2018年06月15日 (更新:2020年07月01日)
セレナ(C25型)の情報を徹底解説!スペックから他車比較、カスタム例も!
セレナと言えば、日産自動車を代表するミニバンです。使いやすさ、燃費、シンプルなデザインなどに定評があり、ミニバン界で熾烈な争いを繰り広げています。そんなセレナ(C25)は3代目のセレナ。1代目、2代目の良さを踏襲しつつ、更なる進化を遂げています。現在は生産終了し、次の世代のセレナへと世代交代を終えているものの、まだまだ街で見かけることができる車です。今回はそんな日産・セレナを徹底紹介していきます。
セレナ(C25)ってどんな車?
初代セレナは1991年から販売されました。実は筆者は昔C23セレナをよく運転しており、大変気に入ってました。8人乗車で、5速MTのよく走り、たくさん荷物の乗る使いやすい車でした。エンジンが助手席と運転席の下にあるため、夏は暑い車でもありました。C23セレナはボンネットが短いため、視界性がよく、またステアリングもよく切れ、小回りの利く、日本の道路事情にあった車であったため、当時は人気のミニバンでした。
次のC24セレナも昔よく運転していました。C24セレナからはMTモデルが廃止されATかCVTのみになります。電動スライドドアやディスプレイの装備など充実した車内装備が特徴的な車でした。ただ後部座席はフル乗車すると大変狭く、少し長距離運行にはきつい車でもありました。
これらのセレナを経てC25セレナは登場しました。その特徴としては、フロントの視認性の良さ、充実した車内装備、そして5ナンバー車としては広々とした車内空間です。まさにC23とC24セレナの良いところ取りをし、その上車内空間を更に充実させた車となっています。
セレナ(C25)のグレード&スペック
セレナC25型のスペック
セレナ20S
- 最高出力:137ps/5200rpm
- 最大トルク:20.4kg・m/4400rpm
- 種類:直列4気筒DOHC
- 定員:8名
- 車両重量1610kg
セレナC25型の動力源はMR20DEエンジンです。このエンジンはセレナ以外にもラフェスタやエクストレイルなどの車種に搭載されています。137馬力を醸し出すこのMR20DEエンジンは1610㎏とミニバンにしては軽い車体を動かすのに十分なエンジンです。またピークトルクが4400rpmで20.4kg・m発生するので、8名乗って坂道を登っても、不足はないエンジンになっています。
セレナ(C25)VS トヨタ・ヴォクシー
セレナ(C25)「20S」とヴォクシー「X」。ヴォクシーと言えば、トヨタのフラグシップ5ナンバーサイズミニバンです。日本のミニバン界で熾烈な争いを繰り広げた両車。既に両車とも世代交代し、今は中古車市場で購入できるのみとなっています。ボディサイズやスペックにどんな違いがあるのか、徹底比較していきます!
ボディサイズ・車両重量・最小回転半径比較
セレナ(C25)「20S」
- 全長×全幅×全高:4650×1695×1840mm
- ホイールベース:2860mm
- 車両重量:1610kg
- 最小回転半径:5.5m
トヨタ・ヴォクシー「X」
- 全長×全幅×全高:4595×1695×1850mm
- ホイールベース:2825mm
- 車両重量:1550kg
- 最小回転半径:5.5m
セレナとヴォクシー。ボディサイズはほとんど変わりません。若干セレナのほうが全長・全高が大きく、重量が重いくらいです。両車とも5ナンバーミニバンなので、ボディサイズや室内空間の違いはあまりないのかもしれませんね。
走行性能比較
セレナ(C25)
- 総排気量:1997cc
- 最高出力:137ps/5200rpm
- 最大トルク:20.4kg・m/4400rpm
- 駆動方式:FF
- トランスミッション:CVT
トヨタ・ヴォクシー「X」
- 総排気量:1986cc
- 最高出力:143ps/5600rpm
- 最大トルク:19.8kg・m/3900rpm
- 駆動方式:FF
- トランスミッション:CVT
ヴォクシーのエンジンの方が最高出力が高く、そして比較的低い回転数から最大トルクを発生させることが分かります。8名乗車させることを考えると、フル乗車した場合、運転しやすいのはヴォクシーの方かもしれませんね。
編集部からの一言
セレナとヴォクシー。5ナンバーミニバンとしては完成度の高い両車ではないでしょうか。
スペックだけでみると、両車ともほとんど一緒!両車とも5ナンバーです。また両車ともCVTを採用しており、スムーズな加速や減速を実現しています。
エンジンスペックではヴォクシーの方に分があると言えるでしょう。8名乗せた場合、低い回転数から最大トルクを発生させることができる動力源は強みです。ただ、8名乗せることなんて一般家庭ではあまりありません。どのような使い方をするかで、両車の選び方も変わってくるのではないでしょうか。
編集部厳選、セレナ(C25)カスタム紹介
シンプルイズザベストを体現したような、カスタマイズ。派手なエアロは装着せず、ただ純正にはないオーラを醸し出している日産・セレナ(C25)です。注目なのはオーバーフェンダー。後輪のオーバーフェンダーがスライドドアに干渉しないか、気になるユーザーの質問にagehaさんの 日産 セレナ C25 riderは下記のように答えています。
スライドドアの内張り切ればギリギリ干渉はしないと思います! 自分のがそうなので!バーフェンの幅は5センチが限界かと思いますね
まさにDIY魂が成せる技!スライドドアのセレナにオーバーフェンダー。かっこいいです。
南国漂う背景に、パープルセレナがとてもマッチしている一枚です。こんな風に写真が撮りたい!フロントヘッドライトのオレンジ色のアイラインが装着されていることで、まるで熱帯魚のようなセレナ?になっていますね!
こちらもシンプルなカスタマイズが成されているセレナ。一番のポイントはホイールではないでしょうか。スポークの細いホイールの間から赤いキャリパーが見えます。またホイールのインチも大きすぎず、小さすぎず、それに扁平率の小さいタイヤを組み合わせることで、車の足元を引き締めています。
モノトーンでまとめられているセレナ(C25)。ステッカーを効果的に使用することで、オンリーワンのセレナをつくっています。フロントカナードやフロントガラスのハチマキが、レースカー感を出していますね。ミニバンでもカスタムすればこんなにレーシーになるということを教えてくれるセレナです。