2023年10月10日 (更新:2024年02月09日)
エブリイバンのリコール一覧と対応方法を解説
あなたのエブリイバンはリコール対応済み?エブリイバンのリコール一覧と対応方法を詳しく解説。エブリイバンのオーナーなら一度は確認しておきましょう!
自動車のリコールについて
リコール制度
自動車のリコール制度は規定されている保安基準に適合していない事が判明した場合や適合しなくなる可能性がある場合に、保安基準に適合させるために必要な修理や部品交換を行うことをいいます。
リコールの対策は有料?無料?
自動車メーカーがリコールを実施する際、それは車両に発生した欠陥や問題の修復を目的としています。そのため、その対策は車両の安全性と機能の確保を促進するための一環として無償で提供されます。
リコールの中には重大な事項が含まれる場合もありますのでなるべく早く対策を行ってもらうのがおすすめです。
リコールの確認方法
リコールに関しては重要で早期の対策が必要な場合もあるため、基本的にはメーカーや販売店などから電話やDMが来る場合がほとんどですが、住所変更などによりユーザーに届かない場合もあるので、自動車の購入方法別に確認してみましょう!
メーカー販売店で購入した場合
新車をディーラーで購入した場合やメーカー系の中古車販売店で購入した場合は、店舗側から電話やDMが来る場合が多いようです。この場合は店舗側の指示に従って動けば対策完了までスムーズに進められます。
中古車販売店で購入した場合
一般的な中古車販売点で購入した場合は電話連絡等はなく、車検証に記載の住所へメーカーからDMが届きます。そのため引っ越しを行ったが車検証の住所変更を行っていない場合などはDMが届いていない場合などがありますので注意が必要です。
中古車を購入して間もない時などは前オーナーが対策を実施してもらったか不明なため、車台番号で検索できるメーカーのウェブサイトで確認を行いましょう!
リコール対象だった場合の対応
リコールの対象であった場合は購入方法に関わらず、ディーラーにてリコールの対策を行ってもらえます。
❶ディーラーへ連絡
まずは、DMと車検証を準備して最寄りのディーラーへ連絡を行いましょう!リコールの案内があった旨を伝えれば直ぐに対応してくれます。
❷整備工場の予約
ディーラーへの連絡の際に施行日の予約を行いますが、大型のリコール等の場合は混雑や部品調達に時間がかかるなどの理由で数ヶ月先になることもあるため時間的に余裕のある時期に予約を行いましょう。
また、リコールの内容によっては自動車が預かりとなる場合もあり代車をお願いしたい所ですが、ディーラー側で代車が出る場合はあまり多くないようですので、ディーラーへの交通手段も確認をおすすめします!
❸対策の実施
対策は数十分で終わるものから数日かかるものまで様々。予約時にしっかりスケジュールを確認して対策を行ってもらいましょう!
ここまでリコールに関して確認してきましたので実際に自分のエブリイバンがリコールに該当するかリコールを一覧にまとめていますので確認してください。
エブリイバンDA17型のリコール一覧 11件
2023/8/31
光軸が保安基準を満足していないおそれ
・不具合の概要
手動式の前照灯照射方向調節装置付きのすれ違い用前照灯において、不適切な調節位置で光軸の調整、検査を行ったものがあります。そのため、光軸が保安基準を満足していないおそれがあります。
・対策
前照灯の光軸を点検し、調整が必要な場合は光軸調整を行います。
車台番号 |
---|
DA17V-616171 |
2023/3/31
❶クラッチケーブルの芯線が破断し、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれ
・不具合の概要
機械式自動変速機(AGS)のクラッチケーブルにおいて、防水のための被覆構造が不適切なため、芯線に錆が発生するものがあります。そのままの状態で使用を続けると、クラッチケーブルの芯線が破断し、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
・対策
クラッチケーブルを対策品に交換
❷モータ内部が短絡して作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれ
・不具合の概要
機械式自動変速機(AGS)のオイルポンプとオイルポンプ駆動用モータのジョイント部において、外部との通気構造が不適切であったため、オイルポンプからオイルが滲んだ場合、オイルが空気と共に、モータ側に浸入することがあります。そのままの状態で使用を続けると、モータ内部が短絡して作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
・対策
オイルポンプとオイルポンプ駆動用モータを対策品に交換
❸モータが通電不良により作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれ
・不具合の概要
機械式自動変速機(AGS)において、オイルポンプ駆動用モータのブラシ材質が不適切なため、高温、高湿条件においてブラシが膨張し、摺動不良となるものがあります。そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ブラシが固着してモータが通電不良により作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
