いまさら聞けないチューニングのキホンの"キ"〜ブレーキパッド交換編〜

2017年10月16日 (更新:2019年10月18日)

いまさら聞けないチューニングのキホンの"キ"〜ブレーキパッド交換編〜

labelブレーキパッド

今回はブレーキパッド交換を徹底解説していきます。ブレーキパッドは、車をよく使用する人ならば毎回の車検整備で交換されているものではないでしょうか。ディーラーや整備工場などでやってもらうのも良いですが、簡単な整備なら自分でやってしまいたいですよね。ブレーキパッドは重要保安部品です。整備、分解に関しては各自責任を持って行ってください。

ブレーキパッド交換の目安

パッドウェアインジケーターの鳴きを確認

ブレーキパッドの交換の目安はどのように確認すれば良いのでしょうか。今回は2つの方法を紹介します。

引用元:http://www.kobetoyopet.com/service/expendables/brake/

ブレーキパッドが摩耗してくると、パッドウェアインジケーターと呼ばれるパーツがブレーキローターにあたり、「キーキー」音を鳴らします。このような音が自分の車から聞こえた場合、ブレーキパッドの交換時期だということです。しかし一部の社外製ブレーキパッドにはこのパッドウェアインジケーターが付いていません。まずは自分の車のブレーキパッドにパッドウェアインジケーターがついているかどうかを確認してみましょう。

点検孔から目視する

引用元:http://qa.jaf.or.jp/check/daily/08.htm

ブレーキキャリパーにはブレーキパッドの厚みを目視するための点検孔が中央付近に付いています。そこの穴からブレーキパッドの厚みを確認しましょう。JAFによると「ブレーキパッド残量が2㎜くらいになったら交換する」必要があるそうです。ブレーキキャリパーの点検孔からブレーキパッドを確認するためには、車体をジャッキアップし、タイヤを外す必要があります。

ブレーキパッドの種類

ブレーキパッドには様々な種類が存在します。自分の車の車種や、使用方法に応じて必要なブレーキパッドを選んでみましょう。

純正パッド・純正互換パッド

純正ブレーキパッドと同等の性能を持つブレーキパッドです。ディーラーや部品共販にブレーキパッドを購入しにいくとおすすめされるブレーキパッドです。ブレーキダストが少なく、安価で、ローター攻撃性も低い点がメリットです。しかしスポーツ走行をされる方にとっては少し物足りないかもしれません。

ワインディング・スポーツ走行用パッド

純正ブレーキパッドでは物足りない、しかしモータースポーツに参加する程でもないという方におすすめです。街乗りからワインディング、ミニサーキットなど幅広い状況に対応しています。

競技用パッド

競技用パッドといっても各競技によって使用するブレーキパッドは異なります。サーキット用、ドリフト用、ラリー用と競技別にブレーキパッドが存在するので、自分の参加する競技に合わせてブレーキパッドを選ぶことができます。上記のパッドに比べるとダストが多く、ローター攻撃性も高いため街乗りには向いていません。

ブレーキパッドの交換に必要な工具

ブレーキパッドを交換する際には車体をジャッキアップする必要があります。ジャッキだけで車体を支えるのは非常に危険なので、必ずリジットラックをかけるようにしてください。タイヤを外すのに必要なL字レンチは車載工具なので、車に積まれているはずです。

ブレーキパッドを交換する際、キャリパーを外す必要があります。キャリパーを外すために必要な工具は、車種によっても異なりますが、主にめがねレンチ、ブレーキパーツクリーナー、ピストン戻しツール、ラジオペンチです。ピストン戻しツールに関しては、フロントとリアでピストンの戻し方が異なる場合が多いので、前後各一つずつ必要です。まだドラムブレーキの場合、構造がディスクブレーキと異なるので、必要な工具も変わってきます。どの工具が必要かは、整備書などを確認して把握しましょう。

最後にタイヤをつける際、トルクレンチで規定トルクに合わせてホイールナットを締めるようにしましょう。規定トルクは整備書に記載されていますが、大体110~120N·mです。

ブレーキローター、ブレーキキャリパーの状態確認

ブレーキローターが摩耗していたり、ブレーキキャリパー内のピストンが固着していたりすると、いくらブレーキパッドが新品でも正常な働きをしてくれない場合があります。それぞれの箇所の点検方法を紹介していきたいと思います。

ブレーキローター

引用元:http://www.dixcel.co.jp/popup/pop_exchange.html

ブレーキローターが摩耗していると、パッドを新品に交換した際、上の図のようにブレーキパッドが傾いて装着されてしまう恐れがあります。この時、ブレーキパッドとローターの接地部分は赤丸で囲まれた箇所だけなので、当然制動力も落ちてしまいます。

引用元:http://www.dixcel.co.jp/popup/pop_exchange.html

上記のブレーキローターの青丸の部分のように、ローターの「耳」が出てきたら、ローターも交換する必要があります。

ブレーキキャリパーの固着

ブレーキキャリパー内のピストンが固着していると、ブレーキパッドの引きずりを起こしてしまう可能性があります。また固着が酷く、ピストンが戻らないという状況が発生した場合、ブレーキのフェードやペーパーロックといった現象が起こり、ブレーキが効かない状態に陥ってしまいます。

ピストン戻しツールを使用した際、片側だけピストンの戻りが異常に悪いとき、キャリパー内部が固着している可能性があります。こうした場合、キャリパーオーバーホールが必要になってきます。

終わりに

たかがブレーキパッド交換、されどブレーキパッド交換!ブレーキパッド交換は奥が深いです。自分に合った製品を選択し、ブレーキパッドを交換していきたいですね。

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