2018年10月08日 (更新:2024年08月08日)
車のパーツ塗装を缶スプレーでやってみよう!必要な道具とその手順を解説!
傷がついてしまった際、缶スプレーで塗装しても綺麗になれば費用は安く済みます。正しい手順とちょっとした工夫で愛車を綺麗にすることができます。もちろん、デメリットもありますが缶スプレーを味方につければこすった傷を綺麗にすることができるのです。さぁ、是非とも愛車を綺麗に塗装しましょう!
愛車に傷がついてしまったら、修理のことが心配になりますよね。
「修理費はいくらになるんだろう」「しばらく乗れないな」などと、傷ついたショックに追い打ちがかかるものです。
できるだけ安く、できるだけ綺麗に直したいと思いますよね。そこで活躍するのが缶スプレーです。
缶スプレーと聞くと、失敗してしまった自家塗装のイメージを持つ方がいるかもしれません。たまに街中を走っていると塗装を失敗した車を見かけることがあります。
しかし、方法さえわかれば綺麗に塗装することは可能です。自分で塗装することができれば、当然安く済ませることができるので嬉しいことだらけです!
本日は必要な道具と具体的な塗装方法についてご紹介します。
缶スプレーで車を塗装するメリット・デメリット
缶スプレーを使用する上で、メリットとデメリットをしっかり抑えてください。
缶スプレーを使用する以外にも、タッチペンやエアスプレーを使用する方法があります。この中で缶スプレーを使用するということはどういうことなのかを理解してください。
メリット
・手軽
なんといっても缶スプレーは手軽に作業できます。エアブラシと比較してみると、その手軽さがわかります。エアブラシはメンテナンスが必要ですが、缶スプレーには不要です。
さらに、エアブラシを使用する際にコンプレッサーを使用すると、騒音が鳴り響きます。缶スプレーの場合は音も気にせず、好きな場所で好きな時間に作業ができるのです。
・タッチペンのようにデコボコしない
缶スプレーは粒子で塗装します。霧状に散布するので、吹きかける面が平らであれば平らに塗料が乗ります。タッチペンはハケで塗装します。
これではではどうしてもハケの形状にデコボコしてしまいます。綺麗に仕上げるならタッチペンより缶スプレーのほうがおすすめです。
デメリット
・細かい調節ができない
エアブラシと比較すると、缶スプレーは粒子の大きさや吹きかける強さを調節することができません。最近は散布する範囲を調節できるものも出てきましたが、それでもエアブラシには勝てません。また、缶スプレーは色の調節ができないこともデメリットです。
・垂れやすい
粒子が大きいため、気を抜くと塗料を多くかけてしまって垂れだす可能性があります。これはあくまで「垂れやすい」ということなので、注意して使用すれば回避できます。
缶スプレー塗装をする際に必要なモノ
では実際に揃えるものを見ていきましょう。ここでは、パテで形を整えたりマスキングテープで塗装のターゲットを決めるなどの工程は省き、これから塗装するために必要な道具をご紹介します。
耐水ペーパー
傷を平らにツルツルにするための耐水ペーパー塗料は均一にボディにつくので、デコボコしていたらそのまま塗装されてしまいます。
まずは耐水ペーパーを使用してツルツルにします。目の荒さも様々ですが、いくつか用意しておく方が良いです。荒いものから細かいものに変えてツルツルにしていくのが鉄則です。
プラサフ
ボディと塗料をしっかりつなぎとめるためのものです。吹きかけて触ってみるとわかりますが、ゴムのような感触になります。
塗料をそのまま塗ってしまうと、乾いた後でひび割れて全て取れてしまう場合もあるのです。イメージとしては下地作りですね。
一度塗った塗装をひび割れて取れないようにするためにも、是非とも使用したいアイテムです。
塗料
塗装のメインとなる塗料です。各メーカーごとのカラー設定がありますので、よく確認してから購入してください。同じ車種でも、細かく設定されているケースがあります。
