2019年02月17日 (更新:2022年10月26日)
柿本のマフラーの特徴を解説!みんなが選ぶその魅力は?
チューナーの間では、マフラーと言えば柿本ブランドです。柿本マフラーはなぜ人気なのか、その特徴と魅力を解説していきます。
マフラーといえば柿本!
柿本は、カキモトレーシング株式会社という名称で、昭和50年に大阪府で創業しました。
「柿本改」というブランドロゴが特徴的で、柿本の製品は7スピリッツ3ハイという理念に基づき製造されています。
7つの理念
- 妥協しないエンジニアリング
- 研ぎ澄まされた感性
- 職人的こだわり
- 良性
- 過激
- 速さ
- 創造性
7つの理念は柿本ブランドの根底にあり、他社との差別化を図ったこだわりを感じられます。ここに3ハイが合わさり、最高のマフラーを製造しています。
3ハイ
- 超高品質
- 超低価格
- 超高性能
年商は5億円を超える超人気ブランドで、トラストやフジツボといった各マフラーメーカーの中でも目立った存在です。
柿本のマフラーの特徴とは?
カキモトレーシングの創業者は、鈴鹿サーキットのコースレコードを幾度も塗り替えるレーサーであり、有名チューナーの柿本由行さんです。
ドライバーやチューナーとして活躍する中、「誰よりも速く走る」ための性能追求として、パーツの製造を始めます。
中でもエキゾーストシステムは、どんなにいいエンジンがあってもエキゾーストが悪ければエンジンの性能を発揮させることはできないとし、特に力を入れています。
速さを求めた結果、生まれた形状
徹底的な性能追求のカタチが柿本改のマフラーを生み出し、大口径マフラーの基礎となる「HYPER80」、性能だけではなく音にもこだわった「HHART SUS 90」を製造します。
これらの製品は、チューナーでありレーサーの柿本氏が本気で欲しいものをカタチにしたもので、単にドレスアップ目的ではなく、速さという性能指針に基づいて設計されたものです。
確実に実感できるマフラー
競技用品としての性能はもちろん高く、JASMA基準へ対応した一般公道用マフラーでも、柿本の味付けを残し、ユーザーの立場に立った製品作りをしています。
使って実感できる柿本マフラーの性能は、ユーザーでもある柿本氏が、本当に使いたくなる製品だけを作り上げている証拠でもあるでしょう。
豊富な柿本のマフラーラインナップ
Class KR
柿本改のこだわりが詰まった、上級クラスのマフラーです。特にマフラーの音に対する柿本のこだわりを最大に実現するため、加速騒音82dbをクリアしながらも、近接騒音90dbを実現し、マフラー交換の際に感じる音量を楽しめます。
音質にもこだわり、美しい澄んだ音を奏でます。排圧や排気効率にも徹底的にこだわり、性能と音、そして外観とマフラーに求められる性能をすべて兼ね備えた製品です。
hyper GT box Rev
ワゴンやワンボックス車に最適なマフラーです。NAエンジンをベースに開発されており、中低速域でのトルクアップとレスポンスの良さが体感できるマフラーです。
砲弾型のデザインにこだわりつつ、砲弾型マフラーでよく使用される、消音のためのインナーサイレンサーを使用していません。
マフラー交換で体感できる高回転域での性能を犠牲にせず、見た目と機能性を両立したマフラーです。
Regu.06 & R
2006年、柿本改は安心できるJASMA基準に適合して、エキゾーストチューニングの醍醐味である音・性能アップ・品質・ルックスのすべてを楽しめるチューニングマフラーを開発しました。それがRegu.06&Rです。チタンマフラーかと思わせる見た目はチタン焼けの色のような青い色の特殊コーティングによるものだそうです。
砲弾型マフラーで乾いた低音が特徴のマフラーです。近接騒音は92dbと数値上ではうるさいマフラーに感じますが、住宅街や公の場所でも耳障りでなく、渋く低い音は柿本マフラーの中ではエレガントで静かに感じます。
こちらもインナーサイレンサーを使わずに見た目と性能を犠牲にしない構造となっており、チューニング初心者から走りを楽しむドライバーまで、幅広く満足できる一品です。
KRnoble Ellisse
柿本マフラーの中では異端な楕円形のテールエンドを持つマフラーです。ロゴプレートにはスワロフスキー社のクリスタルを使い、ドレッシーなデザインが印象的です。
性能面では低速トルクを重視した設計となっており、ストリート走行をメインに活躍します。
高級感のあるデザインと相まって、ドレスアップの欲求をしっかりと満たしてくれるマフラーとなっています。
Kakimoto.R
Kakimoto.Rは、音と性能のバランスのとれたオールラウンドタイプのマフラーです。柿本マフラー特有の重低音サウンドと期待を裏切らないハイトルク・ハイパワーで、柿本改のエキゾーストシステムを不動のものにしました。
Kakimoto.Rの特徴としては、大口径の二重ディフューザーと内燃機構造。二重ディフューザーはエンジンから排出される高温の排気と低温の外気によって、静音効果がもたらされ柿本改の特有の重低音を実現します。
また、大きなタイコが目につきますが、内部の構造はストレート。高回転でハイパワー・レスポンスの実現と中低速のトルクを両立します。内燃機構造は、パンチングパイプ・ステンレスメッシュ・ステンレスウール・グラスウールの4層構造。
排気をスムーズに通して余計な音のみを吸収することでより大きなパワーアップを期待できます。それにより、ストリート・サーキットを問わずに十分な性能を発揮します。
HYPER FULLMEGA N1+Rev.
大人気であるFULLMEGA N1+が生まれ変わり、JASMA基準に適合する砲弾型チューニングマフラーになりました。特徴は何といってもストリート分野で必要とされる中低速のトルクをできるだけ確保しつつも、相反する高回転でのパワーを実現させたこと。
その秘訣はパワーレデューサーと内燃機構造の採用にあります。音量はインナーサイレンサー非採用でJASMA基準ギリギリレベルのレーシーなものに。
ワンオフマフラー
柿本ではワンオフマフラーも制作してもらえます。量産品では適合しない、マフラー交換をしたもののイメージと異なるなど、様々な悩みを解決できます。
「柿本改Super Factory」にクルマを持ち込み、現車確認をしながらの見積もりをしてくれるので、安心して依頼することができます。
まとめ
硬派で爆音なイメージがある柿本ですが、決して耳障りな音ではなく、マフラーの響きは心地よい調べです。
単純なドレスアップや音だけというマフラーではなく、交換することによって体感できるその性能の高さは、柿本マフラーの魅力です。
クルマのチューニングを主眼として、マフラー交換を検討している方にはぴったりのブランドです。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。