DC5インテグラの開発コンセプトとライバル車とのスペック比較! | CARTUNEマガジン
DC5インテグラの開発コンセプトとライバル車とのスペック比較!

2018年08月19日 (更新:2020年06月19日)

DC5インテグラの開発コンセプトとライバル車とのスペック比較!

インテグラ・タイプR(DC5)は最後のインテグラ・タイプRシリーズです。たくさんのドライバーを、その脅威的なVTECエンジンとFFとは思えないハンドリング性能で、魅了したインテグラタイプR。その最後のモデルであるインテグラ・タイプR(DC5)は一体どんな車なのでしょうか?今回はインテグラ・タイプR(DC5)の魅力やライバル車種との性能比較、そしてカスタム紹介をしていきます!

インテグラ・タイプR(DC5)ってどんな車?

LUMさんのインテグラDC2の画像
LUMさんのインテグラDC2の画像

インテグラ・タイプR(DC5)はインテグラ・タイプRシリーズの2代目にして最後のモデルです。初代インテグラ・タイプRは1995年に誕生しました。インテグラをベースとしたタイプRモデルは非常にスパルタンな乗り味に仕上がっており、多くのドライバーの心をつかみ人気車種に。サーキットやジムカーナ、ダートトライアル等のモータースポーツ競技では、他のスポーツカーを圧倒する戦闘力を発揮しました。

takaさんのインテグラDC5の画像
takaさんのインテグラDC5の画像

二代目、インテグラ・タイプR(DC5)は初代インテグラの良さを継いだ車となっています。新型のシャシーに新型のエンジンを搭載したこの車は、よりパワフルなエンジンと、それを受け止めるより大型化したボディにより、より力強い車となっています。初代インテグラ・タイプRが5ナンバーであったのに対して、インテグラ・タイプR(DC5)は3ナンバーと大型化しています。

インテグラ・タイプR(DC5)のおすすめポイント!

エンジン

くろのさとさんのインテグラDC2の画像
B18Cエンジン
CooたろうさんのロードスターNA8Cの画像
K20エンジン

初代インテグラ・タイプRはB18Cエンジン(1800cc)を搭載していました。VTECを採用したこのエンジンは高回転域のパワーがすごく、それがまた人気を博しました。インテグラ・タイプR(DC5)はB18Cに代わり新たなエンジンを搭載。新たに搭載されたK20型エンジンは2000ccのエンジン。初代から約20馬力アップの220馬力を実現します。

実際に運転してみると、その力強さが分かります。特に高速などではパワフルなトルクにより、6速からでもグングン加速していきます。

内装

ken@dc5さんのインテグラDC5ステアリングの画像
ken@dc5さんのインテグラDC5ステアリングの画像

インテグラ・タイプRの内装はとてもシンプルで機能的です。まずシートに座って最初に目につくのは、4連ホワイトメーター。このホワイトメーターはタイプR専用となっています。レッドゾーンが8200回転から始まり、スピードメーターには"Type R"の文字が刻印されています。

シフトノブは初代インテグラ・タイプRと同様のチタン製シフトノブ。ちょうど良い重量感があり、それほど大きな力を加えずとも、シフト操作が可能です。しかし、夏場、日差しにこのシフトノブを晒しておくと大変なことになります。熱くなりすぎて、触れないことがしばしば発生します。

DC5純正シート

ここまで内装の話をしてきましたが、私のDC5の一番の内装におけるおすすめポイントは、シートです。RECARO社製のこのシートなのですが、ホールド感が抜群なうえに、長距離ドライブの際も腰が疲れません。フルバケットシートのようなホールド感を持ちながら、チルト機能も備えているため、使い勝手も非常に良いです。

欠点があるとすると、4点ベルトを通すシート上部の穴。背が低いドライバーだと頭がちょうどプラスチックの穴部分に当たることがあるかもしれません。ちなみにインテグラ・タイプR(DC5)にはリアシートもありますが、乗り心地や広さ等はまずまずです。

ブレーキ

そろそろタイヤ交換さんのインテグラDC5の画像
そろそろタイヤ交換さんのインテグラDC5の画像

ブレーキはブレンボ製の対抗4ポッド。初代に比べて大型化した車体を、強力なブレーキで制御します。そのためブレーキの制御力はとても強力。ワインディングや峠ならもちろん、小さいサーキットなら純正のまま走れてしまえます。

