タイヤってどれがいいの?いろいろ比較してみました! | CARTUNEマガジン
タイヤってどれがいいの?いろいろ比較してみました!

2019年09月01日 (更新:2020年08月14日)

タイヤってどれがいいの?いろいろ比較してみました!

タイヤは、多くのメーカーから色々な種類のタイヤが販売されており、価格にも大きな幅があります。タイヤの性能も、タイヤ種類と同じ数あり、何がどう違うのか比較してみると、意外な事実を知ることができます。

タイヤの価格

T.M  まさるさんのモビリオスパイクGK1の画像
T.M まさるさんのモビリオスパイクGK1の画像

タイヤの価格は、メーカーの違い、サイズの違い、そしてブランドの違いにより大きく異なります。特に同じサイズでも、メーカーやブランドでも大きく価格は異なり、選ぶ時にはどれを選べばよいか迷ってしまうでしょう。

一番の違いとしては、同一サイズにおいて値段が高いタイヤと値段の安いタイヤでは、その性能に大きく差があります。また、国産ブランドのタイヤと最近多くなったアジアンタイヤと呼ばれる格安タイヤとの価格差は、かなりの開きがあります。

メーカーによって価格差はある

タイヤの価格は、メーカーにより差があります。

これは、どんな商品でも言えることで、ブランドや信頼度で価格差は生まれてきます。カバンや衣類、時計もそうですが、ブランド力があれば当然高くなるように、タイヤもメーカーブランド力があるほど価格は高くなります。

価格の高いタイヤメーカーは、より多くの研究開発費を使い、安いタイヤメーカーと性能が異なっています。

性能と値段は比例する

同じメーカーで同一サイズのタイヤでも、価格に差があります。この場合はタイヤの性能と値段が深くかかわっています。

ユーザーが求める商品はそれぞれ異なるので、ユーザーの嗜好に合わせ豊かなバリエーションを用意しています。

値段が高いタイヤは、ドライ路面やウェット路面でのグリップ力や静粛性といった性能面で値段が安いタイヤより勝っています。

しかし、どんなに高価なタイヤでもトラブルに無縁ということはありません。

タイヤは、値段に関係なく消耗する商品であり、バーストやパンクも低価格タイヤと同じように起こります。

タイヤ性能には、安全性を左右するグリップ力、快適性を左右する静粛性、そして燃費を左右する転がり抵抗が求められ、これらの性能が上がれば比例するように価格も上がっていきます。

タイヤの性能

イカ焼きさんのbBNCP30の画像
イカ焼きさんのbBNCP30の画像

タイヤの種類を大きく分けると、夏用タイヤ・冬用タイヤ・オールシーズンタイヤに分かれます。これらのタイヤは、それぞれの用途に合わせてタイヤの性能を変えています。

夏用タイヤでは、グリップ力・静粛性・耐久性のタイヤの性能を比較し、冬用タイヤでは雪道や凍った路面でのグリップ力の性能が比較されます。

同じタイヤメーカーの中でもタイヤ性能を変えることで、ユーザーが求めるタイヤを幅広く販売しているのです。

また、強調されている性能が同じでも、メーカーが異なれば全く違う味付けとなります。

グリップ力

SENAさんのWRX STIホイールの画像
SENAさんのWRX STIホイールの画像

グリップ力にはドライ性能とウェット性能に分けられます。

基本的にグリップ力と転がり抵抗は相反するものであり、転がり抵抗が少なければ燃費が良くなりますがグリップ力は落ちます。

反対に、転がり抵抗が上がればグリップ力が上がり、滑りにくいタイヤとなりますが燃費の悪いタイヤになります。

具体的に、グリップ力のあるタイヤは、ドライグリップ性能を追求した場合、柔らかいコンパウンドでトレッド面を広くしています。

ウェットグリップ性能を上げる場合は、効率よく排水するために、トレッド面のデザインを考え、柔らかいコンパウンドを採用しています。

ただし、グリップ力を追い求めれば、柔らかいコンパウンドは早く消耗し、耐久性が劣ることになりますから、各メーカーでは、コンパウンドの配合を研究し、ドライでもウェットでもグリップ力を発揮しつつ、耐摩耗性をを上げるタイヤを開発しています。

現在のタイヤは、極端なドライ寄りやウェット寄りのタイヤは少なくなっていますが、一般道路を走行する場合は、高速道路のハイドロプレーニング現象の予防からウェットグリップ性能の高い製品が良いでしょう。

静寂性

コンフォートタイヤは静粛性の向上を掲げたモデルが多く、高級車に装着されることが多いです。

特にプレミアムコンフォートと呼ばれるジャンルのタイヤは、高速走行時に高い安定性と極上の静粛性を持ち、路面からの衝撃を吸収して最高の乗り心地を提供します。

タイヤの発生するノイズには、ロードノイズとパターンノイズがあり、それぞれのメーカーでは、この2つのノイズを減らすために研究を行っています。

ロードノイズは、路面の凸凹がノイズとなって聞こえてくるので、トレッド面のゴムを柔らかくすることで、解決することができます。

そしてパターンノイズは、排水用の溝を太くすればするほど大きくなる傾向にありますが、細くしてしまうと排水性が悪くなり危険なタイヤとなってしまいます。

そこでメーカーでは、コンピューターを使いパターンノイズの出方を解析して、排水と騒音のバランスを考えた設計を行い、人間が不快に感じる音を低減させています。

耐久性

耐久性が高いタイヤとは、摩擦によりタイヤが減るのが遅いロングライフのタイヤをさします。

アメリカが設けた性能基準で「UTQG表示」がというものあり、タイヤのサイドウォールに、TREADWEAR(トレッドウェア)の表示があるモデルがあります。

このトレッドウェアは、耐摩耗性能を示しており、40~460の数値で摩耗性能が表示されています。

100が基準値で数字が大きくなれば耐摩耗性が優れていることになり、日本で販売されているスポーツタイヤでも150以上の表示があります。

特にロングライフのタイヤであれば400を超えるタイヤも販売されており、耐摩耗性を見る良い目安となります。

ただし、耐久性が高いタイヤは、路面に食いつく力が少ないので、グリップ性能が耐久性のないタイヤより劣ります。

これからどのようなタイヤを購入するべきか

としトシさんのシルビアS14タイヤの画像
としトシさんのシルビアS14タイヤの画像

基本的に純正サイズを基にタイヤ選びを行いますが、タイヤの性能は同じサイズでも数多くあるので、車をどのようなステージで使うかによって選び方が変わってきます。

タイヤの好みは、乗り心地や静粛性を優先する人や、燃費の良くなるタイヤが欲しい人、そしてハイグリップタイヤが欲しい人に分かれますから、自分の望む性能を多くのメーカーと比較してタイヤを選ぶようにすればよいでしょう。

まとめ

タイヤのいろいろな比較をしてきましたが、タイヤは運転する人や同乗者が安心して快適に車に乗るために欠かせないパーツであり、特徴もいろいろあります。

タイヤには多くの性能が必要とされるので、購入者はそれぞれの特徴を比較検討してタイヤを選ぶことが大切です。

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