ロードスターNC型を徹底解説!限定モデルやユーザーのカスタム例も紹介! | CARTUNEマガジン
ロードスターNC型を徹底解説!限定モデルやユーザーのカスタム例も紹介!

2018年06月15日 (更新:2022年10月18日)

ロードスターNC型を徹底解説!限定モデルやユーザーのカスタム例も紹介!

ロードスターと言えば「2人乗り小型オープンスポーツカー」の累計生産台数世界一を更新し続けている、マツダの名車。今回紹介するのは、ロードスター3世代目のNC型。NC型は2代目NB型からどう進化しているのか?その特徴はなにか?ロードスターNC型のカスタム例紹介など、NCロードスターに関して徹底的に解説します。

ロードスター(NC型)の基本情報

NB型ロードスターから何が進化したのか?

ロードスター愛車紹介の画像
NBロードスター

ロードスターNB型のスペック

  • エンジン形式:B6-ZE
  • 最高出力:125ps(92kW)/6500rpm
  • 最大トルク:14.5kg・m(142N・m)/5000rpm
  • トランスミッション:5MT
  • サスペンション形式:ダブルウィッシュボーン式(前後)
  • 全長×全幅×全高:3955×1680×1235mm
  • 車両重量:1030kg

ロードスターNC型のスペック

  • エンジン形式:LF-VE
  • 最高出力:170ps(125kW)/7000rpm
  • 最大トルク:19.3kg・m(189N・m)/5000rpm
  • トランスミッション:5MT
  • サスペンション形式:ダブルウィッシュボーン式(前)、マルチリング式(後)
  • 全長×全幅×全高:4020×1720×1245mm
  • 車両重量:1110kg

プラットフォーム一新

共通のプラットフォームを用いていた初代・NAロードスターと2代目・NBロードスター。そんな中、新たに開発されたロードスターNC型はNBロードスターからプラットフォームを受け継ぐことなく、新規開発の「NCプラットフォーム」というものが使用されています。これに伴いエンジンも変更され、NA・NBに受け継がれていたマツダ・B型エンジンの代わりにLF-VE型エンジンを搭載。新規エンジン搭載により、さらなる出力、そしてトルクの向上を成功させています。

新たなプラットフォームを採用したことで車格が大きくなったことに伴い、NB型まで5ナンバーであったのが、NC型からは3ナンバーとなりました。またボディサイズが大きくなったことで車重が重くなり、一部からはロードスターの持ち味である軽快さ、「人馬一体」感が薄れてしまったという批判も。確かに重量は重く、NA、NB型に比べればのっそりとした動きになっているかもしれませんが、エンジン出力・トルクともに向上しているため、運転していて十分に楽しい車であることは間違いないでしょう。

流用情報

RX-8愛車紹介の画像
RX-8にはFEプラットフォームが採用されています。

NC型ロードスターから採用された「NCプラットフォーム」。これはマツダ・RX-8に採用されている「FEプラットフォーム」をベースに作られているため、実はNC型ロードスターとRX-8には流用できるパーツがたくさんあるんです!

例えばブレーキ・キャリパー、ローターの流用。NCロードスターにはRX-8のキャリパー、ローターを流用することが可能です。RX-8のものにすることでローターが大径化し、より強いブレーキにすることもできます。この他にも、スタビライザ―の流用やロアアームブッシュの流用など、流用できるパーツがたくさん!NC型ロードスターオーナーにとってはありがたい仕様ですね。

デザイン

ロードスターNC型。実はこの車、そのデザイン性が高く評価され、第26回 2005―2006 日本カー・オブ・ザ・イヤーに見事選ばれています。確かに、見れば見るほど洗練されたデザインですよね。全体的に丸みを帯びたデザインは統一感がありますし、車格は違えどデザインにはNA、NB型ロードスターの影響が見受けられます。なんでも、ヘッドライトのデザインはNAロードスターのウィンカーを意識しているのだとか。全体的にNCロードスターはデザイン性の高いオープンスポーツに仕上がっていますね!

ロードスター(NC型)のグレード

ロードスターには、オーソドックスなグレード、「ロードスター」「RS」「VS」が存在します。「ロードスター」が標準モデル、「RS」がスポーツモデル、「VS」がラグジュアリー感を増したモデルとなっています。

NC型ロードスターに特徴的なのはこれ以外にも特別仕様モデルが数多く存在することです。マツダスピードモデルやカーオブザイヤー受賞記念モデル、それ以外にも様々な特別仕様モデルが存在します。今回は、その中からいくつかピックアップして紹介していきます。

マツダスピードM'z Tune

マツダスピードM'z Tune
引用元:http://www.jdm-option.com/archives/trialride/07_07/roadster.html

マツダスピードM'z Tuneは株式会社マツダE&TがNC型ロードスターをベースにチューンドアップし、全国のマツダディーラーで販売した限定モデルです。ロードスター「RS」をベースにエンジン、サスペンション、エアロ等に専用チューニングが施されています。

  • 専用フライホイール
  • マツダスピード製スポーツマフラー
  • 専用ビルシュタイン社製車高調
  • 専用エアロ

25周年記念車

ロードスター25周年記念車
引用元:http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2014/201405/140520a.html

ロードスターが2014年で25周年を迎えることを記念して限定販売されたのが「ロードスター25周年記念車」。25周年にあやかって25台限定販売という非常に少ない販売台数で生産された限定車です。この車の大きなポイントは、エンジン。ピストン、コネクションロッド、フライホイールなどのエンジンの回転系部品を厳選し、そのことで通常のロードスターよりもエンジンレスポンスや伸び、吹き上がりが向上しています。

  • 専用ボディカラー ソウルレッドプレミアムメタリック
  • ベストバランスを求めて厳選したピストン、コネクションロッド、フライホイール
  • ステアリング本革巻、シフトブーツ、パーキングブレーキレバー、アームレスト(レッドステッチ)

ロードスター(NC型)のカスタム例紹介!

emokazu0707さんのロードスターNCEC

emokazu0707さんのロードスターNCECの画像
emokazu0707さんのロードスターNCECの画像
引用元:emokazu0707さんの投稿

スーパーカーやモータースポーツのカラーリングでおなじみのガルフカラーにオールペンされています。ライトブルーとオレンジのツートンカラーは、カッコよさと可愛さを両立している3代目ロードスターにぴったりの色合い。

幌はダークブラウンの製品に交換されていて、全体的におしゃれなロードスターに仕上がっています。とはいえ、社外エアロパーツの装着やGTウイング、ブラックの5本スポークホイールなどレーシーなイメージを連想するカスタムパーツもチョイスされています。このロードスターほど、良い意味で目立つロードスターはなかなかありません。

なおさんの マツダ ロードスター NCEC S のカスタム事例

かなりいかついエアロを装着したロードスター。道路ですれ違っただけではロードスターだと気が付かないかもしれません。それぐらい、印象が大きく変わっています。

H.Uさんの マツダ ロードスター NCEC のカスタム事例

車高を落とし、ホイールを大径化したロードスター。ルーフもハードトップになっています。なんかホンダ・S2000に似ていません?色のせいでしょうか?

kisuke さんの マツダ ロードスター ncecロードスター のカスタム事例

kisuke さんのロードスターNC。オーナーさんの愛情が伝わってくる一枚です。大切に乗ってもらえて、ロードスターも嬉しいでしょうね。

新着記事

おすすめ記事