ブリヂストンのスタッドレスタイヤ、ブリザックを徹底解説! | CARTUNEマガジン
ブリヂストンのスタッドレスタイヤ、ブリザックを徹底解説!

2018年07月09日 (更新:2021年08月17日)

ブリヂストンのスタッドレスタイヤ、ブリザックを徹底解説!

冬の雪道に欠かせないのが、スタッドレスタイヤです。雪道を走る性能だけでなく、メーカーや費用、信頼性などもタイヤ選びで重要なポイントになります。冬季になると雪が降る地域の人はスタッドレスの着用が欠かせません。今回はタイヤメーカーとして高い実績と信頼性があるブリヂストンのスタッドレスタイヤを紹介していきます。

スタッドレスタイヤの特徴とは?

雪道でしっかり止まる

スタッドレスを使うシーンとして、雪道があります。雪の季節になると、雪道で立ち往生するというニュースを見かける機会が多くなります。スタッドレスを履いてない人がいるのはもちろんですが、スタッドレスを履いていても立ち往生してしまうことがあるのです。ブリヂストンのスタッドレスは雪道でしっかり止まることができるタイヤです。

雪道でも安心して走ることができるのは、スタッドレスの表面に刻み込まれている溝のおかげです。路面の雪をしっかりとキャッチし、後ろに書き出すことができます。ブロックの表面に刻まれたジグザグの溝が、雪をひっかくことによって安定した雪道の走行ができるようになります。

乾燥路でも走りやすい

スタッドレスは、凍結した道路や雪道で安定して走れることを想定したタイヤです。しかしスタッドレスタイヤは乾燥路でも安定して走ることができるように設計されているのが特徴になります。乾燥路でもタイヤに負担をかけることなく走ることができます。

ただしスタッドレスタイヤでも乾燥路を走り続けると雪道の走行性能が低下してしまう恐れがあるので注意が必要です。他のスタッドレスと同様に、冬以外の季節に関しては夏タイヤを使用する必要があります。日本海側や山沿いなど雪が多い地方になると、二つのタイヤを揃えているのが一般的です。

アイスバーンへの効果

冬の道路で怖いのは、雪道よりもアイスバーンです。アイスバーンは降った雪が凍結して起こるケースや前日に降った雨が翌朝に凍結するパターンなどがあります。アイスバーンになると、雪道よりも滑りやすくなります。スケートを経験したことがある人なら分かると思いますが、一度滑り出すと止めることができなくなるのです。

ブリヂストンのスタッドレスは、オリジナルの発砲系ゴムを採用していることで、アイスバーンでのグリップ力を向上させることに成功しています。アイスバーンでも安心して走行できるように安全面に力を入れているのが特徴です。アイスバーンに慣れない人が初めて装着するスタッドレスでもよいでしょう。

スタッドレスタイヤの寿命

スタッドレスにも寿命があるので、購入するときは費用だけでなくタイヤの寿命にも注目するのが基本です。寿命を迎えているスタッドレスだと、氷雪路で性能が発揮されないので注意する必要があります。乾いた路面で安全に走行することができないので、交換することが必要です。

ブリヂストンのスタッドレスは、寿命が長いことで知られています。雪道やアイスバーンになることが多い北海道の人のリピート率が高いことも、寿命の長さが関係しています。通常のスタッドレスだと3シーズンが目安の一つです。ブリヂストンのスタッドレスは、最大で5シーズン以上も使用することができます。

ブリヂストンのスタッドレスタイヤの特徴は?

