「エンジンオイルの継ぎ足しっていいの?悪いの?」…その疑問に編集部が答えます!

2018年03月26日 (更新:2018年12月07日)

「エンジンオイルの継ぎ足しっていいの?悪いの?」…その疑問に編集部が答えます!

自動車のエンジンオイルは日常的な使用でも少しづつ減っていきます。普段の点検でエンジンオイルが減っていたら、「少しだけ足す」ことが頭をよぎることでしょう。今回はその良しあしについて詳しく解説します!

継ぎ足しを行うとき

結論から言うと、エンジンオイルの継ぎ足しが積極的に推奨されるときはありません。自動車のエンジンオイルは全量を交換することが基本であり、自動車もそのように設計されています。また、オイルレベルゲージの下限よりも上側にある場合は、追加する必要は全くありません。

しかし、オイル量がオイルレベルゲージの下限よりも下にあってエンジンオイルを交換できないときは、継ぎ足した方がよいでしょう。このままエンジンオイルを足さずに走行を続けると、エンジンが焼き付いて故障する恐れがあります。継ぎ足した場合は性能が下がりますが、エンジンの故障は防ぐことができます。

なお、エンジンオイルが少なくなるたびに継ぎ足しをおこなうとエンジンオイルが急激に劣化しエンジンの故障につながります。この場合は、エンジンの分解または交換が必要となり、数十万円の出費になってしまいます。継ぎ足しの繰り返しをしてはいけません。

継ぎ足しの仕方

準備

オイルの継ぎ足しの作業を行うときは、車のエンジンルーム内を触ります。汚れてもいい服装にしておくといいでしょう。じょうごまたはオイルジョッキと、オイルレベルゲージを拭き取るための汚れてもよい布を用意しましょう。また、エンジンオイルを適切量入れるために、水平で広い安全なところに車を止めましょう。

オイルジョッキ
引用元:CARTUNE
オイルジョッキ
エンジンオイルの拭き取り
引用元:CARTUNE
オイル量を確認する際にはエンジンオイルを拭き取るものが必要です

手順

次に、エンジンオイルの継ぎ足しの手順を説明します。オイル交換方法の記事やエンジンオイルの入れすぎ対処法の記事も参考にお読みください。

①ボンネットを開ける

この作業は突風に注意して行ってください。運転席の周辺にあるボンネットオープナーを引くと、ボンネットが少し浮き上がります。次に、その隙間に手を入れて、ボディ側に付いているレバー操作しながらボンネットを持ち上げます。ボンネットを持ち上げた後は、エンジンルーム内の棒を使って固定します。

②オイル残量を確認する

オイルレベルゲージとは、黄色かオレンジ色のグリップが付いた部品です。折ってしまわないよう慎重に引き抜き、一度布で拭いてからもう一度装着します。再び引き抜いて、エンジンオイルの残量を確認します。

③オイルフィラーキャップを外す

エンジン上部についているオイルフィラーキャップを外します。エンジンオイルはここから挿入します。すぐわかる場所についている場合がほとんどなのですぐに見つかるでしょう。

オイルフィラーキャップ
引用元:CARTUNE
右下の丸い部品がオイルフィラーキャップです

④じょうごまたはオイルジョッキを使ってエンジンオイルを入れる

こぼさないように気を付けながら、じょうごまたはオイルジョッキを用いてエンジンオイルを挿入します。こぼれてしまった場合は、丁寧に拭き取りましょう。エンジンオイルが残っていると、最悪の場合エンジンから出火します。

⑤オイルレベルゲージを確認する

再びオイルレベルゲージを使ってエンジンオイルの量を確認します。ここで量が足りない場合は、④に戻ってエンジンオイルを追加しましょう。

⑥オイルレベルゲージとオイルフィラーキャップを装着する

エンジンオイルの量が適正であることが確認できたら、オイルレベルゲージとオイルフィラーキャップを装着します。この作業を忘れて走行すると、エンジンオイルが噴き出し、エンジンルームがオイルまみれになってしまいます。

ボンネットを閉める

最後にボンネットを閉めます。ボンネットを少し浮かせた状態から手を離すと、重力でボンネットが閉まります。占めた後に上から押して、半ドア状態になっていないか確認しましょう。

継ぎ足しの際の注意点

オイルの種類

継ぎ足すエンジンオイルは、もともと入っているオイルと同じものをいれることが理想的です。全く同じものが準備できなくても、オイルメーカー・粘度(5W-30や10W-40)・品質(SAやGF-1など)・種類(鉱物油か合成油か)をできる限りそろえましょう。違うものを使っても故障が起きることはありませんが、本来の性能を発揮できなくなります。

故障の可能性

エンジンオイルを継ぎ足す原因は、エンジンオイルの消費ですね。消費ペースが早いときは、エンジンに不具合が生じている可能性があります。一般的に5000㎞走行あたりに500ml程度のオイル消費までは正常と考えていいでしょう。

オイル消費ついてはリンク先にて詳しく説明しています。「車の下のオイルが垂れる」「マフラーから白煙が出る」などの症状がある場合は、それぞれの状態に対応した修理が必要です。不具合の心当たりがある方は、ぜひお読みください。

具体的な症状がない場合でも目に見えない故障が原因となってエンジンオイルが早くなくなっているかもしれません。必要に応じて早めにディーラーや整備工場で検査をしてもらいましょう。

おわりに

いかがでしたか?エンジンオイルが減っていても、やみくもに追加することなく、状況に応じた適切な対処をしましょう。そして、定期的な点検・整備を欠かさずに、快適で安全なカーライフをお過ごしください。