ポリマーコーティングって何?ガラスコーティングとの違いや特長について徹底解説します!

2018年12月22日

ポリマーコーティングって何?ガラスコーティングとの違いや特長について徹底解説します!

愛車の美しさを保つためには、車をコーティングすることをおすすめしますが、コーティングといっても、従来のワックス(WAX)ではなく、「ポリマーコーティング」を施工することで、愛車がより美しくなります。カー用品店でポリマーコーティング剤を購入して施工することもできれば、カーコーティングを専門に扱っている業者でポリマーコーティングしてもらうことも可能です。今回ポリマーコーティングについて徹底解説していきます。

ポリマー加工って何?

まずは具体的に、ポリマーコーティングとはどのようなものかみていきましょう。

ポリマーとは小さい分子(モノマー)が多数結合した重合体(高分子化合物)のこと

ポリマー(polymer)とは、「重合体」のことで、たくさんの「単量体」(モノマー)が合わさり、鎖状や網状になった化合物のことをいいます。一般にポリマーは、高分子の有機化合物のことをいうのです。ナイロン繊維や買い物袋もポリマーの一種です。車に施工するポリマーコーティングは、フッ素・シリコンを含んだポリマーを、ボディに塗装して被膜をつくります。フッ素・シリコンは高分子であるため、一般のワックスの被膜と比べるとポリマーコーティングは効果が持続し、耐熱性などにも優れているのです。

ポリマーコーティングには、フッ素・シリコンのほかに、ガラス系の一部も含まれており、これを「ガラス系コーティング」とよぶこともあります。樹脂系にガラス繊維が入っているものはポリマーコーティングの性質が強いですし、ガラスに他の繊維が入っているものはガラス系コーティングの性質が強い傾向があるのです。

ワックスとポリマーコーティングとガラスコーティングの違い

最初にご紹介しましたが、コーティングといっても、従来のワックス、ポリマーコーティング、ガラスコーティングには、どのような違いがあるのかご紹介します。

ワックス

ワックスを施工すると、ボディの自然な光沢を生み出すことができます。ワックスには「固形タイプ」「半練りタイプ」「スプレー式液体タイプ」の3つがあります。固形タイプは、愛車の艶にこだわりたい方へおすすめです。洗浄効果はないため、固形ワックスを施工する前は念入りに洗車を行なう必要があります。その分、仕上がりは他の2つのタイプのワックスよりも優れています。

半練りタイプ

半練りタイプは、固形タイプより扱いやすいため、作業がしやすいです。研磨剤を含んでいるタイプ、汚れを落とすタイプなど、バリエーション豊かで機能性に富んでいます。

スプレー式タイプ

スプレー式液体タイプは、他の2つのタイプより人気が高いです。ボディについた多少の汚れであれば、スプレーを吹き付けてふき取るだけで施工が完了します。簡単にコーティングを済ませたい方におすすめです。ワックスは、安い価格で購入することができますが、持続期間は短く、外部からの衝撃が弱いため、手入れに手間がかかってしまうのが難点です。しかしワックスをかけると、ボディがみちがえるように綺麗になります。

ポリマーコーティング

ポリマーコーティングは、樹脂系コーティングともいわれ、油脂系に比べて水からの耐久力をもっていますが、洗剤などを使用して洗車すると、少しずつコーティングが落ちていきます。そのため定期的な洗車・コーティング施工することがおすすめです。施工することで人工的な光沢を生み出すことができます。

ポリマーコーティングの持続期間は、おおよそ3~6ヶ月となっています。ポリマーコーティングには、フッ素、シリコン、レジンなどの有機成分が含まれていますが、これらは紫外線や排気ガスの影響で劣化していきます。コーティングの劣化は、コーティングの剥がれの原因になるのです。先ほどポリマーコーティングの持続期間がおおよそ3~6ヶ月とお伝えしましたが、この期間を過ぎるとコーティングが劣化して剥がれていくわけです。

このように、ポリマーコーティングは持続期間が長く、外部からの衝撃は強いです。ポリマーコーティングを施工したあとの手入れは、水で洗い流すだけでも大丈夫。ただワックスと比較すると、値段が高くなっています。ポリマーコーティングをすると、このような光沢が生まれます。

ガラスコーティング

ガラスコーティングは、コーティングの中でも最高品質のコーティングです。ガラス特有の透明度の高い被膜で車のボディを保護。コーティングが硬化するまでに24~48時間ほどかかるものもあります。コーティング性能が優れている分、施工するのには技術が必要で、コーティング専門業者に施工を依頼するのが一般的です。

ガラスコーティングの持続期間はおおよそ3年で、ボディが強力な被膜に覆われているため、ボディに汚れが付きにくいことはもちろんのこと、キズが付きにくいという特徴があります。ガラスコーティングの価格は高いですが、施工後の手入れは水をかけるだけでも、面白いほど汚れが落ちるのです。ガラスコーティングを施工すると、このようにボディが美しくなります。

