2019年01月14日 (更新:2020年09月01日)
カーワックスの効果って実際どうなの?カーワックスの種類と併せて解説します!
身近にあるようで、意外に知らないカーワックスの世界。今回は種類別にカーワックスのメリット・デメリットを紹介します。
カーワックスの種類のおさらい
愛車のボディーをいつでも綺麗にしておきたい。車好きのみならず誰でも思ったことはあるはずです。最近はコーティングが主流になっており、車購入時に施工する方が多いと思います。
そんな市民権を得てきたコーティング車に差をつけたい!という方にはカーワックスをおすすめします。カーワックスにはいくつか種類があり、その特徴ごとでその人に合ったものを使用することができます。また、カーワックスはコーティングと違い自分で施工出来るという利点もあります。
まずは、そんなカーワックスの種類と特徴をおさらいしていきましょう。
固形タイプのワックス
このタイプのワックスは主成分がカルナバロウで、主にツヤ出しや、光沢出しの効果に特化したものとなっています。
半練りタイプのワックス
半練りタイプは上にある固形タイプの成分に、研磨剤をプラスしたものとなっています。ツヤ出しや光沢出しの効果もありつつ、研磨剤のお陰で水アカ落としの効果も追加されています。
スプレータイプのワックス
スプレータイプのものは、半練りタイプと効果は同様です。ですが、ボディーに液剤をスプレーして使用するため、施工の手軽さは群を抜いています。
カーワックスの種類別のメリットデメリット
カーワックスの種類ごとの特徴はおさらいできたと思いますが、次は種類ごとのメリット・デメリットを紹介したいと思います。これを知っていると、より自分に合ったワックス選びをしやすくなると思います。
固形カーワックスのメリット・デメリット
固形カーワックスのメリットは、深いツヤと光沢を出せる点にあります。塗装の保護、見栄えに重点を置いたものになっているので、コーティングなどでは出せないボディーの真の輝きを引き出してくれます。ひとたび施せば、一目置かれるようなボディーになること間違いなしです。
デメリットとして、耐久性に難があることが挙げられます。すぐに落ちやすかったり、油脂が汚れを寄せ付けてしまうこともあるので、こまめなメンテナンスが必要です。
また、自分で施工可能ではありますが、やり方を間違えると余計に塗装へのダメージを与えてしまう可能性もあります。
半練りカーワックスのメリット・デメリット
半練りタイプの良さは、研磨剤が含まれていることです。ワックスは本来、ツヤだしなどの塗装面保護の効果しかありませんが、研磨剤が水アカ汚れを落としてくれるので一石二鳥の優れものとなっています。また軽い小キズくらいなら落とす効果もあるので、よりボディーを綺麗にしてくれること受け合いです。種類によっては、専用クロスにワックスをつけてボディーを拭くだけのものもあり、施工もより楽になっているものもあります。
半練りにもデメリットはあり、1つは固形タイプよりも耐久性が低いという点です。固形カーワックスに研磨剤がプラスされているのは良いことばかりではなく、ワックス効果と清掃効果のどっちつかずの状態になってしまうということです。つまり純粋なツヤだし効果を求めるなら、固形タイプのほうが良いということです。
もう1つは、強くこすり過ぎたり、何度もこすったりすると、塗装を痛めてしまうことがあります。これも研磨剤を混ぜたことによる背反ですが、塗装表面を薄く削っているのでやりすぎると塗装ごと削ってしますことになりかねません。
スプレーカーワックスのメリット・デメリット
スプレータイプのメリットは何と言っても、施工の手軽さです。ボディーが濡れていても施工可能で、拭きあげもとてもラクです。ムラにもなりづらく、ムラを見つけてもスプレーひと吹きで簡単に修正可能です。施工時間も上2つのワックスよりも断然短くあがります。
そんなスプレータイプのデメリットは、耐久性が最弱という点です。固形、半練りタイプの中で最も耐久性が低く、手軽さゆえの弱点となっています。
また、スプレーした液剤が風に流されやすく、ガラスなどに付着し油膜を作ってしまうこともあります。ツヤだし効果も今ひとつであるものが多く、固形タイプと比べると効果差が出てしまいます。
まとめ
主に3つの種類に分けられるカーワックスですが、どれも特徴があり、得意不得意があります。
絶対的なツヤだし性能をとるなら、固形タイプで決まりです。ツヤを出しつつ、ボディーも綺麗にしたい欲張りな方には、半練りタイプをおすすめします。とにかく簡単かつスピーディにワックス掛けをしたい方は、スプレータイプです。
皆さんはどのタイプのものが合うでしょうか?自分に合ったカーワックスを見つけて、愛車のボディーをより輝かせることが出来れば、いつものカーライフもより楽しくなると思います。