圧倒的な性能を誇るブリザックシリーズ

スタッドレスタイヤといえばブリザックと言えるほど、積雪の多い北海道・東北地方ではメジャーなスタッドレスタイヤがブリヂストンのブリザックブランドです。全国装着率ナンバー1のタイヤであり、北海道・北東北主要5都市での装着率は17年連続ナンバー1の実績に裏打ちされた高い性能を誇るスタッドレスタイヤです。

ブリザック史上最高性能の「VRX2」を筆頭に、メジャータイヤの「VRX」、SUV専用の「DM-V2」に大別されています。ブリヂストン独自のアクティブ発泡ゴムの力でスリップの原因となる水膜を除去し、接地面積の広いトレッドパターンでドライ、ウェット、氷上のいかなる路面状況でも高いグリップ性能を誇ります。

アクティブ発泡ゴムがすごい!

アクティブ発泡ゴムは親水性の素材でコーティングしてあります。気泡の内壁に沿って水を入り込みやすくすることで、すべりの原因「路面の水膜」を無くしてくれます。

また、氷上でのグリップ力も高くなっています。氷上ブレーキは、ウェットブレーキ共に10%短縮されているので、他のスタッドレスタイヤよりも10%も早く止まることができるのです。

非対称サイド形状を採用

どんな冬道でもふらつきを予防してくれる機能です。タイヤのアウトとインの形状が違うため、直進安定性と応答性の向上が可能になりました。また、冬道だけでなく、乾いた路面でも安心して走行できます。ブリザック専用に非対称エコ形状が設計されているため、転がり抵抗を10%軽減させ、低燃費を実現してくれました。

大手メーカーで人気が高い

ブリヂストンは1906年に設立された会社で、ゴム靴の製造や販売を中心に行っていました。地下足袋創からゴム工業への進出が進み、そこからタイヤの製造に関わるようになりました。多くの人気タイヤを生み出してきており、今では世界各地に取引先があります。世界のブリヂストンとして名高いメーカーです。

ブリヂストンのスタッドレスは、大手メーカーという安心感から高い人気があります。スタッドレスは雪道やアイスバーンを走ることができる車であり、消費者が求めているのは安心感です。ブリヂストンは長い歴史の中で信頼感を作り出すことに成功しています。スタッドレスだけでなく、すべての商品が丁寧に作られています。

ラインアップが豊富

ブリヂストンのスタッドレスタイヤのラインアップとして、ブリザックVRXシリーズ、ブリザックDM-Vシリーズ、ブリザックREVOシリーズなどがあります。ブリヂストンの高い技術が集結しており、どれも高い人気があるスタッドレスです。

あらゆる車種に対応しており、海外の車種にも幅広く対応しているのが特徴です。さまざまな冬道に効く優れた総合性能で、ライフ性能や静粛性にも優れています。慣れない冬の道路で安心して車の運転ができるように設計されています。

幅広い対応車種

ブリヂストンが販売しているスタッドレスは幅広い車種に対応しているのが特徴です。軽自動車から普通自動車、大型自動車に対応しています。国産車だけでなく、外国車に関しても対応しています。スタッドレスに限らず、夏タイヤやオールシーズンタイヤも人気があるので、季節によってタイヤを替えているところもあります。

ブリヂストンのスタッドレスの対応車種は、メーカーの公式サイトが発信している情報から知ることやタイヤを販売しているお店で知ることができます。三つのタイプのスタッドレスがすべての車種に対応しているとは限らないので、事前に確認をした上で購入をする必要があります。

ブリジストン・スタッドレスタイヤの価格

今や世界でも人気のタイヤメーカーと呼ばれるようになったブリヂストンですが、スタッドレスの価格相場は気になるところです。海外製のタイヤに比べると費用は高めになっていますが、国産のタイヤメーカーに比べると金額にそこまで大きな違いはありません。また金額が相対的に高いのはブランドではなく、高い技術が関係しています。

一本あたりの金額は、3000円から70000円くらいになっています。サイズが大きくなるほど、タイヤの金額は上がる傾向にあります。また、金額相応に直進安定性や操縦安定性、快適性などを向上した形状も強みになっているのが特徴です。同じタイプのタイヤでも販売店によって金額は異なるので、走行する環境、使用する車によって最適なスタッドレスタイヤを選びましょう!

