マツダのコンパクトミニバン、プレマシーを中古で購入するならどの型がおすすめ?編集部がピックアップ! | CARTUNEマガジン
マツダのコンパクトミニバン、プレマシーを中古で購入するならどの型がおすすめ?編集部がピックアップ!

2019年01月16日 (更新:2020年07月31日)

マツダのコンパクトミニバン、プレマシーを中古で購入するならどの型がおすすめ?編集部がピックアップ!

1999年に発売され、現在まで根強い人気を保ってきたマツダプレマシー。2018年に惜しまれつつも生産終了となりましたが、コンパクトミニバンとして不動の地位を確立していました。今回は、プレマシーのご紹介と中古車でプレマシーを購入するための注意点をご紹介します。

プレマシーってどんな車?

プレマシーはフルモデルチェンジを見ると3代目まで発売されました。まずは、どのような経緯があり、どういった車種が販売されてきたのかをご紹介します。

1代目(1999年〜2005年)CP系

TAKAちゃんさんのプレマシーCPEWの画像
TAKAちゃんさんのプレマシーCPEWの画像

プレマシーを開発するにあたり、ベースとなった車種は大人気だったマツダファミリアです。乗車定員は5人乗りと7人乗りを準備しました。5人乗りと7人乗りの違いは、3列目シートの有無によります。

3列目にシートを装着せず、荷室として利用できるのが5人乗りです。また、フォードに対してOEM供給していたのも1代目です。フォードではイクシオンとして2002年頃まで販売されています。排気量は1800cc。

4速ATコラムシフトを全車種に搭載しています。2001年のマイナーチェンジにより、新たにSPORTというグレードも発表され、2000ccのエンジンを搭載し、エアロパーツや16インチホイールも装備されました。

2002年にはのマイナーチェンジでは、SPORTに17インチホイールやディスチャージヘッドライトが搭載されるなど、最新の装備を纏った車種でした。

2代目(2005年~2010年)CR系

輝蝶さんのプレマシーCREWマフラーの画像
輝蝶さんのプレマシーCREWマフラーの画像

2代目のプラットフォームはファミリアの後継機であるアクセラから流用しています。いずれも、ファミリアベースということですね。このことにより、従来は5ナンバー登録でしたが横幅が広がり3ナンバー登録となっています。

後部座席ドアは両側スライドドアとなり、2列目中央座席は収納が可能であることなど、使い勝手も改良されています。パーキングブレーキはレバー式に改良。人気車種であるMPVも同様の使用のため、良い部分を取り入れた形となっています。

エンジンは2000ccと2300ccをラインナップし、1代目よりもパワフルなドライブを可能にしました。トランスミッションはスポーツモード付きのインパネシフト4速ATです。この辺り、時代の流れを感じますね。

2000年前後には、ベンチシートの流行からコラムシフトが流行しました。その後は操作性も見直され、インパネにシフトを搭載する車が増えています。コラムシフトの良さもありますが、直接シフトが見える分、安心感があります。

2代目のヨーロッパ仕様では、MTやディーゼル仕様も販売されていました。ヨーロッパではMTの人気も高く、さらにディーゼル車の売れ行きも好調なため、この仕様が販売されたのでしょう。

また、2007年のマイナーチェンジでは、ガソリン直噴エンジンDISIを搭載し、5速ATも追加皿ました。平成17年基準排出ガス75%低減レベル、平成22年度燃費基準+15%も獲得するなど、環境に配慮した車両であるとも言えます。

さらに、2009年には企業向けに販売するプレマシーハイドロジェンREハイブリッドをリリースしています。水素ロータリーエンジンと電気モーターで走行する、ガソリンを一切使用しない車両です。このベース車両に使用されたのも、2代目プレマシーでした。

3代目(2010年〜2018年)CW系

YMレーシングさんのプレマシーCWEFWの画像
YMレーシングさんのプレマシーCWEFWの画像

3代目は空力性能がアップし、高速走行での静寂性と燃費がアップしました。エンジン自体も燃費が向上しています。ブレーキオーバーライドシステムを搭載し、ブレーキとアクセルを同時に踏み込んでしまった時はブレーキを優先するようになりました。正しい運転を行なっていれば滅多にあることではありませんが、滑って踏んでしまってもブレーキが優先されるなど、安全面を考慮されています。

シートの肉厚を向上させることで、乗り心地を良くするなどの進化も遂げています。2代目と比較しても、運転時の快適性が重視されていますね。しかし、ナビゲーションに関しては3代目で廃止されています。

社外オプションで取り付けが可能ですが、純正ナビがないところが痛いです。2011年からは、日産自動車にラフェスタハイウェイスターとしてOEM供給されていることもあり、3代目が他のメーカーからも信頼されていることがわかります。

2013年のマイナーチェンジでは、SKYACTIV TECHNOLOGYをミニバンクラスで初めて導入。エンジンは2代目後期アクセラと同様のSKYACTIV-G2.0を搭載。6速ATも搭載し、平成27年度燃費基準+10%を多一斉しています。

その後もマイナーチェンジで様々な装備を加えてきた3代目ですが、2018年1月23日に販売が終了しました。ホームページからも掲載終了となり、長年人気を得ていたプレマシーに幕が下ろされました。

長年培ってきた技術は、部分的にCX-8に受け継がれることとなっています。3代にわたるプレマシーですが、年数を見ると19年間も販売されていたのです。いかに各モデルの人気があったのかがわかると思います。

今買い時のおすすめプレマシーはどれ?

