2019年09月01日 (更新:2020年08月21日)
チューニング大好き編集部が送る「さくっと」できるチューニングアップ〜アルミテープチューン編〜
トヨタが効果アリと発表したことで話題になった「アルミテープチューン」。 では、そんなアルミテープチューンって本当に効果があるのか、アルミテープはどこに貼ればいいのか?そこのところを詳しく解説します!
アルミテープチューンって?
2016年9月、86(ハチロク)がマイナーチェンジを迎えたのに合わせてトヨタから驚きの情報が公表されました。それは「車体にアルミテープを貼ることで空力コントロールができる」(=アルミテープチューン)というものでした。
ネットを中心に話題になったので覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。トヨタ曰く、空気は+に帯電しているため走行中の車は同様に+に帯電しやすくなり、そのままでは車体回りの空気の流れを乱してしまうのだそうです。
そこで導電性のあるアルミテープを車体に貼ることで放電を促し、空気の整流をすることでタイヤの接地性、操舵応答性といった走行性能の向上に結びつけることが可能なようです。これがいわゆる「アルミテープチューン」です。
アルミテープチューンには本当に効果があるの?
本当に効果があるのかどうか、誰もが気になるところですが、実際に新型86(ハチロク)・ノア・ヴォクシー・レクサスRXなどに新車時からアルミテープチューンされており、わざわざコストをかけてまでやっている以上効果があることは間違いないでしょう。
また、安価で売られているものを使ったアルミテープチューンなので、半信半疑ではありつつも実際に愛車に貼ってみた人も多く、効果の大小はありますが走行安定性や燃費の向上を実感したという声が上がっています。自動車評論家やプロのレーシングドライバーなどからもアルミテープチューンについて同様の意見が出されています。
気分的な問題もあるのかもしれませんが、安価にしかも手軽に効果を確かめられるのなら、アルミテープチューンをやってみる価値はあると言えるでしょう。
アルミテープチューンはDIYでできる?
このチューンに使うアルミテープは特殊なアルミテープというわけではありませんのでホームセンター等で入手可能なもので大丈夫です。
ただし、注意しておきたいのが導電性の有無です。アルミテープチューンは電気を逃がすことが目的ですので、100円ショップなどで安価に売られているものでは導電性がなく、アルミテープチューンの効果が弱まる可能性があります。
3mで1000円強ほどしますが3M(スリーエム)社や寺岡製作所、ニトムズが製造している導電性のあるアルミテープがオススメです。また、アルミテープチューンの発端となったトヨタも純正部品としてアルミテープを出しているので、より高い効果を狙いたい場合は、ディーラーもしくはAmazon他通販サイトで購入してみてもいいかもしれません。
コチラの価格はバンパーに貼るタイプで1枚500円程度です。純正部品とは言えアルミテープなのでそこまで高くはないですね。
アルミテープはどこに貼れば効果が高い?
肝心のアルミテープを貼る位置ですが、トヨタによれば、
- ステアリングコラムカバー
- 前後バンパーの四隅
- フロントウィンドウ下
が特に効果があるようです。また、給排気系や足まわり、タイヤハウス、ホイールからエンジンのCPUやヒューズボックスといった電装系に至るまでさまざまな所で効果が得られるようです。
オススメのアルミテープチューンとしては、まずどこか一箇所に貼ってみて、効果が確認できたら他のところでもアルミテープチューンを試してみる、という方法が良いでしょう。効果があるかもわからないのにいろいろな所に貼ってしまっては、どこのアルミテープが効いているのか分からなくなってしまいますからね。
また、アルミテープチューンにおけるアルミテープの切り方ですが、ただ短冊状に切り出すのではなく、アルミテープに多くの角ができるような切り方(スリットを入れる、トヨタ純正品風に切る)をすると放電効果がより期待できます。
終わりに
いかがでしたでしょうか。他のカスタマイズ・チューンアップと違い、容易に手に入る材料で実験感覚で試せるアルミテープチューン、どこが一番効果があるのかを探す、切り方を工夫してみるなど楽しみながらできるところが良いですね。皆さんも是非やってみてください!
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