2018年03月01日 (更新:2022年08月04日)
「ゾクゾクするほどキレイだぜ。俺のエボIVは」【ランエボⅣ〜Ⅶ編】イニD(頭文字D)を忠実に再現したカスタム大紹介!
言わずと知れた超有名走り屋漫画、頭文字D。今回はそんな頭文字Dに登場するランサーエボリューション達とその実際のカスタム例を紹介します!
頭文字Dとランサーエボリューション
クルマ好きなら知らない人はいないであろう超有名走り屋漫画、頭文字D。FRスポーツカーが多く登場する同作品ですが、物語の要所要所で圧倒的な走行性能を持つ4WDスポーツカーが登場し、主人公たちが駆るAE86型スプリンタートレノやFD3S型RX-7と対峙します。そんな頭文字Dに登場する4WDスポーツカーの中でも代表的なのが、三菱のランサーエボリューションシリーズです。
WRCで勝つために開発されたランサーエボリューション、通称ランエボは、パワフルな2リッターターボエンジンと優れた4WDシステムを武器とする国産最強クラスのスポーツセダンです。今回は頭文字Dに登場するランエボの中でも、ランエボⅢ・インプレッサ編で紹介した須藤恭一のランエボⅢを除く4台について振り返りながら、実際のカスタム例も紹介します。
「ゾクゾクするほどキレイだぜ。俺のエボIVは」岩城清次のランサーエボリューションⅣ
日光いろは坂を拠点とするランエボのワンメイクチーム、エンペラーのナンバー2が岩城清次です。気性が荒く、頭がやや悪い事ばかりが取り上げられがちな彼ですが、実はマシンの潜在能力を引き出す腕は超一流であり、ドリフトしにくい4WDをドリフトに持ち込む技術や、エボIVの弱点とも言えるトラクションの弱さをカバーする技術はWRCドライバーにも匹敵するとされています。
そんな彼が駆るのは第2世代型ランエボシリーズの幕開けとなったモデルであるランサーエボリューションⅣで、ボディカラーはスコーティアホワイトです。このエボⅣのグレードは競技ベース仕様のRSですが、ホイールは豪華仕様のGSRに純正装着されていたOZレーシング製のものが装着されています。また、ボンネットには有名ラリー系ショップ、モンスタースポーツのステッカーが貼られています。
岩城清次仕様+αなかなえさんのランサーエボリューションⅣ
スコーティアホワイトのボディカラーにモンスタースポーツのステッカーと岩城仕様に近いカスタムが施されたかなえさんのランエボⅣですが、ホイールや各種ステッカーなどにより、基本的な印象は保ちながらもよりカッコよく仕上げられています。
「ケツ振って遊んでる時代じゃ無ぇんだ、いなくなりやがれ!」会川のランサーエボリューションⅤ
主人公、藤原拓海やFD3S型RX-7を駆る高橋啓介が物語後半から加入する遠征専門チーム、プロジェクトDが埼玉県の土坂峠で対決するランエボのワンメイクチーム(前述のエンペラーとは別のチーム)のヒルクライム担当、会川。
金目当てでバトルに参加し、高橋啓介への卑劣な妨害工作を提案した彼が駆るのは、ランエボシリーズの中で初めて3ナンバーボディを与えられたランサーエボリューションⅤで、ボディカラーはスコーティアホワイトです。グレードはGSRとされていますが、カーボン調ミラーやフォグランプカバー、AピラーアンテナなどによりほぼRSと同じ外見となっています。また、RAYSのVOLK RACING TE37を履いているのも特徴です。
非常に状態の良いbataronnさんのランサーエボリューションⅤ
会川仕様と同じスコーティアホワイトをまとったbataronnさんのランエボⅤ。このエボⅤは女性ワンオーナー車だったそうで、内外装ともに非常に綺麗な状態に保たれています。
「こいつは公道最速の2リッターターボなんだ。非力なテンロクになんか負ける訳ぁ無ぇんだよ!」一条のランサーエボリューションⅥ
会川と同じランエボのワンメイクチームのダウンヒル担当、一条。会川同様彼も狡猾なキャラクターとして描かれていますが、会川よりも確かな運転後技術を持っており、ランエボのハイテク電子デバイスをうまく引き出した走りをする人物とされています。そんな一条が駆るのはこちらもスコーティアホワイトのランサーエボリューションⅥトミ・マキネン・エディション(T.M.E)GSRです。
当時の三菱のWRCワークスドライバーの名前を冠したこのモデルは、標準車のランエボⅥに対してただの特別仕様車にとどまらない改良が加えられていることから、通称「エボ6.5」とも呼ばれています。一条のランエボの特徴は、何と言ってもランエボシリーズを象徴する巨大なリアスポイラーが取り払われていることでしょう。これによりリア周りの印象が非常にスマートになっています。
フルノーマルなMOZUさんのランサーエボリューションⅥ
一条のものと同じスコーティアホワイトのランエボⅥT.M.Eに乗られているMOZUさん。フルノーマルでも十二分に迫力があるのはさすがランエボです。
「逃さねぇぞ!エボ、こっちも行くぜ!!」小早川のランサーエボリューションⅦ
埼玉、茨城を攻略し、神奈川に侵攻したプロジェクトDを、ヤビツ峠で迎え撃った「チーム246」。そのヒルクライム担当が小早川です。愛車の性能に絶対的な自信を持つ彼が駆るのは第3世代型ランエボの最初期モデルとなるランサーエボリューションⅦで、ボディカラーはダンデライオンイエロー、グレードはGSRです。
作中に登場する他のランエボが基本的に純正ルックなのに対し、小早川のエボⅦはC-WEST製のフロントバンパーやカナード、クリエイティブスポーツ製のボンネットやサイドステップ、リアバンパー、さらにはGTウィングやエアロミラーまで装着しています。また、ホイールはガンメタに再塗装したRacingHartのCP-035を装着しています。
小早川エボに似た雰囲気を持つなおさんのランサーエボリューションⅧ
なおさんのランエボは、同じ第3世代型ランエボでもエボⅦではなくそのひとつ後のエボⅧですが、エアロパーツなど小早川エボと似た雰囲気に仕上がっています。第3世代型エボは外装パーツに関しては最終型のエボⅨまで含めて共有できるものも多く、このようにエボⅧやⅨでも小早川エボに近い仕様に仕上げることは容易なのです。
終わりに
いかがでしたでしょうか。このように頭文字Dの劇中で様々に活躍したランサーエボリューションですが、本物のランエボもラリー仕込みの基本性能やハイテクデバイス、そして迫力のルックスを持つ国産最強クラスのスポーツセダンです。皆さんもぜひ頭文字Dの様々な名シーンを思い出しながらランエボのカスタムを楽しんでみてください。