ブリジストン・スタッドレスタイヤの購入方法

ブリヂストンのスタッドレスは、通販サイトや店舗、各車用品店で販売を行っています。店舗で購入する場合は、購入した後に装着してもらうことが可能です。通販サイトで安く購入して、お店に持ち込んで装着してもらうことや、自分で装着することもできます。さまざまな買い方ができるのが特徴です。

ブリヂストンのスタッドレスを購入するにあたり、少しでも安く買うためには購入方法を比較して一番安い方法を探すことが大切です。ネット通販で購入するのが安いケースが多く、取り換えてもらうことを想定したときに発生する工賃を含めても安く買える場合があります。

他メーカーのスタッドレスタイヤとの比較

ブリヂストンは、車両の重心を支える、駆動力、制動力を伝える、路面からの衝撃を緩和する、方向転換や維持をすることを役割として商品開発を行っています。安心で安全に追求できるよう七つの性能を重視させているのが特徴です。車の性能と搭乗者の命を守ることを目的にしています。

他のメーカーのタイヤと比較した場合、海外製の格安タイヤに比べると料金は高めに設定されています。ただし、使用されている材料や信頼性、安全性への配慮などを考えること、コストパフォーマンスには優れているのが特徴です。古くから成功してきた企業というブランド力も抜きんでたものがあります。

ブリヂストン・スタッドレスタイヤ一覧

ブリヂストン・スタッドレスタイヤのブランドはどのようなものがあるのでしょうか?多くの人に愛されている性能の良いスタッドレスタイヤのラインアップは以下の通りです。

VRX(乗用車)REVO(乗用車)DM(SUV)
VRXREVO1DM-V1
VRX2REVO1DM-V2
VRX3REVO GZDM-V3
DM-Z3

上記以外にはRFT(ランフラットタイヤ)のスタッドレスタイヤが販売されていますが、今回は乗用車及びSUV用のスタッドレスタイヤの各シリーズとRFTシリーズに付いて紹介して行きます。早速各シリーズと各タイヤの特徴などを見ていきましょう!

BLIZZAK VRX

BLIZZAK VRXはアクティブ発泡ゴムが用いられているスタッドレスタイヤで、雪上でも安定したブレーキ性能を発揮することが可能になります。走行中のふらつきも減らすことができますので安全性の高い運転を可能にしてくれる高性能タイプのスタッドレスタイヤです。

BLIZZAK VRX2

上記で紹介したBLIZZAK VRXのパワーアップバージョンとなっています。BLIZZAK VRX2にはアクティブ発泡ゴム2が採用されています。従来は気泡の内壁に沿って水を入り込みやすくすることで、すべりの原因「路面の水膜」を無くしてくれ、早めに止まるというだけでした。

さらにVRX2では粒径の小さいシリカと増加させた「摩擦力向上剤」が配合されており、トレッドゴムが氷路面にしっかりと接地し、グリップ力を大幅に向上しています。アクティブ発泡ゴム2の機能を向上させるためにも、非対称パタンも新しいものが採用されています。

路面とタイヤの接地面積を最大化し、グリップ力を向上させました。さらに、従来より増加したラグ溝によって、さまざまな冬道での“しっかり止まる、曲がる”を実現しています。これらの性能がついていることで、BLIZZAK VRXよりも優れた機能のスタッドレスタイヤになっています。

BLIZZAK VRX3

BLIZZAK DM-V2

BLIZZAK DM-V2はSUV(Sport Utility Vehicle)対応のスタッドレスタイヤです。スポーティな走りを雪面で合っても可能にしてくれる性能の良いタイヤです。

交差したトレッドパターンを採用

アクティブ発泡ゴムだけでなく、交差したトレッドパターンを採用しています。走行の安定性を高めるために、サイプの切れ込みを断面途中で3次元にジグザグに変化させました。スタッドレスタイヤの隙間には柱の役割を果たすプロップ・ホームを搭載し、ブロック剛性を向上させています。こうして交差してできたポイントで、雪を強く押し固めるようになっているのです。なので、グリップ性能が向上しています。

