レクサスCTを解説!グレードやユーザーカスタムも紹介! | CARTUNEマガジン
レクサスCTを解説!グレードやユーザーカスタムも紹介!

2019年01月01日 (更新:2022年11月07日)

レクサスCTを解説!グレードやユーザーカスタムも紹介!

トヨタが海外で発売するために誕生したレクサス。2005年に国内展開を開始し、瞬く間に日本国内でも大人気となりました。その勢いは現在も続いています。そんなレクサスが2011年に発売されたハッチバックタイプのCT。セダンやSUVのイメージが強いレクサスですが、ハッチバックタイプを発売したのです。今回は、CTの魅力についてご紹介いたします。

レクサスCTってどんな車?

レクサスブランドとして初めてプレミアムコンパクトとして開発されたのがCTです。CTとは、「Creative Touring vehicle」の頭文字から取ったものです。和訳すると、「創造的な長距離ドライブができる車両」という意味になります。

長距離ドライブが楽なだけでは、日常の街乗りでは取り回しや燃費の問題など、大変な思いをするでしょう。また、街乗りに特化してしまうと長距離ドライブの疲れは倍増してしまいます。プレミアムな空間を提供しつつ、楽しい走りを演出してくれる車です。

車高が低く設定され、5ドアでありホイルベースが2.6mであることから、直線の安定性と機敏なコーナリングの両立を考えられた設計です。また、ドライブモードセレクトスイッチを搭載しており、ECO、NORMAL、SPORTの設定がありますので力強い走りと燃費の両立を可能にしています。

CTはハイブリッドシステムを搭載しており、EVドライブモードに切り替えればバッテリーのみで走行することも可能なので、ストップアンドゴーの多い街中などでは燃費に貢献してくれます。

Cセグメントとしてのレクサス・CT

レクサスCTは欧州で言われるCセグメントクラスという位置付けで発売されました。FFハッチバックという、欧州車が得意とする分野なのです。ベンツAクラス、フォルクスワーゲンゴルフ、ルノーメガーヌ、アウディA3、ボルボC30、BMW1シリーズ、プジョー308、MINIクロスオーバーなど、日本国内でも人気のある車種が連なるCセグメントです。

欧州の道の特徴は、狭い小道や坂が多い上に、郊外に出るとドイツのアウトバーンのような高速道路が設置されています。つまり、小回りが効き、直線も速くて長距離ドライブに適した積載量、快適性が求められるのです。非常に難易度の高いユーザーのニーズであることはお分かりいただけると思います。この中にレクサスが名乗りを上げ、技術を結集して発売したのがレクサスCTなのです。

Cセグメントに求められることは運転の楽しさとゆったりした室内空間。これは、全ての車のいいとこ取りという開発者の頭を悩ませるポディションにあります。

コンパクトさで言えば軽自動車に取り回しは劣りますし、SUVのような積載量もありません。しかし、軽自動車やSUVとの選択肢があるにも関わらず、Cセグメントを購入するのには理由があります。

それが、全てを兼ね備えているという条件です。積載、取り回し、走り、どれを取っても満足できる車に仕上げなければなりません。また、販売価格にも気をつけなければいけません。国産車では馴染みが薄いCセグメントですので、あまり高すぎるとセダンに流れてしまいます。これらの様々な問題をクリアして発売されたのがレクサスCTです。

国産ハッチバックであれば、積載に不満を持たれていた方もいるかもしれません。

しかし、Cセグメントで発売されている車のユーザーは「案外積めますよ!」と口にします。積載量がないとCセグメントから弾かれてしまうので、各メーカーが力を入れてなんとか積載量を大きくしようと努力しています。また、走りの楽しさにも気づくはずです。

レクサス・CTの強み

コーナリングの安定性、ブレーキングのしなやかさ、攻撃的な加速を兼ね備えています。このことは、ボディの溶接スポットを増やすことにより、ボディ剛性を上げている点も大きいです。コーナリングの安定性は足回りとボディ剛性にあります。ハードな走りにも対応できるようにCTは開発されているのです。

さらに、JC08モード走行燃料消費率では26.6km/Lと、欧州車のCセグメントたちを一歩リードしています。また、走行中に最も目にするインテリアカラーやメーター色も選択できることから、自分のオンリーワンの車を作れるようになっています。

そして万が一に備え、8つのエアバックを搭載し、ヘッドレストもむち打ち傷害軽減シートが採用されるなど、心強い装備が搭載されています。

欧州で人気のあるCセグメントの中でも全く引けを取らないCTなのです。すでに欧州自動車メーカーが地位を確立しているクラスであるからこそ、一歩リードできる車をレクサスは投入してきたのです。プレミアムな室内空間、プレミアムな走りを是非ともレクサスCTで体感してください!

