2018年12月01日 (更新:2020年08月27日)
マツダのチューニング専門メーカーAutoExeを紹介
最近「魂動」デザインが大好評のマツダ車。そんなマツダ車を、もっと魅力的にするメーカーがあるのをご存知ですか? マツダ車の性能をぐっと引き出す、AutoExeを紹介します。
AutoExeってどんなチューニングメーカー?
AutoExeは「オートエクゼ」と読む、マツダ専門のチューニングメーカーです。設立は1997年で設立者は、ミスタールマンの異名を持つ寺田陽次郎氏です。そんなルマンに思い入れのある方が興したメーカーなので、当然ルマンにも挑戦していた時期もありました。
そんなルマンで培った技術を、チューニングにフィードバックさせているものもあります。ですが、AutoExeは基本的にレース用のような尖ったチューニングパーツを作ることを良しとしないメーカーです。
AutoExeはものづくりのコンセプトを大切にしており、ストリートユースで使用されるパーツを手がけるというところに重きを置いています。それは、ルマンに挑戦したからこそ生まれた意識なのだそうです。
ルマンでは、24時間レースに出場。もちろんドライバー交代はありますが、それでも長時間運転し続けることに変わりはありません。そして、コースは通常のクローズドサーキットではなく、公道をサーキットにしているので、路面状況はそれほどよくありません。
そんな中で長時間集中力を保つには、ある程度快適な車作りが必要になります。この考えは、レース車のみならずそのまま一般公道を走る車にも言えることになります。つまり、レース仕様のようなピーキーなチューニングを施しても、公道で運転する上ではプラスになるどころかマイナスになる可能性もあるということです。
そんなAutoExeの基本コンセプトは「Fun to Tune!!」です。公道で走る車のためのパーツ作りによって、チューニングをより身近に感じて車の楽しさを追求しています。ですので、手掛けるパーツは走行性能の向上ばかりではなく、実用性や快適性を考慮しているものも沢山あります。
AutoExeのものづくりは、今ではマツダにも認められディーラーで買えるチューニングパーツとして、高い信頼を得ています。
AutoExeのカスタムパーツを紹介
ランダムにカッコよくなりそうなカスタムパーツを紹介します。AutoExeのものづくりやどんなコンセプトのパーツを販売しているのかはわかったと思います。では、実際にどんなパーツがあるのか、AutoExeが手掛ける様々なパーツの中からほんの一部を紹介したいと思います。
NDロードスター用エアロ
NDロードスター用エアロです。元々おしゃれなロードスターを、さらにスポーティに仕上げています。ストリートユースのエアロなので、当然車検対応です。
Street Sports SUS. Kit
ストリートユースを目指した、車高調です。様々な車種の設定がありますので、皆さんの車にも取り付けができると思います。一部スポーツカーにはKIJIMA-SPECという仕様があり、これは貴島孝雄氏が手がけたサスペンションです。この人物は、NAロードスターやFDのRX-7の開発の主査で、サスペンションの権威の方です。
Sports Muffler
オートエクゼが手掛けるSports Mufflerは、触媒から後ろがストレートになっています。ストレートマフラーというと皆さん爆音マフラーを想像しますが、そこはストリートユースのAutoExeです。音の周波数をうまく操り、不快な低音をカットしたり音量を抑えるような構造を取っており、きちんと車検対応です。ストレートなので、もちろん抜けの良さは折り紙つきです。
Bonnet Damper
カスタムの楽しさや、快適性向上にも余念がない AutoExeですのでこういったパーツもリリースしています。ボンネットダンパー設定のない車種にもその快適性を付加できます。整備性の向上はもちろんのこと、ボンネットダンパーが装着されていると、高級感が出ます。見た目もカスタムには重要な要素のひとつですね。
パドルシフト
素早く軽快なシフト操作を可能にする、パドルシフトも手掛けています。赤い塗装がやる気にさせてくれます。純正のパドルシフトと入れ替えで装着が可能なので、取り付けの信頼性も確保されています。
CARTUNEユーザーのカスタムを紹介
CARTUNEユーザーの中にもAutoExeのパーツを装着している方は多くおられます。そんな気になる皆さんの愛車を一部紹介したいと思います。
AutoExeのフロントバンパーを装着した、マツダスピードアクセラです。精悍な顔立ちになっていますね。購入した時からついていたバンパーだそうです。最初からカッコいいパーツが付いていると、得した気分になりますね。
いまは、ミニバンを販売していないマツダですが、かつて販売していたビアンテのフロントバンパーです。ファミリーユースになりがちなミニバンですが、こうしてカスタムするとカッコよく仕上がります。
フロントグリルと、バンパーを装着した、現行のアクセラです。元々キリッとした印象の車ですが、グリルとバンパーのお陰でより鋭い印象になっています。グリル部には、前車などを検知するレーダーが入っていますが、AutoExeのグリルなら機能もちゃんと残ります。
シンプルにまとめられたNCロードスターですが、AutoExeのパーツが随所に入っています。リップスポイラーなどの外装パーツから、インテークなどのエンジンパーツまでAutoExeパーツが多用されています。スポーツカーユーザーの方にも、評価が高い証と言えるでしょう。
最後に、こってりいじられたMPVを紹介します。フロントグリルがAutoExe製です。先ほどの方もそうですが、走りにこだわるマツダはミニバンにもそのテイストを入れています。購入された車好きの方はきっとカスタムしたくなることでしょう。
快適性や走行性を高めるなら、行き着く先はAutoExeのパーツになるのもうなづけます。ファミリーカーにも手厚いのが、AutoExeのいいところですね。
まとめ
AutoExeはディーラーで買えるチューニングパーツを作る、稀有なメーカーです。その訳は、ストリートユースに特化したパーツ作りをしているというのもそうですが、やはり品質の高さではないでしょうか。ディーラーで売るからには、品質が良くないとクレームにつながってしまいます。
けれども、マツダ車を知り尽くしたAutoExeは品質も良く、車検にも適合し、何よりマツダ車の性能をより引き出すパーツを作り出しているからこその信頼感であると考えます。