黒い車におすすめのワックス紹介！

カーワックスには、色味の指定がある商品が多くあります。カルナバロウという植物性の油脂を主成分としてつやを出すカーワックスですが、色の指定があるものには艶出し以外の効果が含まれています。艶出し以外の主な効果は、撥水・水垢落とし・キズ消しです。

撥水はポリマーやシリコンなどの樹脂成分等を配合することで、深いツヤを出しながらも、ワックスの耐久性や持続性を向上させ、水をはじく効果をもたらします。水垢落とし・キズ消しのワックスは、微粒子のパウダー（研磨成分・コンパウンド）を配合することで、塗装表面にこびりついて固まってしまった水垢を削り落としたり、小さなキズを滑らかにしてワックス成分を隙間に埋め込むことで目立たなくする等の効果を発揮します。

白用・黒用・淡色用・濃色用といった色味の区分は、主にこの研磨成分・コンパウンドに関係しています。白い車体は、キズはあまり目立ちませんが汚れや水垢が目立ちやすいので、コンパウンドを多めに含ませることで汚れを除去することに特化しています。

対して黒い車は、キズも光の具合によって模様が見えるほどに目立ってしまうため、コンパウンドを少なくしたり、細かくしたり、使用せずに化学反応で汚れや水垢を分解するように成分が調整されています。そのため、白い車に黒用を使うと思うように水垢等が落ちないということが生じ、黒い車に白用を使うと洗車傷を増やしてしまいます。

また、キズ消しを謳う商品には、キズの隙間に同系色の塗料成分を埋めることでキズを目立たなくするものがありますので、こちらは指定カラーを守らなければなりません。

それでは、黒い車におすすめのカーワックスをご紹介していきましょう。

艶出し成分カルナバロウに、撥水成分の樹脂を配合することで深いツヤと水はじき性能を向上したワックスです。ワックスがけと同時に水垢や汚れも除去できるので、使用頻度は落としたほうが洗車キズにはなりにくくなります。ツヤと撥水の両立をしたワックスがいいという方におすすめです。

傷の目立ちやすい黒のボディに適した超微粒子パウダーを配合し、キズを目立たなくするワックスです。木の枝に当たってしまったり、ドアハンドル周りに薄い引っかきキズが増えてきたというようなときに活躍します。日常的に繰り返し使うよりも、「最近光に当たると線が見えるようになってきた」というときに使用しましょう。

シュアラスターの最上級の固形ワックスです。ツヤ・光沢を重視して創られた、最上のカルナバロウを使用した固形ワックスです。シュアラスターのワックスではマンハッタンゴールドと1,2を争う人気商品。黒いボディの深いツヤを出すには最適です。

黒い車におすすめのワックスをご紹介しました。黒い車はかっこいいですが、わずかなキズや花粉・黄砂、白く固まった水垢など、魅力を下げる汚れが蔓延していてお手入れが大変なカラーです。

コーティングの施工が一般的になってきましたが、ワックスにはコーティングではなかなか出すことの出来ないツヤ感があり、ワックスがけをした黒ボディに魅了されている方も多いはず。

まだお気に入りのワックスに出会えていないという方は、ぜひ参考にしてくださいね。