レクサスCTのグレード一覧

グレード概要

現在発売されているレクサスCTは、正式名称をCT200hと言います。グレードに関しては、ベースモデル、versionL、F SPORT、versionCに分かれています。

ベースグレードの価格は377万円。ベースグレードと言えど、シートヒーターやレーダークルーズコントロール、緊急ブレーキシグナルや車両接近通報装置が標準装備されているなど、快適な空間を手に入れられます。

そしてここから、各グレードによって装備と価格が変わります。まずはベースグレードとその他のモデルとの違いをご紹介します。リアブレーキディスクが259mmから279mmにアップ。これは減速時の安定性が向上する効果があります。ムーンルーフについてはオプションとなりますが、ベースグレードでは取り付けることはできません。腰椎を支えるランバーサポートやパワーシートもベースグレードにはありません。

ヘッドライト、フロントフォグランプがベースグレードはハロゲンが搭載されており、その他のモデルはLEDとなります。これらがベースグレードとの違いになります。

version C

まずはversion Cをベースグレードと比較していきます。タイヤがベースグレードは15インチに対して16インチになり、価格は399万円です。次にF SPORTについてです。こちらは基本的にversion Cと装備は変わりませんが、デザインが特徴的です。

フロントグリル、リアスポイラー、17インチのホイールデザイン、ステアリング、アルミ製スポーツペダル、スカッフプレートオーナメントパネルがオリジナルデザインです。

version L

そして最上級モデルとして販売されているのがversion Lです。こちらのホイールはもちろん17インチです。他のモデルにはクリアランスソナー&バックソナーがオプションですが、version Lは標準装備です。

壁が近づくと音で知らせてくれるので、駐車が苦手な方でも安心ですね!そしてフロントワイパーは雨滴感知式オートが純正装備されています。雨足次第で間欠ワイパーを調整していた方には嬉しい装備ですね。

そして防眩インナーミラーが自動式となります。夜になり、後続車のヘッドライトが眩しい際に自動で明るさを調節してくれる非常にありがたいパーツです。また、シートが本革シートとなります。価格は477万円です。本格的に室内空間に高級感を出したい方にとっては是非とも選択したいモデルですね。

どのグレードを選ぶべきか

version Lとversion Cに関しては、どれほど高級感を求めるかによって選択肢が分かれますね。CTの走りを追求したい方にとっては断然F SPORTが魅力的だと思います。ベースモデルを購入して手を加えていくのも良いと思いますが、ある程度自分の車に対する方向性が決まっているのであればその他のグレードを購入することをお勧めします。自分の欲しい装備のみを付けようとするのも良いですが、どうしても購入金額が高くなってしまいます。

グレード選びも楽しみながら悩みたいところですね。この他に、インテリアの色を選ぶなどのオプションも準備されていますので、グレードを選んでから自分なりにアレンジしていくことは可能です。内装、外装共に自分好みのオプションも付けて、自分だけのオリジナル空間を手に入れてください!満足できる走り、満足できる室内空間をレクサスCTなら提供してくれます。

また、現在は各モデルにおいてBlack Sequenceという特別仕様車が発売されています。レクサスが50万台発売を記念して発売されたモデルです。version Cをベースとしておりますが、アルミホイール、ナットはブラック塗装にするなどの特別仕様となっています。

また、ドアミラーは広角・自動防眩・リバース連動チルトダウン・メモリー・ヒーターを採用し、電動格納式となっています。外装もツートンカラーを設定している点も、特別感があります。また、インテリアカラーも特別仕様車ならではのラインナップを設置しています。

サスペンションはF SPORTのスポーツサスペンションを使用していますし、クリアランスソナー&バックソナーも搭載しているなど、まさに特別仕様車として申し分ない設定となっています。自分だけの特別な愛車を持つなら特別仕様車を選択するというのも良いのではないでしょうか。

レクサスCTの評判

次にレクサスCTオーナー達の評判を見ていきましょう!

高評価ポイント

  • 同クラスのハッチバックには無い、ワイド&ローを強調したスポーティーなデザイン
  • ヘッドライトユニットに組み込まれた質感の高いLEDの処理
  • 前後に装着されたパフォーマンスダンパーによる静粛性が有る快適な乗り心地
  • ノーマルモード・エコモード・スポーツモードの3段階のドライブモードが設定可能で、特にスポーツモード時における優れた加速
  • トヨタの車種とは差別化された、欧州の高級車にも引けを取らない洗練されたインテリアのデザイン

低評価ポイント

  • 好みが分かれやすい硬めの乗り心地
  • 天井が低く、狭さを感じる後部座席
  • 静粛性が有る故に目立つ加速時のエンジン音
  • ワゴンタイプの車種では少々高めの価格設定

