2020年07月29日 (更新:2023年11月16日)
フロントガラスにフィルムを貼っても大丈夫?施工の値段はどのくらい?
ショーカーや雑誌の表紙でカーフィルムを全面に施工してある車を見てカッコイイと感じたことがありませんか?興味はあっても、ディーラーにあるのはリア三面のメニューのみで二の足を踏んだ方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、フロントガラスのカーフィルムの車検適合と費用について調査してみました。
ドレスアップカスタムとして人気のカーフィルム
従来のカーフィルムといえば、車内が外から見えないようにしたり重厚感を出すために黒色のフィルムを貼るのがほとんどでしたが、最近では鏡のように反射するミラータイプや色のついたカラータイプが大人気です。
ボディカラーに合わせたり奇抜な色をチョイスすることで、車の半分ほどの面積を占めるガラス部分をカスタムに利用できるため個性的な車に仕上げることができます。
また、カラーフィルムはフロントガラスにも貼り付け可能な商品も発売されており、これまでのリア3面からウィンドウ全体をドレスアップできるようになったことで、非常に人気となっています。
フロントガラスにフィルムを貼ってはいけない?
フロントガラスにフィルムを貼り付けること自体は、違法改造とはなりません。
現行法では、仮にスモークが入っていたとしても、可視光線透過率が70%以上であれば、フロントガラスへの貼り付けは可能になっています。
注意すべき2つのポイントとは?
施工する際はこれらの2点に十分注意する必要があります。これらをクリアしていないと公道を走行できませんので注意しましょう。
1つ目は、フロントガラスだけでなく、運転席側と助手席側のサイドウィンドウ2面も、この可視光線透過率が70%以上でなければならないこと。
2つ目は、フィルム自体の可視光線透過率が70%以上だったとしても、ウィンドウの可視光線透過率によって、実際に貼り付けると70%を下回ることもあること。
カーフィルムの施工はプロに!料金相場は?
カーフィルムを自分で貼るのは難しい?
カーフィルムを貼り付けると聞くとなんだか自分でできそうな気もしてきますよね。
ですが、いざDIYでチャレンジしようとすると、フィルムとガラスの間にゴミが入り込んでしまったり、気泡が入って汚くなったりと、非常に難しい作業であるということがわかります。
さらに、フィルムをカットするのも非常に難しくなっています。素人がフィルムをカットすると縁がどうしてもガタガタになってしまうのです。窓のサイズは車種によって全く違うので、熟練された技術が必要です。
また、ヒートガンやカーフィルム施工用のヘラなど、貼り付けに必要な道具も購入する必要があり、それなりにお金がかかります。
さらに、汚く貼り付けてしまうと可視光線透過率が大幅に低下する可能性も。車検に通る車に仕上げるためにも、プロにお願いするのがベストです。
プロにお願いした場合の料金相場
国産普通車リア3面 | 国産普通車フロント3面 |
---|---|
¥35,000〜 | ¥45,000~ |
プロに施工をお願いした場合、通常のスモークのフィルムを貼ろうとすると上記のような値段になります。
特殊なカラーフィルムなどを選択すると、そのフィルムの本体価格によってさらに値段は上がりそうです。
※CARTUNE調べ
フロントガラスに人気のカーフィルム
ウルトラビジョン
フロントガラスのカラーフィルムとして憧れるのが、ウルトラビジョンではないでしょうか。アメリカ製のこのカラーフィルムは青っぽい色が特徴で、太陽光や見る角度によって表情を変えるのが魅力。
特に輸入車やボディラインを強調させたカスタムカーとの相性抜群なので、所有されている方は検討してみてはいかがでしょうか。類似品が多く発売されているので、正規品ではないフィルムを購入しないように気を付けてください。
ゴースト2
ブレインテック社のゴースト2も人気のカラーフィルムで、上記で紹介しているウルトラビジョンよりもコストパフォーマンスが良いのが魅力です。基本的に紫色に反射しますが、オーロラタイプとも呼ばれており、グリーンやレッドに見えることもあります。
晴れた日にはかなり強く発色するため車検に通るのか心配になることもあるくらいですが、可視光線透過率は70%以上になっているので安心して取り付けるが可能です。
自分で施工したいという方がみえるかもしれませんが、このゴースト2フィルムは硬く、自分で施工することは難しいといわれています。プロにお願いするのが安心ですね。
ウィンドウフィルムは新たなカスタムパーツ
カラーフィルムは、フロントガラスに貼り付けても可視光線透過率が70%を切らなければ合法。車の見た目を一気に変更できる画期的なカスタムパーツです。
DIYで挑戦したくなる気持ちもわかりますが、自分でフィルムを貼り付けるにはかなりの技術が必要。プロに最初からお願いする方が、結果的に時間もお金もかかりません。
雰囲気がガラッと変わりますので、ぜひお試しあれ!