・対策
オイルポンプ駆動用モータを対策品に交換
車台番号 | 該当 |
---|---|
DA17V-100088~DA17V-244615 | ❶❷❸ |
DA17V-250004~DA17V-393802 | ❶❷❸ |
DA17V-420005~DA17V-532960 | ❶❸ |
2023/2/16
タイミングチェーンが排気カムシャフトを駆動できなくなり、エンストに至るおそれ
・不具合の概要
エンジンにおいて、組立作業が不適切なため、タイミングチェーンが排気カムシャフトスプロケットに正しく掛けられていないものがあります。そのまま継続使用すると、タイミングチェーンが排気カムシャフトを駆動できなくなり、エンストに至るおそれがあります。
・対策
エンジンを良品に交換
車台番号 |
---|
DA17V-614320 |
2022/7/28
デフロスタが使用できず、前面ガラスの視野を確保できなくなるおそれ
・不具合の概要
マニュアルエアコンのヒータユニットにおいて、吹出し口切替え機構の構造が不適切なため、高温条件下で吹出し口切替えダイヤルを素早く操作すると、内部部品が外れ、操作不能になる場合があります。そのため、デフロスタが使用できず、前面ガラスの視野を確保できなくなるおそれがあります。
・対策
ヒータユニットに内部部品の外れ防止用ブラケットを追加します。また、吹出し口切替えケーブルを点検し、曲がりのあるものは当該ケーブルを新品に交換
2022/6/2
燃料ホースに穴が開き、燃料が漏れるおそれ
・不具合の概要
手動変速機のセレクトケーブルを固定するブラケット形状が不適切なため、セレクトケーブルと燃料ホースが接触しているものがあります。そのまま使用を続けると、最悪の場合、燃料ホースに穴が開き、燃料が漏れるおそれがあります。
・対策
セレクトケーブルを固定するブラケットを対策品に交換すると共に、燃料ホースを新品に交換
車台番号 |
---|
DA17V-610107~DA17V-611920 |
2021/12/16
光軸が保安基準を満足していないおそれ
・不具合の概要
前照灯において、車両製造工場の光軸検査設備で、受光器の設定位置が不適切な状態で光軸の調整、検査を行ったものがあります。そのため、光軸が保安基準を満足していないおそれがあります。
・対策
前照灯の光軸を点検し、調整が必要な場合は光軸調整を行います。
車台番号 |
---|
DA17V-577002~DA17V-579161 |
DA17V-570390~DA17V-581553 |
2021/9/9
マニュアルシフトレバーシャフトからオイルが漏れ、走行不能に至るおそれ
・不具合の概要
自動変速機のマニュアルシフトレバーシャフトのオイルシールにおいて、シャフトの組付治具が不適切であったため、オイルシールのリップがめくれているものがあります。そのため、当該部位からオイルが漏れ、最悪の場合、走行不能に至るおそれがあります。
・対策
自動変速機のオイルシールを点検し、オイルシールのリップめくれ、オイル漏れのあるものは自動変速機を良品に交換。
車台番号 |
---|
DA17V-525779~DA17V-528670 |
DA17V-866850~DA17V-867197 |
2018/11/1
❶クラッチレリーズベアリングが破損してクラッチ操作が不能となり、変速不能及び走行不能となるおそれ
・不具合の概要
機械式自動変速機(AGS)のトランスミッションフロントケース(以下、フロントケース)の形状が不適切であり及びクラッチレリーズベアリングの被水条件下での耐久性が不足しているものがあります。そのため、フロントケース内に水が浸入すると、当該ベアリング内部のグリスが被水して潤滑性が低下し、クラッチ操作が繰り返し行われると、最悪の場合、当該ベアリングが破損してクラッチ操作が不能となり、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
・対策
(1)①クラッチレリーズベアリング、クラッチレリーズフォーク、クラッチレリーズベアリングクリップを対策品に交換。②クラッチカバー、クラッチディスクを新品に交換。
(2)機械式自動変速機(AGS)を点検し、フロントケース上部に防水カバーが取り付けられていない場合は、防水カバーを取り付けます。
(3)(1)及び(2)の対策によりクラッチレリーズベアリングの耐久性が向上することから、クラッチカバーがレリーズベアリングより早期に交換時期に達することとなるため、トランスミッション制御コントローラを対策プログラムに書換え、または、AGSアクチュエータを対策品に交換し、クラッチカバーの交換時期を知らせる警告機能を追加します。
❷ギヤ位置を検知するための部品が破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれ
・不具合の概要
機械式自動変速機(AGS)のギヤ位置を検知するための部品(アンチローテーションピン)の材質が不適切なため、アンチローテーションピンの耐久性が不足しているものがあります。そのため、変速が繰り返し行われると、アンチローテーションピンが破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
・対策
AGSアクチュエータを対策品に交換
❸変速を行なうための部品が破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれ
