2018年07月09日 (更新:2024年08月08日)
ディスチャージヘッドランプの特徴・メリット!交換の目安はどのくらい?
車のカスタムにはいろいろな箇所がありますが、多くの方に人気があるのがディスチャージヘッドランプへの交換です。カスタムの中では非常にメジャーな存在なのですが、中にはディスチャージヘッドランプの事をあまり知らないという方もいらっしゃると思います。 そこでこちらのページでは、ディスチャージヘッドランプとはどのようなランプなのか、ディスチャージヘッドランプの特徴やディスチャージヘッドランプに交換する事のメリット、ディスチャージヘッドランプ交換のタイミングなどをご紹介します。他にもおすすめのディスチャージヘッドランプの情報も合わせてご紹介しています。
ディスチャージヘッドランプとは?
「High Intensity Discharge lamp」(高輝度放電ランプ)の略
ディスチャージヘッドランプは、高輝度放電ランプ「High Intensity Discharge lamp」の略称になります。従来のヘッドランプは、ハロゲンなどの白熱電球が使われていましたが、HIDランプやメタルハライドランプなどを使ったディスチャージヘッドランプを使用する方が増えてきました。
1991年にBMWの7シリーズで使用されて以来、世界中のメーカーからパーツが開発されました。大型トラックや鉄道車両でも積極的に採用されている新しいヘッドランプになります。
HIDライト、キセノンライトとも呼ばれる
ディスチャージヘッドランプは、「High Intensity Discharge lamp」を略してHIDライトという略称になっている事や、ディスチャージヘッドランプがキセノンガスを封入している電球に電気を流す事で発光する事によるのでキセノンライトと呼ばれています。
ディスチャージヘッドランプの特徴・メリット
ハロゲンライトに代わり純正ランプとしても採用されているディスチャージヘッドランプには、どのような特徴や、交換する事によってどのようなメリットがあるのでしょうか。こちらでは、ディスチャージヘッドランプが選ばれる理由についてご紹介します。
不燃性ガスを封入したバルブ内で電極間の放電して発光する
ディスチャージヘッドランプは、従来のヘッドランプとは違い、キセノンガスという不燃性のガスを封入したバルブの内側で電極間の放電をする事によって発行する仕組みになっております。これまでのヘッドランプのようにフィラメントを使用しない電球となっております。
ハロゲンランプより2倍ほど明るい
ディスチャージヘッドランプの特徴として、従来のヘッドランプに採用されていたハロゲンランプより2倍ほど明るいということが挙げられます。電灯などの光源がない場所では視認性が悪くて大変な思いをしていたという方も、ハロゲンランプからディスチャージランプに交換することで、よりはっきりと夜道を照らせるようになります。こちらの視認性をアップさせる事はもちろんですが、相手に対しても自分の車の存在をアピールする事ができますので、より事故などのトラブルを回避する事ができます。夜間の運転が多いという方に特におすすめです。
消費電力が少ない
ハロゲンランプと比べてディスチャージヘッドランプは、消費電力が少ないといった特徴があります。車は、クーラー、ヘッドランプ、ブレーキランプなど電力が必要なパーツが多く備わっています。これらの電力は、常にエンジンによるエネルギーでジェネレーターを回す事によって発電させた電気を使って使用しています。このため、消費電力を下げると電力消費が減り、エンジンの負荷も下げることができるので、愛車の走りにも良い影響を与えてくれる可能性もあるのです。
紫外線の含有量が少ないのでパーツの劣化防止になる
また、ディスチャージヘッドランプは、紫外線の含有量が少ないという特徴もあります。このおかげで一般的なヘッドランプと比べてパーツの劣化するリスクが少ないと言えます。パーツの劣化は、そのままトラブルに繋がりますのでトラブルのリスクを減らすことができるというのは大きなメリットだと言えます。もちろん、交換する回数も減らす事ができます。
ディスチャージヘッドランプの寿命・交換の目安
ここでは、ディスチャージヘッドランプの寿命や、ディスチャージヘッドランプを使用している方に覚えておいてもらいたい交換の目安などについての情報をご紹介します。
寿命:約2000時間
ディスチャージヘッドランプの寿命は約2000時間となっております。この2000時間という時間は、一般的な頻度で車を使用している方が、5年間使用した時に寿命になる計算になります。一般的なハロゲンの寿命は1000時間程度なので、単純計算で2倍は長持ちすることとなります。
交換が必要なタイミングではちらつきが出る
ディスチャージヘッドランプは、他のヘッドランプと比べて非常に長い寿命になっておりますので、頻繁に交換する必要がありません。そのため、交換するタイミングを逸してしまいがちですが、ディスチャージヘッドランプにもわかりやすい交換時期の合図があります。それは、ちらつきです。
寿命が近くなってしまったディスチャージヘッドランプは、頻繁にちらつきや点滅の症状がでる傾向があります。一見するとバーナー部分の破損のように思われるかも知れませんが、大抵がバーナー部分以外の寿命のケースとなります。
交換が必要なタイミングでは変色したり光量が低くなる
変色したり光量が低くなるのもディスチャージヘッドランプの寿命を知らせるサインです。ディスチャージヘッドランプは、バーナー内に充満しているガスが徐々に抜ける事で穏やかに劣化して行きます。ガスが抜けてくると光量が低くなる症状が現れたり、ライトが黄色や赤味が混じったような色に変色していきます。色のバランスが乱れた時や光量が落ちた時には交換のサインだと言えます。
おすすめのディスチャージヘッドランプ3選
初めてディスチャージヘッドランプを購入するという方の為に、おすすめのディスチャージヘッドランプ3つご紹介します。
フィリップス HID 6000K D2S
PIAA ヘッドライト用 HIDバルブ6000K
fcl. D2S HID バルブ ホワイト 6000K
まとめ
ディスチャージヘッドライトは、交換すると明らかな変化を実感する事ができます。車検時や、純正ランプが劣化したタイミングで、思い切ってディスチャージランプに交換してみてはいかがでしょうか?