マフラーの重要部品タイコとは?タイコの効果を完全解説! | CARTUNEマガジン
マフラーの重要部品タイコとは?タイコの効果を完全解説!

2018年12月15日 (更新:2023年02月20日)

マフラーの重要部品タイコとは?タイコの効果を完全解説!

マフラーと一言で言ってもマフラーはいくつかの部品で構成されています。今回はマフラーで最も大きな部品となる「タイコ」の役割や効果について解説して行きます!

マフラーのタイコとは?

「  」さんのの画像
「 」さんのの画像

いきなりマフラーのタイコと言われても全然想像がつかないとおもいますが、マフラーは排気装置の一つで、エンジンから車の一番後ろへ運ぶパイプの一番最後の部品がマフラーです。そのマフラーよりエンジン側、マフラーの後ろに太鼓のような太い円筒のものがあります。

これが「タイコ」です。形は違えど、どの車にもこのタイコは必ず付いています。タイコは他の呼び名もあって、メインサイレンサーや消音機などと言われることもあります。

タイコが付いている理由

ロドの塩むすびさんのロードスターNCECマフラーの画像
ロドの塩むすびさんのロードスターNCECマフラーの画像
引用元:ロドの塩むすびさんの投稿

なぜマフラーにタイコが付いているのでしょうか?タイコの役割は大きく分けると二つあります。

①サイレンサーの機能、排気音を静かにさせる

一つ目の役割はサイレンサー(消音機)として排気音を静かにするものです。排気音はエンジンが燃焼した後に排出される高温高圧の排気ガスが外気に放出されることにより発生し、もしそのまま外気に放出されると高温高圧のガスが一気に膨張し大音量になってしまいます。

サイレンサーの機能を持つタイコの中身はとても細かい構造になっており、高温高圧の排気ガスを少しずつ低温低圧に変えて行き外気として排出されるころには静かになっています。

もしタイコがない状態ですと大音量の状態で走ることになり、周りに迷惑をかけるだけではなく法律違反になるためタイコはマフラーの重要な構成部品の一つとなっています。

まれにエンジンとタイコの間に錆などが原因で穴が開いていて排気ガスが漏れている車を見かけますが、小さな穴でも大音量になっている事に気づかれると思います。その圧を低圧に変えるタイコがどれだけ消音に効果があるか分かります。

②排気効率をよくしスムーズな加速へ

排気効率をよくする機能を持つタイコですが、なぜタイコがない状態だと低速での加速性能が落ちるのでしょうか?

分かりやすいように水で例えたいと思います。水道水の蛇口を少し回してみましょう。少ししか回してませんから勢いは弱いはずです。ここで蛇口の先を指で塞ぎ、水の出口を狭くすると勢いは増します。皆さんも一度は経験したことがあると思います。

タイコも同じ原理になっていて、先ほども説明しましたが、タイコの中身はとても細かい構造です。タイコ自体が水で例えた時の指と同じ役割をしているのです。もちろん、排気効率が悪くなれば燃費も下がります。

もしタイコがない状態ですと排気ガスの抜けが良すぎて排気効率が悪くなり、低速低回転時のスムーズな加速ができないなどの症状がでてきます。

マフラーのタイコは消音も排気効率向上も出来る!

りおんたそ~さんの86ZN6マフラーの画像
りおんたそ~さんの86ZN6マフラーの画像
引用元:りおんたそ~さんの投稿

タイコという言葉もなぜ付いているのかもわからなかった方も沢山いたと思います。後ろから少し見えているマフラーはただエンジンと繋がっているだけじゃなく、もともと大音量の排気音の消音機能とエンジンの性能をフルに発揮するためには欠かせない部品なのです。

愛車を下から覗いてどんな形のタイコが付いているのか見てみてください。車種で形が違うの見るだけでも面白いと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。

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