2018年11月28日 (更新:2024年08月14日)
bB30系を解説!カスタムパーツも紹介!
NCP31 bBといえばトヨタが2000年に発売を開始した初代bBにあたるモデルです。幅広い年齢層のユーザーがいますが、特に若者に人気の車種としても知られています。今回はこのNCP31 bBのモデルやスペックを紹介しつつ、NCP31 bB向けカスタムパーツやCARTUNEユーザーでこの型のbBのオーナーのカスタム事例をお伝えします。
NPC31の代表モデルとスペック
1.5 X Version(2000年2月~2000年8月モデル)
車両型式NCP31-DHSGKXで知られているのが前輪駆動2WDの1.5 X Versionです。全長3,845mm x 全幅1,690mm x 全高1,640mmのボディサイズに2,500mmのホイールベース、車両重量は1,040kgとなっています。搭載エンジンは1.5L直列4気筒DOHCエンジン(エンジン型式1NZ-FE)、最高出力81kW(110PS)/6000 rpmと最大トルク143N・m(14.6kg・m)/4,400 rpmのスペックを備えたエンジンです。
サスペンション方式はフロントサスペンションにマクファーソン・ストラット式、リアサスペンションにトーションビーム式となっていて、多くのコンパクトカーなどによくある定番の仕様となっています。ブレーキはフロントにベンチレーテッドディスク、リアにリーディングトレーリング式ドラムです。新車発売時の価格は157.8万円でした。
下記で紹介する1.5Zと比較すると車両価格は高いですが、フロントスポイラーやリヤスポイラーにリヤアンダースポイラー、そして本革巻きのステアリングホイールやディスチャージヘッドランプなどが主要標準装備に含まれていた点もポイントです。
1.5 Z(2000年2月~2000年8月モデル)
車両形式NCP31-DHSGKに該当するモデルです。全長3,825mm x 全幅1,690mm x 全高1,640mmのボディサイズに車両重量1,040kgとなっています。駆動方式は前輪駆動2WD、上記で紹介した1.5 X Versionモデルよりも全長が20mm短くなっている点が大きな違いのひとつです。
エンジンは上記モデル同じ1NZ-FEエンジンを搭載していますので、最高出力及び最大トルクも同じスペックとなっています。X Versionと同じく、ブレーキはフロントにベンチレーテッドディスク、リアにリーディングトレーリング式ドラムです。当時の新車価格は145.8万円です。上記のX Versionより12万円ほど安い価格設定ですが、主要標準装備品は比較的少なくなっています。
NPC31のカスタムパーツ紹介
柿本改 マフラー GT box 06&S
社外マフラーメーカーとして有名な柿本が製造するGT box 06&Sです。オールステンレスを材質に採用したマフラーで、低中速のトルクはもちろんのこと高速域で効果も考慮して設計されたマフラーになります。
φ80のテール径の存在感が印象的で、マフラー音のカスタムをしたい方なら必須アイテムのひとつです。JASMAの認定を受けているので車検の心配をする必要もありませんが、NCP31の中でも年式によってはJASMA未認定となっている車種がありますので、購入の際には適合の確認が必須となります。
TEIN 車高調 STREET BASIS Z
TEIN(テイン) STREET BASIS Zは自動車サスペンションメーカーのテインが発売しているNCP31向けのサスペンションキットになります。ネジ式の車高調式サスペンションになっているのでシャコタンにしたい方が使用すればカスタム効果も高いですが、極端な低車高や高車高にすると縮み側または伸び側のストローク量がなくなるので注意しましょう。
このタイプでは減衰力を調整ができませんが、すでにセッティングされているので車高を弄って普段の運転や、時にはワインディングを楽しむことも可能です。アッパーマウントが付属しないため、純正のアッパーマウントを取り付けて使用するとコストを抑えることができます。
CARTUNEユーザーカスタムの紹介
痛車カスタムの前期型NCP31
ひとつめに紹介するCARTUNEユーザーのNCP31カスタムは痛車仕様です。前期型NCP31のボンネットとフロントガラス上部にリサゆり関係のカーラッピングなどが施されています。ベースとなっているbBのボディカラーが落ち着きのある暖色系となっていて、青色と紫色を基調としたカーラッピングは絶妙なマッチングです。落ち着きすら感じられる仕上がりで、さり気なくカーラッピングや痛車を楽しむなら参考にすべき仕上がりとなっています。
シャコタンツライチNCP31
次に紹介するカスタム事例はシャコタンツライチのNCP31 bBです。シャコタン具合が非常に大きくなっているだけでなく、ホイールのツラ(面)もフェンダー面ギリギリまで外に出されています。
フロントフェンダーとフロントバンパーがボタンやゴムのようなもので固定されています、これはおそらくフロントバンパーの着脱する際の作業性を高めるためでしょう。さらに、リアホイールに目を向けてみると、一目見てわかるくらいのキャンバー角がついています。
実際にリアキャンバープレートセットも販売されていますので(トーションビーム式サスペンションの車高を落としてもキャンバー変化を起こさないことに関係している)、シャコタンツライチでリアキャンバーを付けたい方なら参考にしたいカスタムです。
まとめ
今回はNCP31 bBのモデルやスペック、カスタムパーツ、そしてCARTUNEユーザーがおこなっているカスタム事例などを紹介しました。マフラーのリアピース、エアロ、車高調セットといったカスタムパーツのバラエティーや数、そしてシャコタンツライチから痛車カスタムまで幅広い種類のカスタム、そして実際にカスタムをしているユーザーの数もかなり多く存在しているので、年式は古いですが、立派なカスタム車両となりえる車両です。NCP31 bBでカスタムなどを楽しんでみてはいかがでしょうか。