2018年03月02日 (更新:2022年12月23日)
クイックリリースやステアリングチルトアップを徹底解説!モータースポーツ好きには堪らない!
モータースポーツ好きの皆さんならお馴染みの、ステアリングチルトアップやクイックリリース。いつか自分の車に付けてみたいと思っていた方も少なくないのではないでしょうか?今回はそんなステアリングチルトアップやクイックリリースのメリットデメリットの解説と、CARTUNEユーザーのカスタム例紹介。
クイックリリースやステアリングチルトアップとは?
クイックリリースやステアリングチルトアップは、モータースポーツが発祥です。バケットシートが装着されているレーシングカーでドライバー交代をする際、狭いコックピットで素早く乗り降りをするために開発されました。最近ではモータースポーツの影響もあってか、街中のスポーツカーでも見かけるようになってきました。
クイックリリース
クイックリリースシステムとはステアリングを簡単に脱着出来るシステムを指します。ステアリングが脱着出来るため乗り降りがスムーズになり、ベストなドライビングポジションをキープ出来るのが魅力です。また近年では防犯用途でも人気となっています。
もちろん脱着方法も簡単で、ロック解除ボタンを押しながらスリーブを引き込みステアリングごと引き抜くだけです。メーカー公式の実際の脱着動画も参考までにご覧ください。
ステアリングチルトアップ
ステアリングチルトアップシステムとは言葉の通りステアリングを上に傾けられるシステムの事を指します。ステアリングを傾けることで乗降時の足元のスペースを確保して乗り降りがスムーズに行えます。また、ステアリングをベストなポジションに設定が出来るため、操作性も向上も見込めるカスタムパーツです。
チルトアップの方法もワンアクションで可能ですので、メーカーの公式動画も参考までにご覧ください。
システム装着時のメリットとデメリット
メリット
バケットシートやスポーツタイプシートは、ドライビング中のホールド感が高い一方で乗り降りがしにくくなっています。バケットシートやスポーツタイプシートを装着している車では、ステアリングをチルトアップやクイックリリースをすることでスムーズな乗り降りが可能となります。またクイックリリースでは、盗難対策のキーロックができるタイプもあるので、一粒で二度おいしいカスタムといえるでしょう。
デメリット
ステアリングチルトアップやクイックリリースを装着することで、その機構分ステアリングが自分側に押し出されるという点です。シートポジションをもう一度考え直さなければならなくなってしまったり、場合によってはステアリングを変える必要が出てきたりしてしまう可能性があります。
CARTUNEユーザーのカスタム例紹介
トヨタ86前期のカスタム例
朋さんのトヨタ86前期はワークスベルのチルトアップボスを装着しています。専用のショートボスも装着しており、ハンドルが手前に近づく距離も最小限のものとなっています。まさにレーシングカーで良く見かける光景が自分の愛車でも実現されている一例と言えます。
三菱ギャランフォルティスのカスタム例
TA93さんはステアリングのチルトアップに憧れて導入しました。チルトアップの装置を装着した分、ステアリングが純正状態より手前に来てしまったようです。TA93さんは現在のステアリングポジションが合っていますが、もし合わない方はショートボスを装着することをお勧めします。
日産シルビアS15カスタム例
のりさんはバケットシート導入に向けて、クイックリリースを装着しました。以前使っていたステアリングボスをそのまま利用して、今回はクイックリリース化しました。のりさんはバケットシートを装着してから、ショートボスを導入するか考えるようです。ショートボスが必要かどうかは、実際に取り付けてからでないとわからないことが多いので、このようなユーザーも多い様です。
おすすめのシステム
Works Bell RAPFIX GTC
チルトアップシステムの代表格となるのがWorks Bell RAPFIX GTCです。ステアリング周りのカスタムパーツを専門に開発、販売しているWorks BellのRAPFIX GTCは車検にも対応で日本、アメリカで特許を取得しています。
