2024年06月15日 (更新:2024年08月19日)
NANKANG CR-Sの評判やレビュー、口コミ、装着例を紹介
高性能なスポーツタイヤとして堂々デビューしたNANKANG CR-S。乗り心地やグリップ感などのレビュー、フィッティング例を紹介します。
NANKANGのスポーツタイヤ、CR-S
NANKANG(ナンカン)は、台湾で最も長い歴史を持つタイヤメーカー。55年間もの間タイヤの設計製造に携わっており、様々な分野で使用されています。
NANKANG CR-Sは、主にサーキット走行やジムカーナなどのモータースポーツでの使用を念頭に置いて設計されたスポーツタイヤ。安価かつ性能の高いナンカンの新たなスポーツタイヤとして注目を集めています。
NANKANG CR-Sのトレッドパターン
NANKANG CR-SのトレッドパターンはYOKOHAMA A052と非常によく似ており、その具合はジェネリックA052と呼ばれるほど。
タイヤ内側の2本の太めの縦溝で排水性を確保しており、タイヤ外側はスポーツ走行の荷重をしっかりと受け止めつつ接地面積を上げるため、浅い溝が配置されるのみ。いかにもセオリー通りの潔いスポーツタイヤという印象です。トレッドウェアは200。
NANKANG CR-Sのタイヤ形状
NANKANG CR-Sは、ウェット性能を確保しながらもサーキットを主眼に置いたハイグリップタイヤ。ショルダーはハイグリップらしいスクエア型で、サイドウォールの印字は最小限。スリックタイヤのようなバルーン状の横顔は装着時のルックス向上に寄与します。
NANKANG CR-Sのインプレやレビュー
Z3よりもワンランク上のグリップ
ラスト3枠目にCR-Sでアタックした結果がこちら。7秒台に入りました。最高速141キロの車にしてはそこそこがんばった方かなと思います。Z3で若干オーバーステア傾向があったのですが、CR-Sのおかげかタイヤサイズ等のおかげかそこそこ改善されました。絶対的なグリップもZ3よりワンランク上ですね。
TC2000にCR-Sを持ち込んだところ、タイムアップとともに絶対的なグリップの高さを感じられたそうです。限界付近の領域のグリップには、たしかなものがあるといえそうです。
R-S4とは格が違う
タイヤをR-S4からCR-Sに履き替えてベストを狙ってきました💪 結果は…0.9秒更新です😎ヤッタ- CR-S凄!R-S4と格が違うグリップでした🤖 全面的にCR-Sの圧勝ですね🤔耐摩耗性以外はw めちゃくちゃよく曲がるし、R-S4だとリアが吹っ飛ぶところで踏んでいってもリアが流れないし…ナンジャコリャー🤖な状態でしたw 過去ベストとボトムスピードが10km/h違うとこがあったりもしました🤣 反則です!R-S4に戻れなくなっちゃう🙈
こちらはHANKOOK Ventus R-S4との比較。R-S4もサーキット走行が可能なスポーツタイヤとして販売されていますが、CR-Sはそれをはるかに凌ぐグリップ力があるそうです。しかし、やはり耐摩耗性はグリップ力とトレードオフ。サーキットでここ一番のタイムを狙いたい方にはオススメです。
縦は強力だけど横が
ナンカンCR-S😄 悪く無いとは思います。岡山では割と簡単にタイムアップをしましたが鈴鹿では思ったようにタイムアップしませんでした😂 いろいろ考えたのですが、このタイヤ縦は強力なのに横がいまいちなので岡山では良くて鈴鹿ではイマイチなのかと個人的に納得できました😆
CR-Sを岡山国際と鈴鹿で使用したところ、鈴鹿では思ったようにタイムが縮まらなかったそうです。
岡山国際は直線的なブレーキングを繰り返して小さく曲がるコーナーが多いのに対し、鈴鹿は最後まで舵角を与えたままのコーナーが多く、CR-Sの縦が強く横がいまいちな特性が掴めたとのこと。タイムアップにはサーキットに合わせたタイヤ選びも重要と言えそうです。
あまり減らない
モーターランド鈴鹿、鈴鹿サーキットレーシングコース、美浜サーキット、鈴鹿ツインサーキットを走った右リヤタイヤ。CR-Sはハイグリップタイヤのわりに耐久性が高くて、なかなか減りません😁👍 いちばん内側のスリップラインは美浜サーキットで出たのに、そこから鈴鹿ツインサーキットを走ってもあまり変わらない😳 一年半経ってもそこそこグリップするのに、減り方はしぶといのが面白い😋
S2000が軽量な車だとはいえ、CR-Sの減りの緩やかさに驚いているという声も。ハイグリップタイヤなのに減りが少なくコストも抑えられる。サーキット走行を趣味にしている方々にはもってこいなタイヤと言えそうです。
ハードウェットはちょっと危ない
ハードウェット☔️ではCR-Sではいかんかった😨
CR-Sには太めの縦溝が配置されているものの、普通のタイヤと比べると排水性能は低め。濡れた路面というだけなら問題ありませんが、水たまりや路面上に水が溜まっている状況ではハイドロが発生する可能性があります。
ロードノイズは控えめ
CR-Sはグニグニした感触は無く、カチッともしてませんが、グリップ感はあります。ケース剛性がかなり高いのか、しっかりしてるので安心です。ロードノイズも酷く無く、サーキットの行き帰りも良いと思います。昔NS-2Rも使いましたが、ナンカンは悪いメーカーでは無いですね。
スポーツタイヤなのにロードノイズがひどくないというレビューが多いCR-S。ロードノイズなんて気にしないという方もいますが、少ないことに越したことはありません。しっとりとしたドライブにも使用できるスポーツタイヤは、履き替える必要がなくラクできちゃいます。
幅は10mmほど広め
255なんですけど265くらいの幅あってフェンダー拡張
NANKANG CR-Sのフィッティング
タイヤは銘柄によって同サイズでも幅に違いが生じることがあります。
そこで、NANKANG CR-Sの装着例をタイヤサイズ別に集めてみました。タイヤはホイールのリム幅との兼ね合いによって形状が微妙に変化します。理想に近いタイヤとホイールサイズの組み合わせを見つけてみてください。
205/50R15
ホイール:8J
タイヤ:205/50R15
225/45R15
ホイール:8J
タイヤ:225/45R15
225/45R17
ホイール:8J
タイヤ:225/45R17
255/40R17
ホイール:9J
タイヤ:255/40R17
275/35R17
ホイール:9.5J
タイヤ:275/35R17
NANKANG CR-Sはサーキットで楽しみたい
ドライ路面では驚異的なグリップを誇るCR-S。安価かつタイムが出るタイヤとして人気急騰中で、サーキットでガッツリ楽しむ方にはオススメと言えそうです。ぜひ検討してみてください。