ロードスターNCの情報を徹底解説!スペックから他車比較、カスタム例も!

2018年06月15日 (更新:2019年08月07日)

ロードスターNCの情報を徹底解説!スペックから他車比較、カスタム例も!

labelロードスター

ロードスターと言えば「2人乗り小型オープンスポーツカー」の累計生産台数世界一を更新し続けている、マツダの名車。今回紹介するのは、現行のひとつ前にあたるロードスター3代目のNC型。NC型は2代目NB型からどう進化しているのか?その特徴はなに?トヨタ・MR-Sとの比較、そしてロードスターNC型のカスタム例紹介など、NCロードスターに関して徹底的に解説します。

ロードスター(NC型)の基本情報

NB型ロードスターから何が進化したのか?

ロードスターNB型のスペック

  • エンジン形式:B6-ZE
  • 最高出力:125ps(92kW)/6500rpm
  • 最大トルク:14.5kg・m(142N・m)/5000rpm
  • トランスミッション:5MT
  • サスペンション形式:ダブルウィッシュボーン式(前後)
  • 全長×全幅×全高:3955×1680×1235mm
  • 車両重量:1030kg

ロードスターNC型のスペック

  • エンジン形式:LF-VE
  • 最高出力:170ps(125kW)/7000rpm
  • 最大トルク:19.3kg・m(189N・m)/5000rpm
  • トランスミッション:5MT
  • サスペンション形式:ダブルウィッシュボーン式(前)、マルチリング式(後)
  • 全長×全幅×全高:4020×1720×1245mm
  • 車両重量:1110kg

プラットフォーム一新

共通のプラットフォームを用いていた初代・NAロードスターと2代目・NBロードスター。そんな中、新たに開発されたロードスターNC型はNBロードスターからプラットフォームを受け継ぐことなく、新規開発の「NCプラットフォーム」というものが使用されています。これに伴いエンジンも変更され、NA・NBに受け継がれていたマツダ・B型エンジンの代わりにLF-VE型エンジンを搭載。新規エンジン搭載により、さらなる出力、そしてトルクの向上を成功させています。

新たなプラットフォームを採用したことで車格が大きくなったことに伴い、NB型まで5ナンバーであったのが、NC型からは3ナンバーとなりました。またボディサイズが大きくなったことで車重が重くなり、一部からはロードスターの持ち味である軽快さ、「人馬一体」感が薄れてしまったという批判も。確かに重量は重く、NA、NB型に比べればのっそりとした動きになっているかもしれませんが、エンジン出力・トルクともに向上しているため、運転していて十分に楽しい車であることは間違いないでしょう。

流用情報

NC型ロードスターから採用された「NCプラットフォーム」。これはマツダ・RX-8に採用されている「FEプラットフォーム」をベースに作られているため、実はNC型ロードスターとRX-8には流用できるパーツがたくさんあるんです!

例えばブレーキ・キャリパー、ローターの流用。NCロードスターにはRX-8のキャリパー、ローターを流用することが可能です。RX-8のものにすることでローターが大径化し、より強いブレーキにすることもできます。この他にも、スタビライザ―の流用やロアアームブッシュの流用など、流用できるパーツがたくさん!NC型ロードスターオーナーにとってはありがたい仕様ですね。

デザイン

ロードスターNC型。実はこの車、そのデザイン性が高く評価され、第26回 2005―2006 日本カー・オブ・ザ・イヤーに見事選ばれています。確かに、見れば見るほど洗練されたデザインですよね。全体的に丸みを帯びたデザインは統一感がありますし、車格は違えどデザインにはNA、NB型ロードスターの影響が見受けられます。なんでも、ヘッドライトのデザインはNAロードスターのウィンカーを意識しているのだとか。全体的にNCロードスターはデザイン性の高いオープンスポーツに仕上がっていますね!

ロードスター(NC型)のグレード

ロードスターには、オーソドックスなグレード、「ロードスター」「RS」「VS」が存在します。「ロードスター」が標準モデル、「RS」がスポーツモデル、「VS」がラグジュアリー感を増したモデルとなっています。

NC型ロードスターに特徴的なのはこれ以外にも特別仕様モデルが数多く存在することです。マツダスピードモデルやカーオブザイヤー受賞記念モデル、それ以外にも様々な特別仕様モデルが存在します。今回は、その中からいくつかピックアップして紹介していきます。

マツダスピードM'z Tune

引用元:http://www.jdm-option.com/archives/trialride/07_07/roadster.html
マツダスピードM'z Tune

マツダスピードM'z Tuneは株式会社マツダE&TがNC型ロードスターをベースにチューンドアップし、全国のマツダディーラーで販売した限定モデルです。ロードスター「RS」をベースにエンジン、サスペンション、エアロ等に専用チューニングが施されています。

  • 専用フライホイール
  • マツダスピード製スポーツマフラー
  • 専用ビルシュタイン社製車高調
  • 専用エアロ

25周年記念車

引用元:http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2014/201405/140520a.html
ロードスター25周年記念車

ロードスターが2014年で25周年を迎えることを記念して限定販売されたのが「ロードスター25周年記念車」。25周年にあやかって25台限定販売という非常に少ない販売台数で生産された限定車です。この車の大きなポイントは、エンジン。ピストン、コネクションロッド、フライホイールなどのエンジンの回転系部品を厳選し、そのことで通常のロードスターよりもエンジンレスポンスや伸び、吹き上がりが向上しています。

