2019年01月22日 (更新:2020年06月05日)
車の警告灯ランプの意味分かりますか?ランプ一覧を解説
車の警告灯は、主にメーター周りに表示されるようになっていますが、普段見ないランプが点灯した経験はありませんか?警告灯はその名の通り車の故障に関わる事柄や、操作を誤った場合に、ドライバーへ警告や指示を促すために点灯します。だからこそ、そのランプの意味や点灯した時の対処法をしっかりと知っておく必要がありますね!意外と知らない人が多い警告灯の意味や対処法を、重要度も含めて解説していきます。
車の基本操作に関する警告灯
まずは基本操作に関する警告灯をご紹介します。
シートベルト
シートベルトの警告灯です。走行中にシートベルトをしていないと光るチェックランプです。必ずシートベルトは締めるようにしましょう。また、後部座席はこの警告灯がつかない車が多いですが、法律上は後部座席のシートベルトも締めなければいけません。法律どうこうではなく安全に関わることですのでしっかり締めましょう!
燃料
こちらは燃料(ガソリン)が少なくなると点灯する警告灯です。このランプが点灯したからといってすぐにガス欠になる訳ではありませんが、ガソリンスタンドまで遠い場合を予測して早めに点灯するようになっていますので、点灯したらすぐにガソリンスタンドに向かうようにしましょう。なお道路交通法では、路上でのガス欠は違反となりますので気をつけましょう!
半ドア
いずれかのドアが閉まっていないことを警告するランプです。そのまま走行すると、走行中にドアが開いて大変危険ですので、このランプが点灯した際は必ずドアを確認をしましょう。
ウォッシャー
ウォッシャー液が不足した時に点灯する警告灯です。ウォッシャー液がなくなっても車の故障などに影響はありませんが、窓が汚れた際になかなか汚れが落ちず、視界の妨げになる場合もありますので、不足したら早めに補充しましょう。
車になんらかの不具合がある時の警告灯
ABS・ブレーキアシスト警告灯
急ブレーキをかけた時にタイヤがロックしハンドル操作が効かなくなることを防ぐABS(アンチロック・ブレーキ・システム)や、その他のブレーキアシストに異常がある時に点灯します。通常のブレーキに問題はありませんが、緊急時に危険が伴いますので、点灯した際はすぐさま修理をしましょう。
エンジン
エンジンを中心に、トランスミッションや吸気、排気システムなどに異常が発生した場合に点灯する警告灯です。このランプだけでは細かくどの部位が故障しているのかわからない場合がほとんどですので、点灯した際はすぐに点検や修理をしてもらうようにしましょう。
早めの修理をしよう!
上記2つの警告灯は、車の不具合を知らせる警告灯です。よって、放置しておくと状況が悪化したり、さらなる故障の原因になりかねませんので、点灯したらすぐさま修理することを心がけましょう。
車になんらかの重大な不具合がある時の警告灯
警告灯の中でも赤いランプは緊急事態を表します。走行中に点灯した際はすぐさま安全な場所に停車して、整備工場やロードサービスに連絡しましょう。
ブレーキ(赤)
パーキングブレーキの解除し忘れまたはブレーキフルード不足などの重大なトラブルをお知らせする警告灯です。パーキングブレーキを解除して消えれば問題なくそのまま走行して大丈夫ですが、パーキングブレーキを解除しても消えない場合はブレーキ系統に重大なトラブルがある可能性があります。ブレーキが効かないなどの重大な事故につながる可能性がありますので直ちに車を停車させて、整備工場へ連絡するなどの対処をしましょう。
油圧
エンジン内のオイル圧が低下していることを知らせる警告灯です。オイル不足やオイル漏れの可能性がありますので、直ちにエンジンオイルの残量を確認しましょう。そのまま放っておくと不足していた場合は補充し、下回りからオイルが漏れていないかも確認してください。オイル漏れの場合はすぐさま整備工場に連絡するなどの対処を行なってください。
水温(赤)
エンジンの冷却水(クーラント)の温度が高いときに点灯する警告灯です。エンジンには深刻なオーバーヒートの可能性がありますので点灯したら直ちに停車して整備工場に連絡するなどの対処をしてください。
バッテリー
バッテリー他、オルタネーターやベルトなどの充電系統に異常が発生した時の警告灯です。通常は走行中にバッテリーの充電をする仕組みになっていますが、何らかの問題により十分に充電がでいていない可能性があります。バッテリー残量がなくなると、エンジンがかからなくなったり、パワステやブレーキがほとんど聞かなくなったりするため大変危険です。すぐに安全なところに停車し、整備工場に連絡するなどの対処を行なってください。
まとめ
みなさんは今回ご紹介した警告灯についてどれだけ知っていましたか?知らないと大変なことになりかねないランプもありますので、しっかりとその意味を把握しておくようにしましょう。またランプがついていなくても、これらの整備やチェックは時々行なっておくとよいでしょう!