「ブレイジングレッド」と「チリレッド」「ペッパーホワイト」と「オリンピックホワイト」など。確認しなければ全く違う塗料を吹きかけてしまう可能性があります。自分の車に合った塗料を選択しましょう。
クリア
塗料だけだと触れただけで簡単に傷がついてしまいます。塗装には、クリアという透明な塗装が施されているのです。
これを塗り忘れると車の表面がピカピカになることはありません。忘れずに準備して下さい。
ボカシ剤
こちらは新たな塗装を目立たなくするためのものです。塗装は紫外線で少しずつ色落ちしていきます。
新しい塗装面と古い塗装面ではどうしても違いが目立ってしまいます。これをわかりにくくするためのボカシ剤です。
綺麗に仕上げたいのであれば、是非ともオススメできます。
缶スプレーの塗装手順
さぁ、道具を揃えたらいよいよ塗装の始まりまです。まず、塗装する時に一番の天敵になるのが「虫」です。
虫が塗料についてしまうとそのまま塗装に虫が入ってしまいます。虫を嫌って冬に塗装する人もいるほどです。
そして湿度にも注意して下さい。湿度が高いと塗装が乾かなかったり、乾燥中に水分が浮いてくる場合もあります。
塗装する環境にも注意を払いましょう。そして、自家塗装とは努力の一つ一つが仕上がりを左右します。
気合いを入れて行いましょう!
1:塗装面をツルツルにしよう!(紙やすり800番まで)
塗装を行う前に塗装する部分をツルツルにしましょう。使用するのは耐水ペーパー。目の荒いものから使用し、徐々に目を細かくしていきましょう。
初めから細かいものを使用しても綺麗になりますが、深い溝などがなだらかになるにはかなり時間がかかります。
そして気をつけなければいけないのは、錆を完全に削りとる必要があるということです。錆が残っていると、どんどん繁殖して塗装を剥がし、鉄を腐食させます。
綺麗に長持ちする塗装をするためにも、この作業を重点的に行ってください。
とはいえ、ツルツルにし過ぎてもNG。あまりにも表面がツルツルだと、塗装が簡単にはがれてしまいます。必ず、紙やすりは800番まででで全体が梨地になるまで傷をつける必要があります。
面倒がって600番や400番でを終わりにしてしまうと仕上がりが傷だらけになってしまいます。必ず800番で仕上げましょう。
※新品を塗装する場合は最初から800番で大丈夫です。
2:スプレーの吹き付け
いよいよ缶スプレーを使用した塗装です。
STEP1 プラサフ
STEP2 塗料
STEP3 クリア
この順番で吹きかけてください。塗装の際は、なるべく薄く数回に分けて塗装してください。
一気に塗装すると液垂れの原因になったり、うまく塗装が馴染みません。最低3回は塗装したいところです。
また、なるべく離して吹きかけてください。これは缶スプレーの特性上、霧状に出る塗料の粒子が大きくなってしまうためです。
ムラがないように仕上げるには、離れて吹きかけてください。
3:ボカシ剤の使用
塗装が終わったら、じっくりと新しく塗装した面と以前の塗装を比較してみてください。
「ここからが新しい」「ここからが古い」とわかる境目が見当たると思います。
そこに、ボカシ剤を吹きかけて下さい。そうすることで、境界線がわかりにくくなり、新たに塗装したことがわからなくなります。
ここで重要なのは、やりすぎないことです。吹きかけすぎてしまうと、かえって不自然になったりボカシ剤を吹きかけすぎて垂れてきたりと、今までの努力が水の泡になったしまいます。
「これくらいで自然かな?」程度で止めておきましょう。
まとめ
今回は缶スプレーを使用した塗装についてご紹介しました。イメージとしては難しく感じるかもしれませんが、そんなことはありあせん。
焦らず手間をかければ、一見するとわからないくらいまで仕上げることができます。自分でやってみると、愛車への愛着も増すものです。
さらに予算も低く完成させることができるので、試してみることをお勧めします。もし失敗してしまっても、そこからお店に頼めば良いのです。
是非ともチャレンジしてみて下さい!