  • 専用ボディカラー ソウルレッドプレミアムメタリック
  • ベストバランスを求めて厳選したピストン、コネクションロッド、フライホイール
  • ステアリング本革巻、シフトブーツ、パーキングブレーキレバー、アームレスト(レッドステッチ)

ロードスター(NC型)VS トヨタ・MR-S

NC型ロードスターと何の車を比較すればいいか、頭を悩ましていた筆者。86ではありきたりだし、フェアレディZだと車格が違いすぎる…。そんな中、ふっと頭をよぎった車がトヨタ・MR-S。トヨタがMR-2のエンジン出力競争の反省を活かし作り上げた、ライトウェイトスポーツカーです!しかしライトスポーツ市場を寡占していたロードスターには勝てず、華々しいデビューとは裏腹に、ひっそりと消えていった一台です。

そんなMR-S、実は今では中古車市場で人気の一台となっているのです!MRスポーツという独自のキャラクターを活かし、若者やおじさんの心を鷲掴みにしているMR-S。今なら人々は、NC型ロードスターとトヨタ・MR-Sで迷うのではないか!?そう思い両車を比べてみることにしました。

ボディサイズ・車両重量・最小回転半径比較

ロードスター「S」

  • 全長×全幅×全高:4020×1720×1245mm
  • ホイールベース:2330mm
  • 車両重量:1110kg
  • 最小回転半径:4.7m

MR-S

  • 全長×全幅×全高:3885×1695×1235mm
  • ホイールベース:2450mm
  • 車両重量:970kg
  • 最小回転半径:5.0m

ボディサイズとしては全体的にロードスターの方が大きめ。それもそのはず、ロードスターが3ナンバーなのに対してMR-Sは5ナンバー車です。

ボディサイズの大きいロードスターの方が全体的に室内にゆとりがあると言えるでしょう。運転席と助手席の距離も近すぎず、遠すぎずという具合です。それに対してMR-Sは若干狭め。背の大きい方が乗車されると窮屈に感じられるかもしれません。

荷室についてもロードスターが圧倒的に有利です。ロードスターはリアトランクが荷室になっており、スーツケースやゴルフバッグが十分入るほどの広さが確保されているので、走行を楽しむだけでなく、利便性も配慮されているよう。これに対してMR-Sはトランクと呼べるトランクはありません。一応運転席の後ろに若干のスペースがあり、そこが荷室になっているのですが、ほとんど荷物は入らないのが現実。スーツケースやゴルフバッグを車に積む場合、助手席を犠牲にして座席の上に荷物を置くしかありません。

走行性能比較

ロードスター「S」

  • 総排気量:1998cc
  • 最高出力:170ps(125kW)/7000rpm
  • 最大トルク:19.3kg・m(189N・m)/5000rpm
  • 駆動方式:FR
  • トランスミッション:5MT

MR-S

  • 総排気量:1794cc
  • 最高出力:140ps(103kW)/6400rpm
  • 最大トルク:17.4kg・m(171N・m)/4400rpm
  • 駆動方式:MR
  • トランスミッション:5MT

ロードスターの方が排気量が大きく、それに伴いエンジンスペックもMR-Sよりも勝っています。ただし、車重がロードスターの方が200㎏程重くなっているため、単純にエンジンスペックだけでは比べることができません。ライトウェイトスポーツに必要なのはパワーではなくて、操る楽しさ!そういう意味ではMR-Sだって負けてはいません。

両車の一番の違いは、「エンジンが前にあるか、後ろにあるか」ではないでしょうか。MRを採用しているMR-Sの方が、若干挙動がピーキーで、操るのにコツと経験がいる車となっています。それに対して、ロードスターは抜群のニュートラルステアで、誰でも楽しく操ることができる車。クセがある車を選ぶか、乗りやすさを選ぶか、好みが分かれるところです。

編集部からの一言

CARTUNEユーザーの両車のコメントを見ている限り、両車ともオーナーは、自分の愛車に満足なよう。それはロードスターもMR-Sも、両方とも魅力的な車だからではないでしょうか。

国産では珍しい2シーターオープンスポーツ。そんなニッチな存在であるロードスター、MR-Sは駆動方式は違えど良いライバルと言えそうです。車を操る楽しさということを教えてくれるライトウェイトスポーツは、2シーターという余分なものを取り除いたそのスタイルで、車体重量を軽量化し、気持ちのいいハンドリングを実現しています。ここにライトウェイトスポーツの「操る楽しさ」というすべてが詰まっています。

しかも両車とも中古車市場でお手頃な価格で出回っているのが嬉しいところ。両者ともに、日本の車社会を活性化させるような存在です。どちらの車でもいいので、たくさんの人に見つけてもらい、乗ってほしい2台です。

ロードスター(NC型)のカスタム例紹介!

なおさんの マツダ ロードスター NCEC S のカスタム事例

かなりいかついエアロを装着したロードスター。道路ですれ違っただけではロードスターだと気が付かないかもしれません。それぐらい、印象が大きく変わっています。

H.Uさんの マツダ ロードスター NCEC のカスタム事例

車高を落とし、ホイールを大径化したロードスター。ルーフもハードトップになっています。なんかホンダ・S2000に似ていません?色のせいでしょうか?

kisuke さんの マツダ ロードスター ncecロードスター のカスタム事例

kisuke さんのロードスターNC。オーナーさんの愛情が伝わってくる一枚です。大切に乗ってもらえて、ロードスターも嬉しいでしょうね。