ダイハツの人気車種ムーヴ|中古で購入するならどの型がいい? | CARTUNEマガジン
ダイハツの人気車種ムーヴ|中古で購入するならどの型がいい?

2018年12月23日 (更新:2022年10月28日)

ダイハツの人気車種ムーヴ|中古で購入するならどの型がいい?

今人気の軽トールワゴンの中でも根強いファンがいるのが、ダイハツのムーヴです。特にムーヴカスタムはそのアグレシップなエクステリアによって、若い男性を中心に多くの支持を集めています。また、カスタマイズのベース車としてCARTUNEユーザーにもおなじみの車種となっています。そこで、ムーヴの中古車を購入するならどの年式がベストなのか、その理由は何なのかをご紹介しましょう。

ダイハツ・ムーヴのねらい目はどの型?

みっちゃんさんのムーヴLA100Sの画像
みっちゃんさんのムーヴLA100Sの画像
引用元:みっちゃんさんの投稿

ムーヴの中古車をねらうならLA100型(5代目)モデルが良いでしょう。もちろんLA150型(6代目)は5代目より確実に進化しており、細かな装備や安全装備などはより優れているのは事実です。

しかし、中古車をねらう以上価格の安さも大きな要因となります。その点、2010年~2014年まで発売されていた5代目モデルなら、新車価格からあまり価格が下がっていない現行の6代目モデルよりも、コストパフォーマンスが優れているのです。

歴代ムーヴを解説

初代(L600系)・2代目(L900系)・3代目(L150系)

ダッツンさんのムーヴL602S洗車の画像
ダッツンさんのムーヴL602S洗車の画像
引用元:ダッツンさんの投稿

新規格の軽自動車として1995年に誕生した初代ダイハツ ムーブは、当時の軽ワゴン市場を席巻していたスズキ ワゴンRの対抗馬として開発されました。

2代目・3代目ムーブまでに搭載されるエンジンは、ミラターボなどにも搭載されていた鋳鉄製のFE型3気筒エンジンと、今でもダイハツの名機とされるJB型4気筒エンジンが搭載されていました。

中古車価格

中古相場は5万〜25万円程度。年式の古さから非常に安価ですが、経年劣化が進み、初代・2代目は市場から消えつつあります。2002年に登場した3代目も物件数は少なくなってはいるものの、現在販売されている中古車両は比較的状態よい個体だけが残っています。

ライバル車種と中古価格

当時は、軽自動車の規格が現在と同じになったばかりの黄金期。ライバル車はスズキ ワゴンR・スズキ MRワゴン・ホンダ ライフ・三菱 トッポBJ・三菱 ekワゴン・スバル プレオなど多数のライバルが存在しました。市場にある個体はムーブと同じ状況であり、現在の中古車相場は同年式ならば横並びの5万〜25万円程度です。

4代目ムーヴ(L170系)

みみみさんのムーヴL175Sの画像
みみみさんのムーヴL175Sの画像
引用元:みみみさんの投稿

2006年に誕生した4代目ムーブは、ホイールベースが大きく延長され、現代の軽自動車により近づきました。初代ムーブのデザインディティールが組み込まれ、看板車種のとしての存在感が高められているのもトピックです。4代目からダイハツ エッセなどにも搭載される新型アルミエンジンが搭載され、燃費性能が飛躍的に向上しています。

中古車価格

中古車相場は15万〜70万円。ただし、30万円以下の個体は走行距離10万km前後の個体が多く、購入に踏み切れるのは30万円以上のなるべく高年式の車が狙いめです。

ライバル車種と中古価格

4代目ムーブのライバル車種は、スズキ ワゴンR・スズキ パレット・ホンダ ライフ・ホンダ ゼスト・スバル R2・スバル ステラなど。中古価格はムーブと同程度ですが、ダイハツ ムーブとスズキ ワゴンRはとくに販売台数が多いため中古車物件も豊富にあります。コンディションのよい個体が探しやすいのが特徴です。

LA150型(6代目)ムーヴはまだ高い

😺シロネコ😺さんのムーヴLA160Sの画像
😺シロネコ😺さんのムーヴLA160Sの画像
引用元:😺シロネコ😺さんの投稿

2014年にフルモデルチェンジを果たした現行型6代目ムーブは、外装の樹脂化や軽量・高剛性の新型プラットフォーム「Dモノコック」を採用。また、サスペンション設計の見直も相まって、車としての基本性能を大幅に向上させて登場しました。

全車に自動ブレーキなどの予防安全装備「スマートアシスト」を装備したグレードを用意し安全性能も向上しています。

中古車価格

現在の中古車価格を見ると、Lが40万円台、カスタムRSハイパーSAⅢで170万円台となっており、軽トールワゴン全体が高値であることに加え、現行モデルでもあるので、非常に高い中古車相場となっています。

しかし、新車価格もコンパクトカー並みの価格設定となっているので、現行車種なら新車と同じ予算で中古車の上位グレードを狙うという手もあります。

ライバル車種と中古価格

スズキ ワゴンRと日産 デイズ、ホンダ N-WGNなどの直接的なライバルは、ムーブと同じく50万〜170万円の価格帯です。タントやN-BOXなどのスーパーハイトワゴンはムーブよりも10万〜20万円ほど高い価格帯が相場になります。

