2019年03月30日 (更新:2021年12月20日)
スズキの生み出した名機!K6A型エンジンのご紹介です!
24年に渡って第一線で活躍したK6Aエンジン。今回はその魅力を通してここまで活躍できた理由や、エンジンの特徴を皆さんと見ていきますよ。また、長い歴史があるのでチューンも盛んに行われています。ここではその一部もご紹介いたします。
K6Aエンジンとは!
従来のF型エンジンの後継モデルとして1994年に登場したのがK6A型エンジンです。このK6Aエンジンは、ワゴンRからハイパワーモデルであるアルトワークス、オフロードタイプのジムニーまで幅広く搭載されました。
K6AエンジンはSOHCのF型からDOHCへ進化、素材は従来の鋳造からアルミに変更されています。これにより、従来のF型エンジンと比べて11㎏の軽量化を達成、シリンダーもオープンデッキとなり冷却効率が向上しています。
また、耐久性があり、交換の必要がないタイミングチェーンをスズキとして初めて利用したエンジンでもあります。K6Aエンジンの特徴は何といってもその耐久性の強さです。そのため、チューニングエンジンとして人気が高く、ケーターハムにも提供されているエンジンです。
チューニングパーツ
ここからは、K6Aエンジンのチューニングパーツを紹介していきます。
ブーストアップ
K6Aで最もおススメのチューニングはブーストアップです。ノーマル状態でも1.1キロのブーストを掛けられるK6Aエンジンですので、ブーストアップのみでも大幅なパワーアップが出来るでしょう。しかし、ブースト圧を上げすぎるとエンジンの故障にもつながるので注意が必要です。また、ブースト圧が掛かりすぎるのを防ぐために、ブーストメーターも装着することをおススメします。
ECU書き換え
ECUの書き換えにより大幅なパワーアップが期待できます。数万円で10馬力以上の馬力UPが見込める、コスパの高いチューニングです。
メタルガスケット
メタルガスケットは従来のガスケットと比べ耐久性に優れています。ブーストアップなどを行い、エンジン内部の負担が増えてしまうような場面で、ガスケット抜けなどを抑えてくれるパーツです。
鋳造ピストン
ピストンは、エンジンの中でも特に強い力を受ける部分です。高い強度を持つ鋳造ピストンに変更することでより高出力に耐えうるエンジンとなるでしょう。
吸排気パーツ
比較的簡単に交換が可能なのが吸排気パーツです。エアクリーナー マフラーの交換のみでもパワーアップを実感することが出来ます。
エアクリーナー
純正交換タイプは純正ボックスをそのまま利用し中のフィルターのみを交換するため簡単に交換することが出来ます。
キノコ型はエアクリーナーをむき出しの状態で取り付けるタイプです。純正交換タイプと比べ、多くの空気を吸い込むことが出来るため、パワーを出しやすくなります
マフラー
純正のマフラーは騒音問題などから抜けが悪いものが装着されている場合が多いです。抜けが良い社外マフラーに交換することにより、パワーアップさせることが可能になります。しかし、マフラーのみ抜けがいいものに交換をすると、抜けが良すぎてしまい逆にパワーダウンをしてしまう場合があります。マフラーを交換する際にはエアクリーナーと同時交換をおすすめします。
カーチューンユーザーのエンジンルーム
魅力たっぷりなK6Aエンジンですが、カーチューンユーザーの皆さんはどのようなチューニングをしているのでしょうか?エンジンルームを拝見してみましょう!
かなり迫力のあるエンジンルーム。エアインテークが大きくなったことで、高回転の吸気もスムーズになります。
K6Aエンジンのインジェクターを交換していますね。噴射燃料量が増えるので、パワーアップにつながります!
YouTubeにてバックタービン使用を発見!!
K6Aエンジンにバックタービンを装着しています。軽自動車らしい可愛い音ですが、高回転での吹け上りがいいですね。バックタービン仕様とすることで迫力も出ていますよ。
まとめ
K6Aエンジンは全てアルミ製で軽量、高回転型まで回る運転していて楽しいエンジンです。そのため、いまだに人気が高くファンも多いことからチューンパーツも豊富。自分好みに仕上げられる、愛着の湧くエンジンだといえるでしょう。今回紹介したパーツ以外でも、タービン交換、コンピューターの交換など多くのチューニング方法があります。是非この記事を参考に愛車のチューニングを行ってみてはいかがでしょうか。