2018年10月18日 (更新:2024年04月10日)
突然ウインカーがハイフラに!?その原因と対策方法を解説します!
運転中、曲がろうと思ってウインカーレバーを操作した瞬間、いつもと違う間隔でウインカーが点滅したことはありませんか?これはハイフラ(ハイフラッシャー)と呼ばれる現象です。今回は、ウインカーのハイフラ現象の原因と対策方法を解説します。
記事の要約
- ハイフラとはウインカーが通常よりも短い間隔で点滅する現象
- 原因はウインカーのバルブの球切れ、バルブをLEDに交換するなど
- ハイフラはウインカーの回路の消費電力が少なくなると発生する
- ハイフラは車検に通らない、整備不良で捕まる可能性も
- 切れたバルブを交換、ハイフラ対応LEDを選ぶ、ICウインカーリレーに交換などで解決できる
ウインカーのハイフラ現象って?
ハイフラとは、ウインカーが通常よりも短い間隔で点滅すること。自分の車のウインカーがものすごく短い間隔で点滅したり、前を走っている車のウインカーがチカチカとせわしく点滅しているのをみた事がある方も多いのではないでしょうか?これはハイフラッシャーという現象で、通称ハイフラと呼ばれます。
ハイフラは車検に通らない
ウインカーの点滅間隔は保安基準で定められており、ハイフラのような短い点滅間隔の状態は保安基準に適合しません。そのため、ハイフラは車検合格不可となる状態。公道走行では整備不良となり違反となってしまいます。
ハイフラ現象の原因は?
ハイフラ現象を引き起こしてしまう直接的な原因には次のようなものがあります。※バルブ=電球のこと
- ウインカーのバルブの接触不良
- ウインカーのバルブの球切れ
- ウインカーのバルブをLEDに交換した
- ウインカーリレーが壊れた
ハイフラ現象はなぜ起こるの?
ハイフラはウインカー回路の消費電力が少なくなると発生します。
車のウインカーにはウインカーリレーと呼ばれる部品が備わっており、このウインカーリレーはウインカーの回路を一定間隔でON/OFFし、点滅させる役割を持っています。
しかし、ウインカーのバルブが球切れするなどしてウインカー回路の消費電力が少なくなると、ウインカーリレーの動きが早くなって点滅間隔が短くなり、ハイフラが起こります。
ハイフラになってしまったときの対処法は?
バルブの接触不良の場合
ウインカーバルブの接触不良の場合、ウインカーバルブを一度取り外してバルブと端子のサビを紙やすりなどで軽く落とし、接点復活剤を塗布して組み付け直しておきましょう。端子を少し曲げて接触を良くする小ワザもあります。
ウインカーレンズを軽くたたくと接触が回復しふたたび点灯するようになることがありますが、根本解決には至りません。バルブを一度取り外して作業を行いましょう。
バルブの球切れの場合
原因が球切れなので、すみやかにバルブを交換しましょう。正常なバルブに交換すればハイフラは解消されます。
しかし、ウインカーが切れている原因が球切れではなく配線にある場合もあります。配線がどこかで切れてしまっている場合はバルブを交換しても点灯しないため、どこで配線が切れているのかを探して直す必要があります。骨の折れる作業ですが、ウインカーが故障している車は公道走行ができません。故障箇所を直し、正常な状態で運転しましょう。
バルブをLEDバルブに変更した場合
LEDバルブは、純正の電球よりも消費電力が少ないためハイフラを引き起こしてしまいます。
すでにLEDバルブに交換してしまっているなら、バルブを純正の電球に戻すか、ウインカーリレーをLED対応のIC内蔵のICウインカーリレーに交換しましょう。ICウインカーリレーは、消費電力が少ないLEDバルブでも、ウインカーの点滅間隔を正しく制御してくれます。
まだLEDバルブを購入していないなら、ハイフラ対策済みのLEDバルブを検討してみましょう。ハイフラ対策済みのLEDバルブなら、ウインカーリレーを交換しなくてもハイフラが発生しないよう対策されています。
LEDバルブに交換するだけで発生する
純正採用されるようになってきたLEDバルブのウインカー。カッコいいから自分の車もLEDにしたい!と交換するオーナーも増えていますが、ハイフラ現象が発生する可能性があるため交換には注意が必要です。
ハイフラは車検合格不可となる状態。公道走行では整備不良となり違反となります。ハイフラに困っている場合は一度純正のバルブに戻すか、ハイフラ対応のLEDバルブやICウインカーリレーの装着を急ぎましょう。