2018年12月19日 (更新:2020年08月17日)
初めてユーザー車検を受けるあなたへ!重要チェック項目のご紹介です!
車検にはユーザー車検というものがあることをご存知でしょうか。ユーザー車検とは、自ら運輸支局等に車両を持ち込んで継続検査を受けることです。ユーザー車検は一般的に車検を依頼するディーラー等と比べると整備点検費用が安くなります。今回はそんなユーザー車検重要チェック項目をご紹介します。
ユーザー車検とは
ユーザー車検とは、先程説明した通り自分で運輸支局等に車両を持ち込み継続検査を受けることを指します。では、具体的にユーザー車検とはどのような流れで行われるのかおさらいしておきましょう。
予備検査場で最終調整
運輸支局近辺では運輸支局で行う検査項目と同じ内容の検査を有料ですが行ってくれるところがあります。それが、予備検査場です。自分の車の状態に不安がある場合は、本番前にこちらを活用するといいでしょう。
値段は約1500円~3500円が目安になります。また、こちらの予備検査場は地域によっては存在しない場合があるので、もし利用を考えている方がいたら事前に調べておきましょう。
運輸支局で用紙を作成
運輸支局で用紙をもらい必要項目の記入をします。もらう用紙は通常3枚です。
- 自動車検査表
- 自動車重量税納付書
- 継続検査申請書
書き方の見本が支局内にあるのでそちらを参考にしましょう。
自動車重量税・検査手数料の支払い
自動車重量税分と検査手数料分の印紙・証紙を購入します。購入した印紙・証紙はそれぞれの書類に貼り付けます。
車検の受付
指定の窓口に書類一式を提出します。その際に、ユーザー車検予約を行った時に発行された予約番号を伝えます。万が一、書類に不備があった際は、この窓口で指摘があるので修正すれば大丈夫です。
検査場にて受検
車を検査場に移動して検査を受けます。
車検証の交付
全ての検査に通ったら無事合格になります。書類一式を車検証交付窓口に提出します。代わりに窓口から、新しい車検証とステッカーをもらいます。以上で、ユーザー車検が終了になります。
最低限チェックすべき項目
ユーザー車検を受ける前に最低限チェックする項目があるので紹介します。
灯火類の確認
車の外観に付いている全ての灯火装置が点灯しているかの確認。球切れやレンズの破損がある場合は、新しいものに交換をしてください。また、ヘッドライトは6000ケルビン以下がいいでしょう。
メーター周りの確認
第1にスピードメータが正常に作動することが前提になります。また、シートベルト警告灯やエアバック警告灯などの警告表示が点灯していないかの確認も必須になります。警告灯が表示している場合は、ディーラーに持ち込み修理を依頼しましょう。
タイヤの確認
原則1.6mm以上の残り溝が必要になります。スリップサインを見るとわかりやすいです。また、亀裂・劣化によるひび割れの有無もチェックしましょう。該当する箇所があった場合、タイヤの交換を実施しましょう。
ガラスの確認
フロントガラスやサイドガラスに、飛び石などによるひび割れや損傷が無いことをチェックしましょう。損傷がある場合は交換をしましょう。
オイル漏れの確認
エンジンオイルなどの各種オイルが漏れていないか確認をしましょう。漏れている場合、ディーラーに持ち込み修理の依頼をしましょう。
ブレーキの確認
日頃運転している際に問題がなければ大丈夫でしょう。ブレーキの鳴きは多少でしたら大丈夫です。ブレーキパッドの残量も確認しておきましょう。
よくひっかかる項目
最後に、ユーザー車検でよくひっかかる項目を紹介します。事前にチェックして検査に合格しましょう。不安な場合は、あらかじめ予備検査場を活用するといいでしょう。
ヘッドライトの光軸
光軸とはライトから出る光の向きのことで、走行しているとどうしてもズレてきてしまいます。調整は簡単ですが、不安な方はディーラーに依頼して調整してもらうか、予備検査場で調整してもらうといいでしょう。
サイドスリップ
長距離走っている車や、悪路走行が多い車がよく引っかかります。こちらも事前にディーラーに持ち込み依頼をするか、予備検査場を活用するといいでしょう。
まとめ
ユーザー車検は、ディーラーや整備工場より車検に掛かる費用が安くなります。また、自分で検査を受けに行くため車の知識も付くためおすすめです。初めてユーザー車検を受ける方や、悩んでいる方は是非参考にしてください。