大切な愛車の凹み傷、直し方を解説します! | CARTUNEマガジン
大切な愛車の凹み傷、直し方を解説します!

2018年09月25日 (更新:2020年08月25日)

大切な愛車の凹み傷、直し方を解説します!

凹み傷ができてしまっても焦らないで!まずは自分で直してみよう!この記事では、愛車の凹み傷をどう直すかを解説します。

直せる傷と直せない傷

傷というのは、全て自分で直すことが、できるわけではありません。直せる傷と、直せない傷があります。どの傷であれば直せるのか?というのを調べるのに、まずは爪で傷を触ってみましょう。直せる傷であれば、爪に引っ掛かりません。逆に、直せない傷であれば、爪に引っ掛かるのです。

これはあくまで目安です。爪に引っ掛かった場合でも、数ミリ単位の大きさ、深さの傷であれば、治すことが可能です。傷の修理にコンパウンドを使用する方法がありますが、コンパウンドでの修理は、塗装の下地が剥がれていないことが条件です。まずは自分で直せる傷なのか?直せない傷なのか?を確認しましょう。

吸盤を使った修理

凹み傷というのは、ボディ自体が凹んでいるだけで、凹みを直せば元通り、という場合があります。凹みはディーラーに依頼しなくては直せない、と思っていませんか?そんなことはありません。凹み修理専用の吸盤が販売されています。使い方はとても簡単!

ドライヤーで凹み部分を温める

まずはドライヤーで凹み部分を温めます。ドライヤーで温めることにより、ボディが柔らかくなります。触るとやけどするくらい温めましょう。

吸盤をつける

次に温めた部分に、吸盤を付けていきます。吸盤を付ける際は取れないようにつけましょう。

引っ張って、凹みを戻す

吸盤をつけたら、引っ張ります。引っ張ると、凹みが引っ張られ、元の状態になるのです。

ドライヤーで冷やす

形が戻れば、冷やすだけです。冷やすという行為は、必ず行ないましょう。冷やさないで放置すると、凹みが再びできることがあります。ドライヤーや氷を使用してもいいでしょう。

これで凹みを修理できます。この方法は形状記憶を利用しています。柔らかくなったところに、吸盤を付けて引っ張ると、ボディが元の形に戻ろうとします。その力を利用して、凹みをなくすのです。

パテを使った修理

吸盤が使用できる傷よりも、パテを使わなくてはならない凹み傷というのは大きく、深めです。吸盤でも戻らない凹み傷は、傷によってできている凹みになるのでパテが必要なのです。では、パテを使用した場合の修理方法を紹介していきます。

凹み傷部分を洗う

汚れがあればサンドペーパーが使いにくいので、まずは洗車をしましょう。凹み部分だけを洗ってもいいでしょう。

サンドペーパーで削る

凹み傷の部分の塗装を剥がします。なるべく、でこぼこがないように削っていきましょう。

脱脂する

脱脂するためにパーツクリーナー等の専用スプレーを使用します。これにより余分な油が取れます。油が残っていれば、パテを盛りづらいので注意してください。

超軽量パテを盛る

ここから、パテを盛っていきます。まずは超軽量タイプのものからです。凹みの部分を中心に、周辺部分が薄くなるように塗ります。

サンドペーパーで滑らかにする

耐水サンドペーパーで滑らかにします。サンドペーパーに水を浸けながら削りましょう。滑らかになるまで削っていきます。

脱脂する

再び脱脂します。パーツクリーナ―等のスプレーを吹いて、タオルで拭きましょう。

厚づけパテを盛る

超軽量パテの気泡を埋めるため、厚づけパテを盛ります。薄く盛りましょう。

サンドペーパーで滑らかにする・うすづけパテで盛る

サンドペーパーで削ります。サンドペーパーで削ると、気泡が出てきます。それをうすづけパテでカバーしていきましょう。これを繰り返し行うことで、滑らかで綺麗な仕上がりになります。

コンパウンドシートで磨く

コンパウンドシートで補修箇所の周りを磨きます。コンパウンドすることで、塗装が密着しやすくなります。

脱脂する

脱脂をします。専用スプレーを吹いて、タオルで拭いていきます。

マスキングする

補修範囲よりも広くマスキングします。マスキングは他の部分に、塗装しないために必要です。

塗装する

一気に塗装してはいけません。数回に分けて塗装しましょう。補修箇所が完全に隠れるまで、塗装してください。

サンドペーパーで滑らかにする

塗装が終わったら、塗装のムラをなくすために、サンドペーパーで削ります。外周から削ると、成功しやすいです。塗装が終わったら、マスキングは取り外します。

コンパウンドシートで磨く

カラーを塗装する前の下地を作る工程です。ノリをアップさせます。

脱脂する

この脱脂が最後の脱脂です。専用スプレーを吹いて、タオルで拭きます。

マスキングする

再びマスキングします。カラー塗装は広範囲に飛ぶので、マスキングも広範囲しておきます。

ボカシ剤を散布する

カラーの塗装の前に白っぽい、ざらざらを抑えるために散布しておきます。スプレーしすぎに注意しましょう。

カラー塗装する

ボカシ剤が乾く前に、カラー塗装をしていきます。明るいカラーの場合は、数回に分けて塗装しましょう。

クリアー塗装する

カラー塗装よりも広範囲にスプレーします。3回から5回重ね塗りします。

ボカシ剤を散布する

外周の白っぽい、ザラザラした部分に、濡れたように見えるまでスプレーします。

乾燥させる

塗料が乾燥するまで待ちます。表面が乾くまで待ちましょう。塗装する範囲にもよりますが、短くても1時間、長い場合は1日以上乾燥させる必要があります。

コンパウンドシートで磨く

最後にコンパウンドシートで磨きます。コンパウンドシート→コンパウンド極細→液体コンパウンドの順番で磨いていきます。

これで凹み傷を修理することができます。手間と時間がかかりますが、低予算で済むのでオススメです。私も1度やったことがあります。その時は、2週間ほどかかりましたが、1万円以内で綺麗に修理できました。ぜひ試してみてください。

お店に依頼した場合

お店に依頼することも可能です。お店に依頼する場合、塗装工賃+塗装代+へこみ修理代がかかります。さらに凹みの範囲によっても、費用が違ってくるのです。

ディーラーに依頼した場合、5×10cmで2万円~5万円、10×10cmで3万~6万円です。カー用品店やガソリンスタンドで依頼する場合、場所によって、金額が違います。バンパーの場合、2万円。ドアやフェンダーで3万円ほどです。やはり自分で修理するより高額になります。その分クオリティは高いので、新車同様に直したい!というのであれば、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドに修理依頼するといいでしょう。

まとめ

凹み傷は自分で修理できるものもあります。浅い傷、小さな傷であれば、修理可能です。自分で修理する場合、吸盤で凹みを修理したり、パテで修理するといいでしょう。費用も1万円以内で収まるのでオススメです。ディーラーやカー用品店などのお店で修理すると、クオリティは高いですが、費用は高額になります。それでも新車同様にしてもらえますし、失敗することもないのでオススメです。ぜひ参考にしてみてください。

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