プリウス50系のグレードをて徹底解説!50プリウスと51プリウスの違いはこれ! | CARTUNEマガジン
プリウス50系のグレードをて徹底解説!50プリウスと51プリウスの違いはこれ!

2019年02月12日 (更新:2022年08月24日)

プリウス50系のグレードをて徹底解説!50プリウスと51プリウスの違いはこれ!

大人気の50系プリウスのグレードの違いを紹介します。クーペのようなスタイリングが特徴の50系プリウスは2018年12月にマイナーチェンジを果たし、より洗練されたデザインに改められました。新しくなった50系プリウスのグレードの違いと価格を解説し、オススメグレードを紹介します。

プリウスってどんな車?

JINN1969さんのプリウスZVW51の画像
JINN1969さんのプリウスZVW51の画像
引用元:JINN1969さんの投稿

1997年に登場した初代トヨタ プリウスは、世界初となる量産型ハイブリッド車としてデビューしました。エンジンとモーターとトランスミッションを巧みに連携させることで他社の追従を許さない、優れた性能を発揮するハイブリッドカーです。

その後も改良が重ねられ、現行型4代目 ZVW50系プリウスは次世代プラットフォームTNGAを採用し、2015年にフルモデルチェンジを果たしました。売上販売台数こそ弟分にあたるトヨタ アクアや、他社ハイブリッドカーに押され気味とはいえ、プリウスが世界一の性能を誇るハイブリッドカーであることは今でも変わりがありません。

2018年12月17日におこなわれたマイナーチェンジでは、内外装の意匠変更と快適装備の充実、予防安全装備のアップデートと標準装備化、専用端末を搭載したコネクティッドカーに対応し、全グレードの基本性能が高められたことが主なトピックです。

マイナーチェンジの主な変更点

  • エクステリアデザインの意匠変更
  • インテリアデザインに装飾を追加
  • 電動パーキングブレーキを装備
  • コネクティッドサービスに対応
  • 衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」のアップグレード
  • 新色ブルーメタリックとエモーショナルレッドⅡを加えた全9色のボディカラー

プリウスをグレード別に紹介

あいっちさんのプリウスZVW51の画像
あいっちさんのプリウスZVW51の画像

プリウスのグレードは、スタンダードの「S」、装備を充実させた「A」、最上級グレードの「Aプレミアム」が用意され、それぞれに17インチホイールや専用サスペンション、シートヒーターなどが追加される「ツーリングセレクション」が用意されます。最廉価ながら最高燃費を発揮する「E」グレードも健在です。

S・グレード

実質的なエントリーグレードです。ブラックとグレーの2色のファブリックシートが選択可能で、ステアリングは合成皮革の3本スポークを採用。もともと装備が充実しているプリウスだけに、他社同価格帯の車に比べても十分な装備を搭載しているのが特徴です。

ハイブリッドバッテリーにはニッケル水素バッテリーが使うことで低価格を実現したグレードです。価格はFFが257万円、4WDが276万円です。

A・グレード

プリウス Sに、LEDフォグランプや電動式上級ファブリックシートなどを追加し、装備の充実が図られたグレードです。運転死角をモニターする「ブラインドスポットモニター」や障害物センサー「インテリジェントクリアランスソナー」も装備し、安全面でも充実した装備が魅力です。

ハイブリッドバッテリーはリチウムイオンバッテリーを採用しバッテリー性能でも差別化が図られています。ただし、寒冷地での使用が想定される4WDは、使用温度帯が安定しているニッケル水素バッテリーが用いられます。価格は、FFが284万円、4WDが304万円です。

Aツーリングセレクション・グレード

3番目に価格の高いプリウスのグレードはA ツーリングセレクションになります。このグレードも駆動方式は2WDとE-Fourが用意されて、価格はそれぞれ2,926,800円と3,121,200円です。

Aプレミアム・グレード

プリウス Aに豪華内装を装備したグレードです。本革シートの前席には、シートヒーターと、過度の熱気や湿気を吸い取るシートベンチレーション機能を追加。空気清浄機つきオートエアコンも装備し、快適な運転環境を提供します。