ガラス系コーティング

ガラスコーティングとガラス系コーティング

これは補足になりますが、ガラスコーティングのほかに「ガラス系コーティング」があります。ガラス系コーティングには、樹脂系にガラス成分が含まれているもの、ガラスに他の成分が含まれているものの2つのパターンがあります。樹脂系にガラス成分が含まれているコーティングは、ガラス成分の含有率も低いものが多く、「ガラス系コーティング」と謳っているものといえます。それに対してガラスに他の成分が含まれているコーティングは、ガラス成分の含有率が高く、良質なコーティングといえるでしょう。

明確な線引きはない

ただ業界では、ガラスコーティングとガラス系コーティングの明確な線引きがなく、統一された規格もありません。コーティングの中でも最高品質の「ガラスコーティング」と謳っているものであっても、実際に成分をみるとガラス系コーティングである場合もあるのです。ガラスコーティングとして市販されているコーティングのほとんどは、ガラス系コーティングでしょう。

一般に、ガラスコーティングとガラス系コーティングの明確な違いは、「有機物が含まれているかどうか」という点です。完全無機質のガラス皮膜を形成するコーティングを「ガラスコーティング」、有機物を含むものが「ガラス系コーティング」という区別をしておいてください。これらの特長の違いを理解しておくことで、コーティング施工を業者に依頼するときも、自分で品質を確かめることができます。

価格…ワックス<ポリマーコーティング<ガラスコーティング

先ほどご紹介したワックス、ポリマーコーティング、ガラスコーティングの価格は、ガラスコーティングが最も高価で、その次に高価なのがポリマーコーティング、最も安いのがワックスです。価格に比例するように耐久力も同じ順位で効力を発揮します。ボディを美しく、長期的に保護するためには、費用がかかったとしてもコーティングを選んだほうがいいでしょう。

ポリマーコーティングのメリット・デメリット

ポリマーコーティングを施工すると、どのようなメリット・デメリットがあるのかご紹介します。

メリット…艶がある・ガラスコーティングより安価・DIYでの施工も可能・小さな傷なら上からコーティングすれば消える

メリットしては、以下の4点があげられます。

  • 安く施工できる

ポリマーコーティングは、業者に施工を依頼したとしても、ガラスコーティングほど価格は高くなりません。

  • 自分で施工ができる

ポリマーコーティングは、ガラスコーティングのように、特別な施工技術がなくても施工することができますので、ご自身で施工することも可能です。

  • 仕上がりに艶がある

ポリマーコーティングは、安く施工できるだけでなく、仕上がりに艶が出ますので、持続期間である3~6ヶ月程は、ボディが美しい状態で愛車に乗ることができます。施工・剥離・再施工が簡単にできるのもメリットです。剥離したい場合は、研磨剤入りの洗剤を使うといいでしょう。

  • 小さなキズはコーティングすれば消える

ポリマーコーティングは、小さなキズであれば、施工していくことで消すことが可能です。ポリマーコーティングをすることで、ガラスのような薄い被膜がボディにまんべんなく行きわたり、その過程の中でコーティング剤が小さなキズの中にも入り込んでいきます。液体が入り込んだキズのへこみ部分が平らになり、光の加減でキズが見えなくなるのです。

デメリット…コーティング持続期間が短い・傷を防ぐ効果がない・劣化部分をなくすメンテナンス(こまめな洗車)が必要

デメリットしては、以下の4点があげられます。

  • キズを防ぐ効果はない

ポリマーコーティングの被膜はやわらかいものですので、キズを防ぐ効果はありません。先ほどご紹介したように、キズを見えなくする効果があるだけです。

  • 劣化しやすい

ポリマーコーティングは、油脂分が多いため劣化しやすいです。劣化した部分はマメに取り除かなければ、コーティングの効果にムラが出てしまいます。ポリマーコーティングを施工した場合は、月に1度をめやすにメンテナンスすることをおすすめします。

  • 持続期間が短い

ポリマーコーティングの持続期間は、おおよそ3~6ヶ月ですので、ガラスコーティングのように何年も持続するわけではありません。持続期間がきたら、再度ポリマーコーティングすることがおすすめです。

  • 研磨剤入りの洗剤が使えない

ポリマーコーティングを施工しているのに、研磨剤入りの洗剤を使うと被膜が剥がれてしまいます。研磨剤入りの洗剤は、ポリマーコーティングを剥離させたい場合に使用しましょう。

まとめ

今回ポリマーコーティングについて徹底解説しました。コーティングはいくつかの種類がありましたので、それぞれどのような違いあるかを知ってください。コーティングの種類によって価格は異なりますが、ガラスコーティングやポリマーコーティングのように、高価なコーティングであるほど、持続期間が長く、強い効力を発揮します。

愛車を美しく保つために、ポリマーコーティングの施工をおすすめしますが、ポリマーコーティングにはメリット・デメリットがありますので、十分にご理解しておきましょう。コーティング施工業者に施工を依頼する場合も、あなたがコーティングの知識をもっていれば、納得のいく施工をしてもらうことができるでしょう。今回の記事をお読みになって、ぜひポリマーコーティングの知識を深めてください。