古車はまだ比較的たくさん存在します。興味を持った方は、是非情報を探してみてください。