歴代のプレマシーをご紹介いたしましたが、現在買い時のプレマシーはどれかに迫ります。7人乗りのミニバンは、現在非常に人気の高いボディタイプになります。家族が増え、移動を考えると7人乗りは魅力ですよね。

その中でも、現在買い時なのが生産が終了して間もない3代目プレマシーです。プレマシーと言えば、2代目を連想する方も多いかもしれません。しかし、今だからこそ買いたい車種は3代目なのです。

3代目を選ぶ理由

では、なぜ3代目が買いなのかを見ていきましょう。中古市場を見ると、どの車種も販売終了して間もなくは価格が下がります。理由としては、元々買いたいと思っていた人は最終型を購入するからです。しかし、それ以上に3代目プレマシーを選ぶ理由があるのです。そのことについて、ご紹介いたします。

最終型の人気

プレマシーは、マイナーチェンジにより様々な装備が追加されています。つまり、初期型を購入するよりも最終型を購入した方が先進的な装備が搭載されているのです。さらに、プレマシーの販売終了に伴い、マツダはミニバンから完全撤退しています。

マツダファンが一定数いる中で、どうしても生活でミニバンを使用しなければならない方々もいます。3代目最終型プレマシーは、マツダのミニバンとして最終型だと言えるのです。

3代目のマイナーチェンジを見ると、2014年8月にダイナミックスタビリティコントロールシステム(横すべり防止機能)を標準装備したのが最後のマイナーチェンジです。これらの車種を考えると、2019年8月に2度目の車検を控えている車からが本格的な最終型です。皆さんも、車検を気にして車を入れ替えることがあると思います。

新車は3年間、その次の車検からは2年間となりますので、2度目の車検である5年目に差し掛かる前に手放す例が多いです。このことから、現在市場に増えているモデルを考えると2013年12月から販売されているマイナーチェンジ後のモデルが多いと考えられます。

大幅なマイナーチェンジ後のモデルが狙い目

大幅なマイナーチェンジは2013年1月に行われた、SKYACTIV TECHNOROGYを搭載したことですね。搭載されているエンジンが違うことは大きな違いですし、6速ATが搭載されている点も大きな変更点だと言えます。

また、このマイナーチェンジからクルージングパッケージというオプションも追加されています。自動防眩ルームミラー、クルーズコントロール、ステアリングシフトスイッチ、6スピーカーを一つにまとめたオプションです。

また、20CSを除く全車両に助手席側電動スライドドアも標準装備しました。特別仕様車20SプレステージスタイルⅡでは、両側電動スライドドアを標準装備されるなど、装備の充実が施されています。このため、圧倒的に購入するのは3代目の、さらに2013年1月のマイナーチェンジ後のモデルが買いだと言えます。

やっぱり選ぶなら走行距離が短く、年式が新しいもの

日本人の感覚として、車は壊れないで動いて欲しいと思うものです。海外ではこう考えない人が多いそうですが、お国柄譲れないことですね。例え新車で購入しても壊れる時には壊れるものですが、注目したいところは走行距離と年式です。

車も機械部品で構成しているため、走行距離が長いと故障が多くなります。走行が多いということは、それだけエンジンは回っていますしショック周りも衝撃を吸収しています。走行距離が長くなるほど、金属は磨耗しているのです。

また、年式に関しても重要です。車には多くの樹脂パーツが使用されています。樹脂は年数が経つにつれて油分がなくなり、ひび割れてしまいます。その間から色々なオイルが出たり、衝撃を受けきれなくなります。

このため、程走行で年式が新しいもので選ぶのがベストです。ここで注意が必要なのが、走行距離と年式のどちらを優先させるかです。予算の関係上、どちらも取れない場合がありますので、選ぶ際にどちらを優先すべきかを考えていただきたいのです。

私の個人的な意見では、「1年に1万キロ前後がオススメ」ということです。保管状況にもよりますし、どのような運転をしていたかによって車の寿命は大きく分かれます。ここで、先ほどの樹脂パーツを考えてみてください。

どんどん樹脂パーツの油分はなくなりますが、補充できることがあるのです。それが、エンジン周りの樹脂パーツです。オイルが回ることにより、樹脂パーツの寿命は長くなります。

オイルを回すには、油圧がかからなければ回りませんので運転することが大前提です。このことを考えると、毎日運転することが車を長持ちさせる秘訣です。しかし、サンデードライバーやセカンドカーで使用している方もいらっしゃいます。

そうすると寿命は短くなるので、年式は古いのに走行距離は少ない現象が起こるのです。このことは、プレマシーに限らずどの中古車選びにも考えられることです。

まとめ

歴代プレマシーのご紹介に始まり、中古市場でのプレマシー選び、さらには中古車選びの方法についてご紹介いたしました。現在買い時である3代目プレマシーです。マツダの最終型ミニバンを手に入れるなら今です!ご紹介したことを頭の片隅に置いていれば、きっとお得に最高のプレマシーと出会えるはずです。楽しいプレマシー生活を送れることを願っています!

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