BLIZZAK RFT

高い総合性能をそのままに、3つの性能でVRX,VRX2をはるかに超える品質になっています。アイスバーンでの制動性能、更に伸びたタイヤの寿命、経年での性能維持。それもスタッドレスタイヤを購入する際に重視される性能に改良が加えられたのがこのVRX3です。

BLIZZAK RFTはブリヂストン社の技術力を結集して作られた新しいタイプのスタッドレスタイヤです。ランフラットテクノロジーを採用しており、タイヤパンク時でも走行可能で、スペアタイヤへの交換をせずに修理工場への走行が可能です。スタッドレス機能についても評価が高く、BLIZZAKシリーズの中でも最高峰レベルのスタッドレスタイヤです。

スタッドレスタイヤの寿命の見極めポイント

雪道

最新の高性能のスタッドレスタイヤを用いることによって雪面であっても安定した走りを体験することが可能になってきますが、タイヤには寿命が存在していますので、それを見極めながら運転することが安定した走りをするためには必要になります。

プラットホームが露出している場合は交換する

プラットホームが露出している場合には即座にタイヤを交換することが必要ですので、スタッドレスタイヤの状態を定期的にチェックするようにするといいでしょう。それを行っておけば安定した走りが可能になりますが、どんなに高性能のタイヤを装着しているとしても、プラットホームが露出している状態ですと安定した走りをすることができなくなってしまいます。

3~4シーズン使用したら交換する

それほどタイヤを使わないといてもタイヤを作っているゴム自体の劣化の可能性も考えられますので、3-4シーズンを経たタイヤであれば、即座に新しい物に交換することがお勧めです。安全運転のためには必須の内容であると考えておいて良いでしょう。

タイヤ専門店などで硬度をチェックしてみる

タイヤ専門店で定期的にスタッドレスタイヤの硬さをチェックする事もお勧めです。タイヤが硬くなってくると十分な性能を発揮できなくなってしまいますので、やはりタイヤを交換することが必要になってきます。

スタッドレスタイヤの価格の違い

スタッドレスタイヤには色々な価格のものがありますが、基本的には価格は品質、性能、技術開発費の差と考えられています。ですが近年スタッドレスタイヤは世界中で開発されており、コストダウンにより性能を向上しながらも低価格を達成している会社もあります。

タイヤサイズの違い

スタッドレスタイヤのサイズによってその値段が変わってきてしまいます。サイズは自分の乗っている車によって指定がありますので、それに合わせてタイヤを選ぶことが必要になります。

普及しているサイズかどうか

普及度の高いスタッドレスタイヤの方が価格も安くなる傾向があります。多くの人が使っているスタッドレスタイヤであれば需要が見込め大量生産につながり、販売店なども安定した仕入れと販売が見込め、セールなどに利用しやすい事で手ごろな価格での購入がしやすい面が普及しているサイズを選ぶ利点です。

まとめ

ブリヂストン社のスタッドレスタイヤは非常に高性能ですので、雪道での安定した走りが可能になります。ブレーキもしっかり利かすことができますので、安全性にも大変優れています。

スタッドレスタイヤは劣化してしまうと十分な性能を発揮することができなくなってしまいますので、タイヤの状態を十分に把握して定期的に新しい物に交換することが必要です。スタッドレスタイヤには雪上に強い、氷上に強い、乾いた路面でも性能を発揮するなど、多種多様な商品が発表されています。

その中で使用状況や自分の車に合ったサイズを選ばなくてはならないため、その点で値段に差が出てしまうことがあります。ブリジストンのブリザックシリーズは幅広く販売されており、タイヤ専門店やカーショップ以外にも、インターネット販売でも多数取り扱われていますので参考にしてみてください。

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