マフラーに装着するサイレンサーってなに?

2018年11月30日

マフラーに装着するサイレンサーってなに?

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車のマフラーに装着されているサイレンサー。そもそもサイレンサーとはなんなの?何の為に装着されているの?サイレンサーを変えると何が起こるの?という、サイレンサーについての疑問を解決します!

サイレンサーの効果

サイレンサーとは、マフラーの排気口付近についているパーツで、車の排気音を抑える役割を果たします。軽自動車やコンパクトカーの純正マフラーのような口径の細いものではなく、社外品の太いマフラーに主に使用されます。

車のマフラーには排気効率を良くしたり、エンジンのパワーアップなどの効果がありますが、サイレンサーは音を小さくすることが大きな目的のパーツです。そのため、サイレンサーを付けたから速くなると言ったことは無く、むしろ意図的にマフラー出口を狭くして音量を下げるため、排気効率を下げることになってしまいます。

それでも、最近では車の排気音によるご近所からの目や苦情が気になってしまうほど騒音に厳しい世の中になっています。マフラーを変えて気持ちよく速く走りたい!でも自宅周辺ではご近所さんに配慮したい、という方に取り入れていただきたいパーツです。

サイレンサーで音はこんなに変わる!

では、サイレンサーをつけることでどれほどマフラーの排気音量に変化があるのでしょうか。取り付け前後で音量を比較した動画をいくつかご紹介しましょう。

サイレンサーの取り付け後・取り付け前との音を比較している動画をご覧いただきました。サイレンサーの有無によって、音量の変化やエンジン回転数を上げたときの音の伸び具合などが変わっていることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

あわせて純正マフラーとの音の違いも感じていただけたことでしょう。サイレンサーをつけることで、スポーティな高回転域の伸びや全体の音量感は損なわれますが、「うるさい」という印象でなくなることは確かです。適度な音量で排気音を楽しみたいという方はインナーサイレンサーの変更や導入をしてみてください。

サイレンサーの適合

簡単な取り付けで音量を抑えることが出来るサイレンサー。いつもはスポーティな大音量のマフラーをつけている方でも、自宅付近に着いた時や深夜早朝に車を動かす時には少し音を小さくしたいという場合もありますよね。

マフラー出口にサイレンサー本体をネジ止めするだけでも効果が得られるので、帰宅直前につける、車検前につけるなど、便利に使うことができます。ですが、サイレンサーには適合があり、愛車についているマフラーと径が合わなければ装着することが出来ません。マフラーの口径に対し、適合するサイレンサーのサイズが決まっています。ご自身の愛車のマフラー出口を計測して確認してみてくださいね。

サイレンサーのサイズの見方

インナーサイレンサーのサイズ表記には3つの値が設定されています。

  1. テール外径
  2. サイレンサー全長
  3. パイプ外径

サイズを選ぶ際に気にすべきはテール外径です。マフラーにサイレンサーを差し込み、ボルト等でとめるのでマフラーよりも少し小さくないと入りませんし、小さすぎてもボルトで固定が出来ません。マフラー出口の径が60Φであればテール外径サイズを55.5mmのように5mmほど小さく選びます。多くの商品がマフラーの径の60~120Φにあわせたサイズ展開をしていますので、ご自身の愛車のマフラーに適したサイズを選びましょう。

音量があまり変わらないときは?

マフラーにはタイコと呼ばれる箱のようなものが途中に設置されています。このタイコが消音機の役目を果たしているので、おおむね車検適合品のマフラーにはタイコがついています。タイコのあるマフラーはサイレンサーをそのまま装着することで効果を得ることが可能ですが、タイコがない「フルストレートマフラー」「直管マフラー」では消音効果があまり出ないことがあります。

そのようなときは、ウールと呼ばれる綿や、ステンレスたわしをサイレンサーの細い管の周りに巻きつけ、サイレンサーの密閉度を上げることで効果が現れます。サイレンサーを買ってつけてみたけど効果がいまいち・・・という方はウールを巻いてみましょう。

サイレンサーと車検

マフラーの音量は「近接排気騒音は96dB以下」が車検適合基準となっています。サイレンサーの取り付けそのものについては車検に通らないわけではありませんが、保安基準では「消音器の騒音低減機構を容易に除去できる構造でないこと」と決められています。

つまり、溶接などの場合は容易には外せないので車検的にはOKです。しかし一時的に音量を小さくするためにわざわざ溶接してしまっては戻すときも大変ですよね。また、ボルトでの取り付けも「容易に除去できる」とみなされて車検に通らない可能性があります。ここは検査員によって見解が異なる部分でもあります。

さらに平成22年4月以降に製産された車は、サイレンサーの装着による消音自体が禁止です。車検にはそのまま通そうとせず、純正マフラーを自宅保管しておき、車検の際に交換するなどの対処を考えておきましょう。

まとめ

マフラーのサイレンサーについてご紹介しました。

  • マフラーのサイレンサーは消音のために使用する
  • サイレンサーは主に社外マフラーに使用する
  • サイレンサーは適合するサイズが決まっている

という点に注意しておきましょう。サイレンサーをうまく利用すれば、憧れのスポーツマフラーを取りつけても安心ですね。是非活用してみてください。