・不具合の概要
機械式自動変速機(AGS)の変速を行なうための部品(セレクトピストン)の構造が不適切なため、セレクトピストンの耐久性が不足しているものがあります。そのため、変速が繰り返し行われると、セレクトピストンが破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
・対策
セレクトピストンを対策品に交換
❹クラッチケーブルが破断して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれ
・不具合の概要
機械式自動変速機(AGS)のクラッチケーブルアンカの組付指示が不適切なため、当該アンカとレリーズフォークのスリットが一致し、クラッチケーブルのクランプ部に応力が集中するものがあります。そのため、変速が繰り返し行われると、クラッチケーブルが破断して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
・対策
クラッチケーブルアンカを点検し、
(1)クラッチケーブルアンカとレリーズフォークのスリット方向が一致している場合は、AGSアクチュエータを新品に交換、クラッチケーブルアンカを対策品に交換。
(2)一致していない場合は、クラッチケーブルアンカを対策品に交換。
❺ワイヤハーネスが損傷し、変速不能及び走行不能となり、またはエンジンの始動ができなくなるおそれ
・不具合の概要
四輪駆動仕様車の機械式自動変速機(AGS)を制御するコントローラに接続するワイヤハーネスの配索設計が不適切なため、ワイヤハーネスがトランスファケースのリブと接触するものがあります。そのため、走行振動等により、ワイヤハーネスが損傷し、最悪の場合、変速不能及び走行不能となり、またはエンジンの始動ができなくなるおそれがあります。
・対策
ワイヤハーネスの損傷状況を点検し、損傷が認められない場合は、ワイヤハーネスにプロテクタを追加して正しく配索します。損傷が認められた場合は、ワイヤハーネスを対策品に交換
❻警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれ
・不具合の概要
機械式自動変速機(AGS)のセレクタアッシのコネクタの配置が不適切なため、結露した水滴が当該コネクタに滴下し、端子間が短絡することがあります。そのため、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
・対策
セレクタアッシのコネクタを点検し、
(1)①被水痕が認められる場合は、セレクタアッシとインパネハーネスを対策品に交換。
②被水痕が認められない場合は、セレクタアッシのコネクタに防水カバーを追加し、インパネハーネスに防水対策を実施。
(2)メインハーネスのコネクタに、防水カバーが装着されていない場合は、メインハーネスのコネクタに防水カバーを追加。
車台番号 | 該当 |
---|---|
DA17V-100088~DA17V-244615 | ❶❷❸❹❺❻ |
DA17V-250004~DA17V-338316 | ❶❸❹ |
2015/7/29
後部座席のロック解除レバーの動きが悪くなり、後部座席が確実に固定することができなくなるおそれ
・不具合の概要
後部座席の製造指示が不適切なため、座席を車体へ固定するためのラッチの内部部品の隙間が狭いものがあります。そのため、ロック解除レバーの動きが悪くなり、最悪の場合、後部座席が確実に固定することができなくなるおそれがあります。
・対策
後部座席の座面を良品に交換
車台番号 |
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DA17V-100090~DA17V-104963 |
DA17V-800031~DA17V-800842 |
2015/7/23
ABS作動時に調圧が遅れて、走行安定性を損なうおそれ
・不具合の概要
アンチロックブレーキシステム(ABS)の油圧調整装置において、構成部品の形状が不適切なため、圧入組付け時に樹脂製の異物が発生することがあります。そのため、当該異物が油圧制御弁などに噛み込んでABS作動時に調圧が遅れて、走行安定性を損なうおそれがあります。
・対策
ABSの油圧調整装置を良品と交換
2015/4/16
変速機の内部部品が溶損したり、熱の影響で変速機周辺のハーネスが溶損して、走行不能やエンジンが再始動できないおそれ
・不具合の概要
機械式自動変速機において、変速機単体の作動検査時に使用する検査用オイルの抜き取り作業が不適切なため、変速機内部にオイルが残留しているものがあります。そのため、車両組立時に規定量のオイルを入れると、規定より油量が多くなり、そのままの状態で高速走行をすると油温が上昇し、変速機の内部部品が溶損したり、熱の影響で変速機周辺のハーネスが溶損して、最悪の場合、走行不能やエンジンが再始動できないおそれがあります。
・対策
機械式自動変速機のブリーザからのオイル吹き出しの有無やオイルの注入量を点検し、オイルの吹き出しがある場合は、当該変速機、アクチュエータ、及び当該変速機周辺のワイヤーハーネスを新品に交換するとともに正規オイル量を注入。また、オイルの注入量過多がある場合は、当該変速機、及び当該変速機周辺のワイヤーハーネスを新品に交換するとともに正規オイル量を注入。
