レクサスのシリーズ、LSの最上級モデルについて仕様と装備やカスタムなどをご紹介していきます。VIPカスタムや内装をメインにcartuneユーザー画像を紹介します。
この記事の目次
LS600hってどんなクルマ?
トヨタ自動車が立ち上げた高級ブランド・レクサスが2007年に発売したのがフラッグシップサルーンの「LS600h」です。LS600hは、高出力のモータに5リッターV8エンジンが組み合わされ、さらにハイブリッドシステムと四輪駆動を採用した事が他の車種と大きく違う点です。
V8エンジンのベースは、LS460に採用された4.6リッターを5リッターに拡大した物を使用しており、エンジン単体での最高出力は394ps/6400rpm、最大トルクは53.0kgm/4000rpmを記録しています。
ハイブリッドシステムは先だって発売されたモデル、「GS450h」の技術を流用し、新開発した事でGS450hを上回る性能を実現しています。モーター出力は224ps、最大トルクは30.6kgmを記録しており、モーターとエンジンを併用することで得られる最高出力は445psと発表されています。
エンジンとハイブリッドシステムの併用により、高出力と低燃費を実現していますが、街中で頻繁に繰り返されるエンジン停止と始動時の振動を抑える為に、圧縮比やバルブタイミングの最適化などのチューニングを施しており、さらにエンジンマウントの改良などで低振動、低騒音を実現し、運転手及び同乗者の負担を軽減しています。
スポーツグレードのバージョンSでは、車体の状態に応じてロールを制御するアクティブスタビライザーが備わっており、ヘッドランプは当時世界初のLED光源とする3眼一体型プロジェクターヘッドランプを採用しています。
このランプは小糸製作所が開発・製造したもので、のちに小糸製作所の自社ブランドでLEDフォグランプが発売されています。安全性能では、前方の歩行者検知と操舵回避支援、および後方車両の検知などのセーフティシステムをオプションで選ぶことができるようになっています。
ブレーキではLS460でも採用されている大径4ポッドアルミモノブロックブレーキキャリパーと大径ディスクローターが流用されています。
前期型はゴルフバックが4つ搭載出来ないトランク容量だったのですが、後期モデルではトランク容量を確保する為ハイブリッドシステムのバッテリーの小型化に成功したなどの開発努力により、ゴルフバック4つ搭載することが可能になりました。LS600hの他にロングボディタイプのLS600hLという別モデルも存在しています。LS600hLはLS600hよりホイールベースとボディが延長されており、後部座席の居住性を重視したモデルです。
VIPカスタムのベース車に大人気!
ホイールと車高を下げる雰囲気はガラリと変わります。
車高を落としつつ、控えめに外装を変更することで、落ち着いた雰囲気のVIPカスタムに演出する事が出来ます。
モニターを増設する事により、車内を豪華に演出する事も出来ます。
ホイールを車体と同色にすることで、ボディの美しい形状をより強調することが出来ます。
車内に電飾はVIPカスタムの定番です。
VIPカスタムでは白・黒の車体が人気の様です。またサンルーフがあるとよりVIPを演出する事が出来ると思います。
魅力的なインテリア
LS600hは木目と本革でまとめられている豪華なインテリアです。裁縫や巻きつけ裁断などはすべて職人による手作業で製作されています。本革は生産から加工までの牛の履歴や特徴もわかる様に管理されており、シートに採用される革は100枚中3枚程度しかない程、厳選された物しか使用されていません。
前後パワーシートやHDDナビゲーション、10スピーカーのサウンドシステムが標準装備されており、車内をより快適に過ごすことが出来ます。助手席に電動オットマンなどが装備されているバージョンもあります。
後部座席をより快適に過ごすために、後席パワーシート、4席独立温度調整式エアコン、電動サンシェードなどのバージョンもあります。後期型モデルでは全面カラーTFT液晶を使用したファイングラフィックメーターを標準装備しています。
まとめ
レクサスLSブランドの中でも最上級のLS600hは、現在新車販売は終了しており、新車での入手は出来ませんが中古でも値段があまり落ちること事がありません。それは厳選された素材を使用した事と、職人が丁寧に作り上げてきたからこそ現在でも高品質で高い人気を誇っているからだと思います。この記事でLS600h素晴らしさが伝われば幸いです。