車のチェーン(タイヤチェーン)の値段ってどのくらい?いますぐわかる! | CARTUNEマガジン
車のチェーン(タイヤチェーン)の値段ってどのくらい?いますぐわかる!

2018年11月01日 (更新:2024年08月14日)

車のチェーン(タイヤチェーン)の値段ってどのくらい?いますぐわかる!

雪が積もる地域にお住いの方はスタッドレスタイヤを常備し、雪が降る前に交換します。しかし、年によって積もる地域や、積もっても翌日には溶けてしまう地域にお住いの方はわざわざスタッドレスタイヤとホイールを購入するまでもありません。タイヤチェーンを常備しておけば、雪が積もったとしても車で通勤することは可能です。準備しているだけで雪も怖くありません!1セットあるだけで、雪が積もるかどうかの恐怖から逃れられると思えば必須アイテムと言えます。今回はタイヤチェーンに注目し、その性能と価格をご紹介いたします。

ウィンターシーズンには欠かせないタイヤチェーン

カニさんの300Sタイヤの画像
カニさんの300Sタイヤの画像
引用元:カニさんの投稿

タイヤチェーンとは?

まずはタイヤチェーンとは一体どのようなものかをご紹介します。タイヤチェーンとは、文字通りタイヤに取り付けるチェーンです。

効果を発揮するのは雪道での使用です。通常のタイヤであれば、アスファルトに特化した構造となっているために雪道では全く効果はありません。

雪に圧力が加わる圧雪アイスバーンでは、タイヤが空転してしまい車を進めることもできません。

また、動いている車が圧雪アイスバーンの上でブレーキをかけたりハンドルを切っても何も効果は得られません。それほど、雪道は恐ろしいのです。

タイヤチェーンの役割

なぜ雪の上ではタイヤはグリップしないのでしょうか。原因は、雪や氷とタイヤに摩擦力が生まれなくなることが原因です。

氷の上を歩こうとすると、滑ってうまく歩けない状態と同じ状態です。ここで摩擦力を得るためには、氷にタイヤを食い込ませることが最も良い方法です。

タイヤにチェーンを巻き、雪や氷に食い込ませることでタイヤに摩擦力を発生させます。この摩擦力で前に進む、止まる、曲がるを可能にするのです。

近年、関東地方でも年に数日大雪が降り、立ち往生する車が報道されています。そんな状態にならないように、タイヤチェーンは常備したほうが良いですね!

タイヤチェーンの価格は材質とサイズで大きく異なる

uiyatsujyaさんのアテンザGJ2FPの画像
uiyatsujyaさんのアテンザGJ2FPの画像
引用元:uiyatsujyaさんの投稿

タイヤチェーンと言っても、種類があります。一般的なのは布、ゴム、金属です。この材質により、価格は変わります。

また、サイズによっても値段は変わります。大きいタイヤの方が多く材料を使用しているので、価格の違いはうなづけます。

自分の用途によって材質を選択することが、雪道克服のカギとなります。

布製タイヤチェーン

文字通り布を巻く形になりますので、スピードを出してしまえば耐久性はありません。スタックした時にタオルを敷くと抜け出せるように、布はそれなりにグリップが効きます。

取り付けも容易なため、急な雪のときの応急処置といったところでしょう。価格は3つの中で最も低価格なので常備しておくのも良いですね。

ゴム製タイヤチェーン

「えっ?タイヤってゴムだからつけても意味がないんじゃ・・・?」と思うかもしれませんが、ゴムのチェーンは部分的に金属が付いています。

現在は販売されていないスパイクタイヤのような状態になります。製造が禁止されてしまいましたが、今から1980年代くらいまではタイヤにピンが打ち込まれており、冬道の必需品だったのです。

ゴムチェーンはスタッドレス以上にグリップが効きます!しかし、ゴムで止められているので耐久性はありません。

値段もそれなりに高くなっています。

金属製タイヤチェーン

太いチェーンが張り巡らされているタイプです。3つの中で、効きは最強です。しかしながら、デメリットも大きいです。

金属であるゆえ、重いので取り付けには一苦労します。さらに、あまりの重さにスピードが出せません。

また、雪道以外の場所を走ると摩擦熱を持ってしまい、タイヤへのダメージもありますし耐久性も低くなります。

切れた時を考えると、ボディにダメージがあるかもしれません。乗り心地も悪いです。

しかし、トラックやSUVなどの重量のある車種には金属が必需品です。また、形状によっても効きが変わります。

はしご型と亀甲型がありますが、亀甲型のほうが横滑りに強いです。ちなみに、価格はゴムよりは少々安いです。

チェーンの特性を知り、自分に合ったチェーンを選択しましょう。

タイヤチェーンの値段

ではいよいよ、タイヤチェーンの値段です。まずは最も存在感のある金属から。昔から定評のあるニューレイトンを見てみましょう。

金属製タイヤチェーン

ニューレイトン アイスバーン らくらくタイヤチェーン

IB-120 ニューレイトン アイスバーン らくらくタイヤチェーン 乗用車用 亀甲型金属チェーン リング式9mm

ゴム製タイヤチェーン

次にゴムです。シェアの高いカーメイトの商品を紹介します。

カーメイト 非金属タイヤチェーン バイアスロン クイックイージー

カーメイト(CARMATE) 簡単装着 日本製 JASAA認定 非金属 タイヤチェーン バイアスロン クイックイージー QE4L 適合:185/55R14 175/70R13 165/70R14 165R13(夏) 155R14 QE4L

SUVは3万円前後。ゴムなので、経年しているものは価格が安く設定されています。経年したものを購入するのも良いですが、耐久性は劣るかもしれません。

布製タイヤチェーン

最後に布です。布の火付け役であるオートソックでご紹介します。

AutoSock(オートソック) 「布製タイヤすべり止め」 オートソックスタンダード ASKY09

オートソック 600/645AutoSock HP ノルウェー生まれのタイヤ靴下AUTOSOCKSオートソックスHPシリーズ(ハイパフォーマンス)

SUVは一番大きいものが入るかによりますが1万円。

こう見ると、やはり布のコストパフォーマンスは素晴らしいですね!

まとめ

冬の必需品であるタイヤチェーン。耐久性に心配がありますが、メンテナンス次第で長持ちさせることができます。

冬場の道路には融雪剤が巻いてあります。塩化カリウムが巻かれていることが多いのですが、金属に付着すると錆びを促進し、ゴムは劣化を促進させます。

タイヤチェーンを使用した後は、しっかり水洗いして乾かすという作業を行うことにより、寿命が長くなります。正しい使用方法で安全なドライブ生活を送りましょう!

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