2018年11月16日 (更新:2020年06月19日)
ノーズブラを装着しよう!保護とカスタムを両立できるオシャレアイテム!
ノーズブラと聞いて「あーあれね」とすぐ反応する人はかなりのカーマニアですが、興味はあるけどなかなか手が出ないアイテムでもあります。そして、何のためにあるのか今一つわからないという人も多いのではないでしょうか。愛車のカスタムと聞くとスポイラーなどのエアロを思いつきますが、フロント部分にノーズブラを装着するというのもカスタムのアイデアです。そこで、ノーズブラの種類とその効果と、人気のブランドなどをまとめてご紹介しましょう。
ノーズブラってなに?
ノーズブラの効果
バグガード/フードプロテクター/フロントプロテクターなどの呼び方もありますが、日本ではノーズブラが一般的な名称と言えるでしょう。ノーズブラはアメリカが発祥のカーアイテムで、その証拠に英語表記でも「nose bra(bonnet bra)」で通じるのです。
その代表的なのが、フロントグリルからバンパー、そしてボンネットの先端とホイールアーチの頂点あたりまでを覆うものやフロントガラスの下まで覆う「フルバラ」タイプ、あるいはボンネットのみというバージョンもあります。
何のために存在するかというと、車を飛び石などによる損傷から守るためのカバーというのが、そもそもの理由です。アメリア、カナダ、そしてオーストラリアなどは車社会であり、しかも広大な広さの土地の多くは大自然や荒れ地というお国柄です。そのため、ロングドライブでは飛び石などで車の先端が傷つく恐れがあります。愛車をそんな危険から守るために登場したのがノーズブラです。
フロント周りを、虫や飛び石などから防ぐという実用性だけではなく、オリジナルのフロントデザインが一気にインパクトのあるフェイスに変えてくれるのが特徴で、ボンネット中央部分にシールドを設けて気流を変え、フロントガラスを守るタイプもあります。
また、グリル部分だけを覆うタイプもあり、これは寒冷地などでラジエターに冷気があたるのを防いでエンジンが冷えすぎないようにするという実用性が高いタイプです。
しかし、そんな機能性という理由は後付けかも知れません。もともとは自動車メーカーが新型車の外観を隠すカモフラージュのために、車全体を覆うタイプを使用していたもの。それをフロント部分だけ取りつけると、謎めいていてカッコイイということから一般の人がつけ始めたというが事実のようです。
人気ノーズブラメーカー
主要ノーズブラメーカーを紹介
CoverCraft
アメリカに社を構える世界最大のカスタムカーカバーメーカーである「CoverCraft(カバークラフト)」は、カーカバーをはじめ、サンシェード、シートカバー、ダッシュマット等、シート状の製品を多く手掛けるメーカーです。このカバークラフトのノーズブラは優れた品質と耐久性、デザインにより人気のある製品です。もちろんアメ車以外にも数多くの専用品を用意しており、ノーズブラを検討するならまずは知っておきたいメーカーです。
COLGAN CUSTOM
欧州車用なら老舗カバークラフト社のブランド「COLGAN CUSTOM(コルガンカスタム)」です。BMWやポルシェまで高品質のフルブラを取り揃え、アメリカでシェアナンバー1を誇り、特にSUV用を数多く手掛ける「Le Bra」も、同じカバークラフト社のブランドで両ブランドともに日本で購入できます。
THINK DESIGN
国産メーカーとしては神奈川県に本社を置く「THINK DESIGN」をご紹介しましょう。レクサス車専門のパーツメーカーで、新旧のレクサス各車のフルカバータイプやボンネットブラまで、レクサス車のカスタムを考えているなら一押しのブランドです。
イケてるノーズブラカスタム
CARTUNEユーザーのノーズブラ装着車の投稿はまだ少ないようですが、レビューとともに送られた写真を見ると、なかなかきまっています。ノーズブラを装着すると、何年式か判断するもっとも重要なフロント部分が隠れるので、少し古い年式の車種でも気にならず、フロントのインパクトが絶大なので、ちょっと見では車種すら不明に。それも魅力ですが、ボンネットに控えめに装着するだけでも、印象が大きく変わっています。そして、なぜかアメリカンな雰囲気になるから不思議なアイテムだと感じられます。
まとめ
発表前の新型車のボディ形状をカムフラージュするために考案され、いつのまにかカスタムパーツになって、愛車のオシャレ度をアップさせるというノーズブラ。
また、せっかくのデザインが台無しになるという危惧もありますが、それをあえて隠すのが謎めいてクールだということに気付けば、ノーズブラを見る目も変わるはず。したがってノーズブラは、古くなった愛車を一気にドレスアップできる必殺技かもしれません。