2018年12月05日 (更新:2024年07月30日)
タイヤのひび割れは危険!タイヤのひび割れについて徹底解説します!
タイヤはただ減ることが問題ではありません。最も深刻なのがひび割れです。タイヤのひび割れという現象はゴム製品であるタイヤにはつきものと言って良いでしょう。「まだパンクしたわけではないし、山もあるから大丈夫」と思っていると、大きなトラブルに発展する場合もあります。今回はタイヤのひび割れについて解説していきます。
タイヤがひび割れることってあるの?
タイヤは、様々な材料からできたゴム製品。古くなった輪ゴムがひび割れるのと同じように、タイヤも時間の経過とともに劣化するので、ひび割れが発生することも決して珍しくありません。一口に「ひび割れ」といっても、継続して使用しても問題ないものから、タイヤ内部のコードまで達する危険なものまで大小様々な症状があります。タイヤは車の生命線。不安に感じたらすぐにタイヤ交換に踏み切るのが良いでしょう。
ひび割れの原因は?
ヒビ割れの主な原因は5つ。
- 経年劣化(時間経過)
- 直射日光(紫外線やオゾン)
- 空気圧不足(折れ、曲がり)
- 過負荷(重量超過)
- 過度な洗車(タイヤの油分抜け)
いずれもゴムの劣化が原因です。タイヤは生ものですから、キチンと管理をしたいものですね。
ひび割れをそのままにしていると危険!!
知らないうちに空気が抜ける!?
タイヤのひび割れをそのままにして走行していると、少しづつ空気が抜けるスローパンクチャーの危険があります。最初は大した問題ではないと思っていても、空気圧が低い状態で高速走行を続けると、バースト(破裂)してしまう可能性も少なくありません。ヒビ割れを発見したら早めの対処を心掛けましょう。
空気圧のチェックはこまめに行う
常に空気圧をチェックしていれば、何らかの原因で空気漏れが起きていればすぐわかります。空気圧チェックの大切さがわかりますね。
空気圧が低いとタイヤがバーストする理由
空気圧が低い状態で走行すると、タイヤのたわみ(変形)が大きくなり発熱します。その結果、熱と変形量に耐えられなくなったタイヤはバーストしてしまうのです。この現象を「スタンディングウェーブ現象」といいます。そして、バーストせずとも、接地面がめくれるセパレーション(はく離)を起こすなどの危険もあります。
空気圧チェッカー
スタンドに行かなくても自分で手軽に空気圧を計れる「空気圧チェッカー」がアマゾンなどの通販サイトで購入できます。これなら、タイヤの異変もすぐに気が付けますね!
カシムラ タイヤ空気圧センサー
タイヤの空気圧と温度をリアルタイムで監視できるワイヤレスモニタリングシステムで、タイヤセンサーも簡単に取付が可能です。本体モニターはUSB充電とソーラーで充電でき、ワイヤレスセンサーの電池交換も可能となっています。かなり本格派ですが、走り好きなら是非装備しておきたいマストアイテムです。価格は16,200円です。
タイヤの交換時期は使用期間ではない?
このようなひび割れ症状が出たら、早めに新しいタイヤに交換しましょう。タイヤの交換時期はタイヤの使用期間だけではなく、走行距離や使い方によっても大きく異なります。
購入して1年しかたっていない場合でも、走行距離が多かったり、激しい使い方をすることで、交換時期は早まることも少なくありません。勿論あまりにも危険な状態であれば車検も通りません。
日頃からタイヤの状態をチェックし、ひび割れや片減りなどの異常を早めに認識して、交換するべきかどうかを判断しましょう。
ローテーションは大切
長く使用するためには定期的なローテーションが必要になります。ローテーションは車の駆動方式によって異なりますが、一般的には前輪と後輪、左右をクロスして行います。これによって、タイヤの減りの偏りによって車検が通らないケースを避けることができます。
まとめ
新品タイヤが激安だからと安易に通販で購入すると、ひび割れが生じていることもあります。
たとえ未使用のタイヤであっても、製造から長期間たっていたり、保管方法が適切でないとひび割れは起こるものです。購入時には、かならずひび割れのないことを確認してもらうようにしましょう。
タイヤのひび割れは放置すると事故に直結するもの。タイヤメーカーのCMで「タイヤは命を乗せて走るもの」なんてフレーズがありますが、まさにその通りですね。