ねらい目はLA100型(5代目)ムーヴ

さりなさんのムーヴLA100Sの画像
さりなさんのムーヴLA100Sの画像
引用元:さりなさんの投稿

2010年〜2014年まで販売された5代目ムーブは、先代よりも軽量化とコストダウンがすすめられました。搭載エンジンは先代ゆずりのFKエンジンの改良を進め、トランスミッションは全車にCVTを採用。平成22年排出ガス規制に適合させるために、さらなる燃費向上が図られました。

中古車価格

LA100型5代目ムーヴの中古車市場価格は、10万円台のLからカスタムRSの140万円台まで、幅広い価格帯となっています。もっとも狙い目となりそうな2012年12月のマイナーチェンジ後の車種では、Lが14~20万円カスタムRSでは100~124万円となっています。まだまだ高値なのですが、数年所有した後で手放す際にも、十分価格が残るということになります。

ライバル車種と中古価格

最大のライバルであるスズキ ワゴンRの価格も25万〜100万円ほど。スズキ ワゴンRもムーブと同じく、スーパーハイトワゴンとシティコミューターに需要を奪われ、中古車物件は少ない傾向にあります。

ダイハツ・ムーヴ5代目のおすすめポイント

みっちゃんさんのムーヴLA100S洗車の画像
みっちゃんさんのムーヴLA100S洗車の画像
引用元:みっちゃんさんの投稿

5代目では、アイドリングストップシステム「eco IDLE(エコアイドル)」、「第2世代KFエンジン」を搭載したのがポイント。カスタムは大開口のエアロバンパーや厚みのあるフード、丸型4灯式ヘッドランプなどで力強い存在感を表現しており、人気のターボエンジン搭載車は「Xターボ」「カスタム RS」に。そして、2010年発売であるのにかかわらず、全グレードに衝突回避支援システム 「スマートアシスト」搭載車を設定しているのも、5代目ムーヴの魅力です。

ムーヴ(5代目)をおすすめする理由!

ムーヴの5代目モデルをおすすめする理由は、現行の3代目モデルに劣らない内外のデザインとともに「スマアシ」を装備したグレードもあり、スペックも古さを感じさせないこと。

そして2010年から発売されたモデルなので、中古車市場に大量に出回っており、グレードや装備、そしてボディーカラー等、自分の気に入ったモデルが探しやすいことが挙げられます。

ムーヴ(5代目)のスペック紹介

NA車 ターボ車
全長×全幅×全高 3395×1475×1630mm
ホイールベース 2490mm
最高出力 58ps(43kW)/7200rpm 64ps(47kW)/6000rpm
最大トルク 6.6kg・m(65N・m)/4000rpm 10.5kg・m(103N・m)/3000rpm
駆動方式 FF 4WD
ミッション CVT 4AT 5MT CVT 4AT
10・15モード燃費 24.5~27.0km/l 21.0~22.0km/L

ムーヴを中古車で買うときのポイント

tsutomu.styleさんのムーヴLA100Sサスペンションの画像
tsutomu.styleさんのムーヴLA100Sサスペンションの画像
引用元:tsutomu.styleさんの投稿

走行距離をチェック!

走行距離つまり稼働時間を重ねるほど車は消耗するため、消耗限界に達した部品から壊れることになります。とくに近年の軽自動車は、限界付近までの進められた軽量化により、古い軽自動車と比べても、あらゆる面で耐久性が劣る傾向にあります。年式の古い車では、ボディのサビやゴムブッシュの硬化などの経年劣化に重点を置きましょう。

修復歴がないかチェック

軽自動車はクラッシャブルゾーンが少ないため、衝突はほぼそのまま車の骨格フレームを歪めてしまいます。フレームが歪んだ車は、たとえ修理をしたとしてもまっすぐ走らなかったり、異音や振動が発生する場合がありますので、修復歴のチェックは最重要項目です。

機関系のトラブルをチェック

軽自動車だからといってエンジンやトランスミッションが壊れやすいということはありませんが、部品耐久性に劣る傾向があります。機械工作精度が向上したことで、部品の強度限界が容易に判断できるようになったため、ギリギリまで性能向上させることができる代わりに、耐久性に余裕がないのが近年の軽自動車の特徴です。

些細なトラブルが後々大きなトラブルに発展する場合がありますので、購入前に試乗して機関系に異音や異常な振動がないかをチェックするのが理想的です。

まとめ

みっちゃんさんのムーヴLA100Sの画像
みっちゃんさんのムーヴLA100Sの画像
引用元:みっちゃんさんの投稿

ファミリーカーである軽トールワゴンも、ターボ仕様やカスタムとなるとそのイメージは豹変します。コンパクトカーを上回る動力性能と、個性的なデザインはそのままでもカッコイイのですが、カスタマイズする気にもなるモデルでもあります。エアロも幅広ホイールも似合う、まるで「チョロQ」のような愛らしいマシンにも変身可能です。

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