2018年11月13日 (更新:2024年08月15日)
老舗ブランド「小糸」のLED!ホワイトビームNeoはここがスゴイ!
車のヘッドライトやテールランプの製作で有名な小糸製作所。純正LEDランプを世界もっとも早く実用化した日本の老舗ブランドです。小糸が2016年に発売した交換用LEDヘッドライトバルブ「ホワイトビームNeo」は高い完成度で好評。本記事では小糸「ホワイトビームNeo」の魅力にせまります。
ヘッドライトの老舗ブランド「小糸」!
「Koito」の文字は車に乗る人なら誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。ヘッドライトハウジングやテールランプに刻まれている「Koito」の刻印。補修用電球でも小糸がトップシェアを獲得しています。その小糸製作所が2016年に、満を持して発売したのが交換用LEDヘッドライトバルブ「ホワイトビームNeo」。
2007年に登場したレクサス LS600hに搭載するために、世界でもっとも早く純正LEDランプの実用にこぎつけた小糸製作所。自動車用LED照明のパイオニアが製作したKoito「ホワイトビームNeo」は、ようやく登場した信頼できる交換用LEDヘッドライトバルブです。
小糸製作所とは?
小糸製作所が誕生したのは1936年。自動車照明や航空機部品などを手がける企業として設立。小糸の前身である1915年創業の小糸源六郎商店から数えると、2015年で創業100周年をむかえた日本の老舗自動車照明ブランドです。
トヨタ、日産、ホンダなど国内自動車メーカーへの部品供給にとどまらず、ダイムラーや・ルノー、PSAグループ(プジョー・シトロエン)などにも部品を供給。国内外を問わず、ほとんどの自動車メーカーの照明を手がけています。
小糸のLEDヘッドライト、ホワイトビームNeo
LEDヘッドランプは多くのメーカーが製造していますが、小糸製作所の「ホワイトビームNeo」は、なぜこもうも注目を集めるのでしょうか? その魅力に迫ります。
ホワイトビームNeoの優れた性能
小糸製作所のホワイトビームNeoの特徴は、優れた「明るさ」と「配光」「耐久性」を、Hi/Lo切り替え式で実現したことです。LEDヘッドライトの光量は、ハロゲンランプ以上の明るさを確しながら、ファンレスの小型のヒートシンクでもしっかりと放熱ができ、耐久性を確保しています。
広い範囲を照射するのに向かないLEDの光を、純正リフレクターをつかって上手く反射していおり、従来品よりも周囲をしっかりと明るく照らすことができます。光軸のズレの少なさも純正ヘッドライトを手がけるメーカーならではといえるでしょう。
ホワイトビームNeoの優れた品質
メーカー保証期間として、H4タイプが3年/6万km(固定タイプのH11タイプは2年)を設定するのは、耐久性への自信の現れであると見受けられます。色温度は、H4タイプが6700ケルビン。H11タイプが6500ケルビン。どちらも、青みのない純白の色温度に設定。2016年に12V専用のver.Ⅰが登場し、続いて2018年には12V・24V共用のver.Ⅱが販売されています。
小糸製作所 ホワイトビームNeo ver.Ⅰ
ホワイトビームNeoを実際に付けてみた!その評価は?
ホワイトビームNeoを実際に取りつけた方の評価をまとめました。Amazonのレビューを参考に、ホワイトビームNeoの使用感を検証します。
ホワイトビームNeoの明るさ
光量はHID(35W)と遜色ない明るさでした。
HIDと比べるとかなり暗いですが、ハロゲンランプと比較するとそれほど暗くは感じません。
比較するHIDによって大きく印象は変わるようですが、光量は「ハロゲンランプ以上、35W・HID以下」を確保できている模様です。
ホワイトビームNeoの配光
カット、配光ともに優れているように感じます
進行方向、右上方向に漏れる光をおさえ、左側は広く照らすように配光されるヘッドライト。その際、中央付近にできるエルボーカットラインと呼ばれる光の境界線はしっかりと確保され、対向車への幻惑をしっかり防ぐように設計されています。
反射板のカットが筋となり少し見づらい
LED独特のクッキリとした光であるため、反射板(ヘッドライトリフレクター)の反射角度の違いでムラができ、筋となって現れる車種もあるようです。この症状はマルチリフレクタータイプ特有の現象で、プロジェクターヘッドライトでは起きません。
ライトテスターでエルボーラインがハッキリと検知できないため検査に通らない。見た目ではハッキリとカットラインが出ていますが、テスターとの相性が悪いようです。
目視ではエルボーカットラインはしっかりと出ていますが、光軸を判定するテスター(光軸調整機)によってはNGと判断される場合もあるようです。また、車種にもよるところもあるでしょう。車検の際は注意が必要です。
ホワイトビームNeoの耐久性
耐久性に関してはコメントがありませんでしたが「すぐに使えなくなった」というコメントはないことから、初期不良率は低いものと判断できます。
まとめ
LEDヘッドライトは以前から小糸が製作する以前からありました、しかし、バルブ後方には放熱を促すための大きなヒートシンクがせり出し、電動ファンでの排熱が必要。消費電力は大きく、ファンの作動音が常に聞こえ、取りつけられる車種はヘッドライト裏スペースに余裕のある車だけでした。
また、自動車部品としての信頼性に欠け、作動中にいつ球切れしてもおかしくないものばかり。小糸製作所の「ホワイトビームNeo」は、純正ヘッドライトメーカーが手がける、ようやく登場した純正クオリティの信頼ある交換用LEDヘッドライトバルブなのです。