Aプレミアムはシートヒーターが標準装備であるため、そのぶんを差し引いた約10万円の追加でツーリングセレクションを選択することができます。価格はFFが318万円(リチウムイオンバッテリー)、4WDが337万円(ニッケル水素バッテリー)です。

Aプレミアム ツーリングセレクション・グレード

Aプレミアム ツーリングセレクショングレードは2017年11月に発表されたプリウスの一部改良と合わせて発表された2台の特別仕様車の内の1台です。1.8Lの水冷直列4気筒エンジンとリダクション機構付き TOYOTA Hybrid System Ⅱ(THS Ⅱ)の組み合わせで、電気式無段変速機の採用となっています。

駆動方式は前輪駆動タイプと電気式四輪駆動方式のE-Fourというシステムを使った2種類からのラインナップです。メーカー希望小売価格は前輪駆動モデルが3,199,745円でE-Fourモデルが3,394,145円となっています(共に税込)。燃費は共に37.2km/Lです(JC08モード)

E・グレード

プリウス Sの快適装備を取り去ることで燃費性能に特化したグレードです。リアスタビライザーやスピーカー数、遮音材などを省き約30kgの軽量化されています。駆動方式はFFのみ。廉価グレードながら高効率のリチウムイオンバッテリーを搭載することでJC08モード燃費39.0km/Lを実現しています。価格は252万円です。

ZVW50とZVW51の違いを解説

雅_Prius零さんのプリウスZVW51の画像
雅_Prius零さんのプリウスZVW51の画像
引用元:雅_Prius零さんの投稿

プリウス50系にはZVW50、ZVW51、ZVW55の3車種の型式が存在します。型式での違いは外装ではなく基本性能が違う事を意味しますがプリウスの3車種での違いは次のとおりです。

型式バッテリー種類駆動方式
ZVW50ニッケル水素バッテリーFF
ZVW51リチウムイオンバッテリーFF
ZVW55リチウムイオンバッテリー4WD

バッテリーの性能はニッケル水素バッテリー < リチウムイオンバッテリーとなりZVW50のSグレードのみに設定されていますが、価格差が10万円程度ですので基本的にはどちらかで悩んだ場合はバッテリー性能が上位となるZVW51を選べば間違いありません。

編集部おすすめグレード2選

クルビィさんのプリウスZVW51の画像
クルビィさんのプリウスZVW51の画像

安価ながら基本装備が充実した「S」

マイナーチェンジにより、Toyota Safety Senseが全車標準装備となったため、Sグレードがお買い得になりました。プリウスは他車とくらべても基本装備が充実しているため、エントリーグレードでも必要十分な装備を備えます。

ハイブリッドシステムを動かすバッテリーは旧来から使われるニッケル水素バッテリーですが、性能が極端に劣るわけではありません。リチウムイオンに比べて若干大きく重いというデメリットはありますが、リチウムイオンバッテリーよりも安価で信頼性が高いため安心感があります。

高級感あふれる「Aプレミアム」

もうひとつは、Aプレミアムをおすすめします。充放電性能が高く軽量コンパクトなリチウムイオンバッテリーを搭載し、ヒートシーターつきの本革シートや、本革巻きステアリングなど豪華な装備が特徴です。跳ね上がった価格に見合うだけの高級感を備えたグレードです。

普及するにつれて、ありふれたものとなってしまった一般的なハイブリッドカーとの差別を図る意味でも、ハイブリッドカーのパイオニアたる高級感がプリウスのキャラクターには必要でしょう。

まとめ

JINN1969さんのプリウスZVW51の画像
JINN1969さんのプリウスZVW51の画像
引用元:JINN1969さんの投稿

4代目プリウスは、セダンというよりもクーペに近いフォルムデザインでモデルチェンジを果たし、2018年12月17日のマイナーチェンジでは、より洗練された落ち着きのあるデザインへとブラッシュアップされました。

プリウスは現在販売されているトヨタハイブリッドカーの源となる車種です。旧来までの使命であった「ハイブリッドカーの普及」はトヨタ アクアにバトンタッチし、個性的なスタイリングとなった4代目プリウスは「ハイブリッドカーの象徴」としてトヨタ カローラに代わるシンボルマークの役割を担っていきます。

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