レクサスCTのカスタム例

それでは、実際にレクサスCTがどのようにカスタムされているのかをご紹介いたします。CTはノーマルでも存在感がありますが、自分なりに手を加えることでさらに魅力が高まります。

まさゆっきーさんのCT

まさゆっきーさんのCTZWA10の画像
まさゆっきーさんのCTZWA10の画像

室内を赤で統一し、車高は落とすだけ落としてイベント車両としてカスタム。こちらはversion Lを選択したそうです。独特の雰囲気があることが伝わると思います。このように、CTに手を加えると駐車していても注目を集めそうですね。また、外見だけではなく、細かなところもカスタムしている方がいらっしゃいます。

あゆんさんのCT

あゆんさんのCTの画像
あゆんさんのCTの画像

保安基準で、色は白色または淡黄色、全て同一の色を使用することとなっておりますので、イベント向けのカスタムです。ボディが白だと色付きのフォグランプを付けた際には目立ちますね。

もちろん他の色でも雰囲気が変わることには違いありませんが、ボディカラーが白であれば光が反射しやすいので他のカラーよりも雰囲気が変わります。自分のカスタムプランに合わせてボディカラーを選択する方法もありますので、参考にしてみてください。自分なりの落ち着く空間を作るのであれば、室内空間を統一したカラーにすると一気に雰囲気が変わります。

バッジオさんのCT

バッジオさんのCTの画像
バッジオさんのCTの画像

ベースの黒に対し、赤を混ぜることによってスポーティーな空間を作ることができますね。このように内装を自分好みにすると、運転中もより楽しくなります。車通勤している方にとっては、1日の終わりに好みの室内空間に身を置くことによって癒しの空間になることは間違いありません。このように差し色を入れるのは内装だけではありません。

バッジオさんのCTの画像
バッジオさんのCTの画像

足回りに赤を加えることによって、ホイールとキャリパーを目立たせることができますね。このように、少し手を加えるだけでグッと印象が変わることがあります。ボディカラーが黒に対し、赤の差し色は人気がありますね。

最近では黒に蛍光色を差し色として加える方も増えています。自分の好みに合わせて差し色を入れてみるのも良いですね。統一したカラーに差し色を入れるととても目立ちます。その注目度がそのまま道ゆく人からの視線になりますので、注目を集めることは間違いありません。好みにもよりますが、「かっこいい!」と思ったことはどんどんやってみてください。

自分なりに手を加えた分だけ、愛車に対する愛情が大きくなります。そして何より、自分なりにカスタムすると自分だけのオリジナルな車となります。世界に一つだけ、自分専用の車です。駐車場であなたが乗るのを待っている愛車です。自分好みにどんどん手を加えてください。

そしてCTであれば、高級感のある室内空間と最高の走りを提供してくれます。レクサスが妥協なく、技術を惜しみなく注ぎ込んだモデルです。そんなCTのオーナーになれば、手放せない最高な車になることは間違いありません!

高級感のある走りが楽しいCT

車を運転していると、小回りのきく車であれば「もっと積載できればな」と思うこともあります。逆に大きな車に乗っていると、「小回り効けば良いのにな」と思うこともあるでしょう。これらを両立しているのがセグメントCという位置付けの車です。昔から欧州の自動車メーカーは、技術を結集してCセグメントの開発に力を注いできました。その中でも、世界で定評の高いレクサスが発売したCT200hです。

さらに高級感を備えつつも走りの楽しさを忘れてはいません。乗った瞬間、CTの虜になるはずです。人によっては、CTを「中途半端だな」と思うかもしれません。

セダンタイプと比較するとどうしてもこじんまりとして見えるかもしれませんし、コンパクトカーと比較すると小回りが効かないように感じるかもしれません。

しかし、Cセグメントを一度乗った方は家族が増えるなどの理由がない限り、Cセグメントを乗り継ぎます。なぜでしょうか。それは、適度な大きさであり、走りが楽しい車が多いことにあります。欧州の自動車メーカーと比較すると、レクサスはまだまざ新参者です。

しかし、激戦区であるCセグメントの発売なので手を抜くことはできません。ユーザーはメーカーの妥協をすぐに見抜きます。すでに欧州車が占拠しているCセグメントは、妥協しては売れないクラスです。

そのような状況下でレクサスにおいて開発されたCTに一度乗ってみませんか?長年培ったトヨタブランドの技術を惜しみなく注ぎ込んだモデルです。乗った瞬間に、最高の満足を与えてくれるでしょう。さらに、自分なりにカスタムすることによってさらに愛着が持てるでしょう。手放せない一台になることは間違いありません。

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