ステアリング周りのパーツ交換はドライビングに直結するパーツでもあるため精度が心配になりますが、RAPFIX GTCであれば遊び等も無く利便性がましても安全性を損なうこと無く装着可能になっています。
CARTUNEユーザーのレビュー
作りは流石の国産品という質感で、飾っておきたくなるくらいです。 車検対応でいうことなしですが、FDにつけた人が言うには 皆スプラインが合わないとのことで、アジャストスペーサーで向きを調整してます。 変えるつもりはなかったのですが、副産物でステアリングがmomoになりました笑
今迄、乗降りの度にシートを下げていましたが、そのままで乗降りが可能になりました😊 ただ、若干ステアリングとウインカー&ワイパーレバー等が離れてしまいましたが、直ぐに慣れました。 逆にシートポジションを今までより下げることが出来、運転が楽になりました。 後、サーキット走行でたまに手がワイパーレバーにあたってワイパーが作動してしまうことがありましたがこれでワイパーの誤動作も改善出来そうです。
ラフィックス自体の全長が確か60mmくらいあるので、ショートボスとはいえども、ステアリングが結構前に来ます。 乗ってみると、ポジションはドンピシャ! 跳ね上げも赤いレバーを引くだけで簡単、乗り降りがスムーズに! 抱えていた全ての問題を一気に解決する仕様変更でした。 ウインカーレバーが遠くなりましたが、ステアリングから手を離さないで操作できる程度なので、すぐに慣れました。 ステアリングスイッチ? どうせ音楽聴かないし、info関係も運転に関しては気が散るだけだと思うので、問題なし。私はi-DMも目障りなので切っています。
Works Bell RAPFIXⅡ
クイックリリースのシステムでも人気となっているのはやはりWorks Bell製。RAPFIXⅡのボールロックシステムはガタツキが無く精度の高さが特徴のクイックリリースシステムです。同様の安価な製品も販売されていますが、ステアリング周りは重要な部品でもあるため安心できるメーカーを選ぶのがおすすめです。
CARTUNEユーザーレビュー
ガタもなく、十分な剛性もあり!! 類似の安物も多数でてますが、やっぱり国産のしっかりしたものが良いですね(^ω^) 脱着も楽々、あまり取る機会ないけど ステアリングを取り外せるってだけで、ロマンがありますね。 ステアリングボスとしては、結構な厚みがあるのでウィンカーレバー用のステーは必須です。 値段は張りますが、相応の価値はあると思います(°▽°)
メリットとては、 ・乗り降りがしやすい。 ・別のステアリングを買っても気分によって手間なく使える。 ・メリットと言っていいかは分かりませんが、取り付けてからはカチッとはめた時の「さぁ、行くか…」という感覚は車好きには貯まりません。 これだけでも付ける価値があると思います。 デメリットですが、 ・ウインカー、ワイパーレバーまでかなり遠くなる。 ・乗り降り時に外していないと手前にステアが来ている分狭くなっているので乗り降りがやりにくい。 一週間使っていますが、全くブレや不良な点もありません。 車に乗る、車から降りるという絶対に必要な動作に一つだけアクセントを加えてみてはどうでしょうか?
ステアリングが任意で取り外せれるようになるステアリングボス。 フルバケ乗りだとよくあるステアリングが邪魔で乗降し辛い事案を解消させるパーツで、個人的にはもう手放せないと思ってるパーツの一つ。 またラフィックスは盗難防止用として別売でセキュリティロックカバーもあり、実際に街中で止める時とかにつけてますが、安心感があります(´∀`) それに何と言ってもステアリングが外れるのはやっぱりインパクトがあるみたいで、コンビニとかで乗り降りする時とかは結構注目を浴びることが出来ます笑 ラフィックス自体結構長さがあり、専用のショートボスを使用しないと恐らく結構手前に来ると思われるのでそこだけが注意ポイントかな?
おわりに
クイックリリースやチルトアップ化はモータースポーツ好きには堪らないカスタムと言えるでしょう。見た目だけでなく、機能面でも乗り降りはし易くなる上に、クイックリリースは盗難対策もできるモデルがあります。みなさんも愛車に憧れのチルトアップ化やクイックリリース化をしてみてはいかがでしょうか?