インテグラ・タイプR(DC5)VS トヨタ・セリカ(ZZT230)

拓海@いろはセリカさんのセリカZZT230の画像
拓海@いろはセリカさんのセリカZZT230の画像

今回、インテグラ・タイプR(DC5)と比較するのは、トヨタ・セリカZZT230系)。同じFFで同年代に発売されたスポーティークーペです。セリカ(ZZT230系)の中のトップグレードであるSS-IIは可変バルブタイミング機構(VVTL-i)を備え、そして自然吸気であるという点で、インテグラ・タイプRに非常に似通っています。

ホンダが誇るインテグラ・タイプR(DC5)とトヨタが誇るセリカ(ZZT230系)。両車のスペックを比較してみます!

ボディサイズ・車両重量・最小回転半径比較

インテグラタイプR(DC5)

  • 全長×全幅×全高:4385×1725×1385mm
  • ホイールベース:2570mm
  • 車両重量:1190kg
  • 最小回転半径:5.7m

トヨタ・セリカ(ZZT230系)

  • 全長×全幅×全高:4340×1735×1305mm
  • ホイールベース:2600mm
  • 車両重量:1120kg
  • 最小回転半径:5.2m

上記を見て驚いたのは、重量はさほど変わらないということ。DC5の方がセリカに比べて重いとばかりおもっていました。車も見かけにはよらないということですね。

走行性能比較

インテグラタイプR(DC5)

  • エンジン型式:K20A
  • 最高出力:220ps(162kW)/8000rpm
  • 最大トルク:21.0kg・m(206N・m)/7000rpm
  • 総排気量:1998cc
  • 駆動方式:FF
  • トランスミッション:6MT
  • 10モード/10・15モード燃費:12.4km/リットル

トヨタ・セリカ(ZZT230系)

  • エンジン型式:2ZZ-GE
  • 最高出力:190ps(140kW)/7600rpm
  • 最大トルク:18.4kg・m(180N・m)/6800rpm
  • 総排気量:1795cc
  • 駆動方式:FF
  • トランスミッション:6MT
  • 10モード/10・15モード燃費:13.0km/リットル

このスペック表を見て気づいたことは、両車とも以外と燃費がいいということです。スポーツカーとしては上出来な燃費ではないでしょうか。そんな両車の燃費を比較すると、トヨタ・セリカの方が燃費は良いようです。

もう一つポイントがあるとすると、両車とも「高回転型」ということ。最大出力・最大トルクともに比較的高めに設定されています。エンジンを高く回せば回すほど、速いというスポーティーな仕様に両車とも仕上がっていますね。

スポーツ走行を楽しむならインテグラ

スパルタンなマシンが好きという方には、間違いなくインテグラ・タイプR(DC5)がおすすめです。

アクセルレスポンスがDC5の方が鋭く、上記のスペックの通り、DC5の方がセリカに比べてパワフルなエンジンを搭載しています。より刺激的なドライビングを味わえると言えるでしょう。

また、先述の通りDC5にはRECARO社製のシートが採用されています。セリカの純正シートに比べてホールド性が高く、即スポーツ走行を楽しめます。

インテグラ・タイプR(DC5)の編集部イチオシカスタム紹介!

papi's sonさんの ホンダ インテグラタイプR 2004年式 のカスタム事例

RS★Rのダウンサス(Ti2000じゃない安いの)がヘタりすぎて半年後の車検に通らないので、それまでには足を交換して車高を上げて、溝のないタイヤとフロントのブレーキパッドを交換して・・・って感じです(^-^*)

チューンというよりは維持りかな(^_^;)苦笑。

ちなみに走行163500キロ

健也さんの ホンダ インテグラタイプR 2001年式 のカスタム事例

2001年式のホンダインテグラタイプRです。

なをさんさんの ホンダ インテグラタイプR DC5 のカスタム事例

実はこっそりカーボンボンネットなんですよね。

綾織のボンネットなので、濃いめの色が気に入ってます

おわりに

いかがでしたでしょうか。CARTUNEには、ユーザーによるカスタム画像がたくさん投稿されています。ぜひ参考にしてみてください。

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