見た目を華やかに!車のラッピングについて紹介します | CARTUNEマガジン
見た目を華やかに!車のラッピングについて紹介します

2019年01月14日 (更新:2020年08月27日)

見た目を華やかに!車のラッピングについて紹介します

ラッピングフィルムと呼ばれるものを使うことで車の見た目を華やかにすることができます。そこで今回は、車のラッピングについて、特長や魅力、メリット・デメリット、そして業者の施工費用やDIYの費用・手順などを紹介します。

カーラッピングとは

7048 (直し屋)さんのエブリイワゴンDA17Wの画像
7048 (直し屋)さんのエブリイワゴンDA17Wの画像

まずはカーラッピングとはどのようなものかについて説明します。

車の外装にフィルムを貼ること

カーラッピングとは車の外装に専用のフィルムを貼ることです。専用のフィルムはラッピングフィルムとも呼ばれています。街中を走っていると、知っている車での少し個性的なボディカラーリングになっていたり、アニメのキャラクターデザインが堂々と貼られている車を見かけたことの方も大勢いらっしゃることでしょう。それらの多くはこのカーラッピングを用いて生み出されたデザインです。

カーラッピングの特長・魅力

カーラッピングの特長はボディに貼りつけることで外装のカラーリングやデザインを変更することができる点にあります。ラッピングフィルムのボディ側は粘着剤が付いていて、それをラッピングした車のボディに貼りつけることでカーラッピングをすることができるのです。

ラッピングにフィルムにもいろいろな種類がありますので、単色や2色以上でのカーラッピングはもちろんのこと、設備を用意すれば痛車のようなラッピングなどをすることもできます。車の外装は塗装によって色付けされていますので外装のカラーリングを変えるとなると塗装しなければと思いがちですが、塗装は手間・時間・費用が非常にかかる作業です。

だからこそ、ボディの塗装を弄ることなく貼りつけるだけでドレスアップを楽しむことができる点はカーラッピングの大きな魅力と言えるでしょう。

デメリット・注意点

上記のようなメリットがある一方でデメリットも存在します。まずデメリットの1つは車に貼りつけたラッピングが経年劣化することです。

屋内で管理している車でもない限り、日光や雨そして道路の砂埃や泥などに晒されることとなります。屋内管理の車であってもドライブに出かければ汚れることは不可避です。そのため、カーラッピングを施したらそれは永久的ではなく、ある程度の期間でラッピングを張替えるなどのメンテナンスが必要となります。

また、洗車の際には洗車機を使用せずに手洗い洗車をしなければならないということもデメリットの一つといえるでしょう。

業者に依頼した場合のカーラッピングに掛かる費用

Laplus Designさんの画像
Laplus Designさんの画像

カーラッピング施工業を行っている業者にカーラッピングの依頼をした場合の費用は、車両のタイプとその業者の料金設定によって決まるのがほとんどです。そこでカーラッピングを行っている某業者のホームページにて説明されている料金表を見てみると、次のようになっていました。

車両クラス施工価格
スモールクラス345,000円~
コンパクトクラス389,000円~
ミドルクラス458,000円~
ラージクラス586,000円~

表の上のクラスから順にわかりやすい表現で表すと、

  • 軽自動車・コンパクトカークラス
  • 外車・国産スポーツカークラス
  • 大型セダンクラス
  • 輸入車SUV・国産ミニバンクラス、

という感じです。表には乗っていませんが、プレミアムフルラッピングというコースもあり、このコースだと798,000円~という価格になっています。上記の金額はあくまでも最低価格ですから、オプションのサービスなどを利用すればより高くなることは間違いありません。

自分でカーラッピングする場合の費用

Yoshi_NB1 さんのロードスターNB8Cタイヤの画像
Yoshi_NB1 さんのロードスターNB8Cタイヤの画像

お金を払って業者にやってもらったほうが確実という意見が多いと思いますが、30万円という価格は決して安くはありません、車検3回分くらい通せる金額ですから。そこで登場する選択肢が自分でカーラッピングを施すということです。つまりは最近話題のDIYでカーラッピングをするということになります。以下ではDIYで作業する場合、どれくらいの費用が発生するのかを見ていきましょう。

材料費

材料費つまりはカーラッピングに使用するラッピングフィルムの費用になります。この手の製品の大手メーカーである3Mが製造・販売する3M™ スコッチプリント® ラップフィルム シリーズ1080を例に挙げると、500mm x 750mmサイズで1枚約2,000円ほどです(税抜)。このラッピングフィルムを左右ドアそれぞれに貼りつけようとした場合、少なくとも材料費で4,000円はかかる計算となります。

なお、3M製品は品質の高さとブランド力によって価格設定が高くなっていますので、これよりも安いラッピングシートを使えば半値以下に抑えることも可能です。

工具

作業するにあたっては工具も必要となります。具体的には、カッターやヒートガン、気泡を抜くスキージー(ヘラ)やシリコンオフ(脱脂に使用)に洗車道具etcといったものです。ヒートガンは少し値が張るとしても、それ以外の物は特別高い物でもなければ、自宅に転がっている可能性も高いものになります。ちなみに、モノタロウで5,000円くらいでヒートガンは売られています。

カーラッピングの施工方法

YOHANE・RACING@TSUNE×2さんのカプチーノEA11Rの画像
YOHANE・RACING@TSUNE×2さんのカプチーノEA11Rの画像

カーラッピングに挑戦したい人のため、ここではざっくりとカーラッピングの施工方法を紹介します。

洗車と脱脂を行う

まず初めに洗車と脱脂を行います。カーラッピングを施すための洗車といっても特別な物ではなく、いつも通り洗車してボディを綺麗にしてあげてください。洗車を終えたら、カーラッピングを施す箇所の脱脂を行います。洗車と脱脂をしておけば、フィルムを貼った時の接着性が向上して剥がれにくくなることが期待されるためです。洗車後や脱脂後は、しっかりと拭き取りを行いましょう。

フィルムをカットする

ラッピングに使うフィルムをカットして貼りつけの準備をします。貼りつけに必要なフィルムの面積を確認してからカットするようにしてください。なお、人によっては貼りつけてからカットする人もいるので、やり易い方法を選ぶと良いでしょう。

フィルムを貼りつける

色々フィルムの貼りつけ作業に移ります。粘着面に貼られているリケイ紙を少しずつ剥がしてフィルムを貼りつけたい位置に貼りつけてください。この貼りつける時にスキージーも活用して、空気を抜きながらフィルムを貼りつけましょう。

こうして貼りつけが終わったら、次はヒートガンでラッピングフィルムに熱を当てながらもう一度スキージーでエア抜きを行います。その後、場所によってはフィルムを裏側へ折り返す作業も必要です(例えばボンネット)。

まとめ

Air RepairさんのiQNGJ10の画像
Air RepairさんのiQNGJ10の画像

今回はカーラッピングに関する基本情報をいろいろ紹介しました。単色のラッピングだけでなく、専用の機械(プリンターなど)を揃えておけばデザインの凝ったカーラッピングもできるようになります。DIYでやるための工具も数万円も関わるわけではないので、興味のある方は是非ご自身で挑戦してみてください。

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