エブリイバンDA64型のリコール一覧 10件
2015/2/19
施錠または開錠ができなくなり、ドアを開けることができなくなるおそれ
・不具合の概要
フロントドアラッチ及びバックドアラッチにおいて、製造時に異なる材質の部品を使用したため、強度が不足するものがあります。そのため、施錠及び開錠操作の繰り返しにより、当該部品が破損し、施錠または開錠ができなくなり、最悪の場合、ドアを開けることができなくなるおそれがあります。
・対策
(1)フロントドアラッチを良品に交換。
(2)バックドアラッチを良品に交換。
車台番号 |
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DA64V-832486〜DA64V-845205 |
DA64V-919717〜DA64V-924951 |
2014/9/18
デフロスタが作動しなくなったり抵抗ユニット内の温度ヒューズの仕様が不適切なため溶断せず、抵抗が過熱して火災に至るおそれ
・不具合の概要
エアコンの外気導入口の構造が不適切なため、雨水がブロアファンモータ部に浸入し、当該モータの軸受け部が錆びて固着するものがあります。そのため、ブロアファンモータが停止してデフロスタが作動しなくなります。また、マニュアルエアコン仕様車においては、ブロアファンモータの回転を制御する、抵抗ユニット内の温度ヒューズの仕様が不適切なため溶断せず、最悪の場合、抵抗が過熱して火災に至るおそれがあります。
・対策
外気導入口のカバーとブロアファンモータを点検し、カバーが装着されていないものはカバーを追加。また、ブロアファンモータに錆が発生しているものはブロアファンモータを新品に交換します。なお、マニュアルエアコン仕様車は、ブロアファンモータの回転を制御する抵抗ユニットを点検し、対策品が装着されていないものは対策品に交換。
車台番号 |
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DA64V-100072~DA64V-397989 |
DA64V-600016~DA64V-755859 |
2011/12/1
アクセルペダルを操作してもエンジン回転が上がらず、走行不能となるおそれ
・不具合の概要
アクセルケーブルの製造工程において、全長の短い樹脂チューブを組み付けたものがあります。そのため、そのまま使用を続けると当該ケーブルのインナケーブルが損傷し、最悪の場合、アクセルペダルを操作してもエンジン回転が上がらず、走行不能となるおそれがあります。
・対策
アクセルケーブルを良品と交換
車台番号 |
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DA64V-490588~DA64V-491535 |
DA64V-767246 |
2011/3/8
アクセルペダルを戻してもエンジン回転が下がらなくなるおそれ
・不具合の概要
アクセルケーブルの組付け工程において、作業者の組付け方法が不適切なため、アクセルケーブルが折れ曲がったものがあります。そのため、そのまま使用を続けると当該ケーブルのインナケーブルが損傷し、最悪の場合、アクセルペダルを戻してもエンジン回転が下がらなくなるおそれがあります。
・対策
アクセルケーブルを新品に交換
車台番号 |
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DA64V-450519~DA64V-450637 |
2010/2/25
デフロスタが作動しなくなったり抵抗ユニット内の温度ヒューズの仕様が不適切なため溶断せず、抵抗が過熱して火災に至るおそれ
・不具合の概要
エアコンの外気導入口の構造が不適切なため、雨水がブロアファンモータ部に浸入し、当該モータの軸受けが錆びて固着するものがあります。そのため、ブロアファンモータが停止してデフロスタが作動しなくなります。また、マニュアルエアコン仕様においては、ブロアファンの回転数を制御する抵抗のヒューズが溶断せず、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
・対策
外気導入口にカバーを追加するとともに、ブロアファンモータを点検し、錆が発生しているものはブロアファンモータを新品に交換。また、マニュアルエアコン仕様は、ブロアファンモータに錆が発生しているものは、回転数を制御する抵抗を対策品に交換
車台番号 |
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DA64V-100072~DA64V-378424 |
DA64V-600016~DA64V-755360 |
2008/7/3
バッテリが充電されなくなり、原動機が停止し、再始動できなくなるおそれ
・不具合の概要
オルタネータ (発電機) に接続する電気配線の端子のかしめ力が不足しているため、当該端子のかしめ部が酸化し、断線する場合があります。そのため、バッテリが充電されなくなり、そのまま使用を続けると、原動機が停止し、再始動できなくなるおそれがあります。
・対策
当該配線の端子を切除して配線端部を保護処理し、対策された電気配線を追加
車台番号 |
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DA64V-100072~DA64V-264888 |
DA64V-600016~DA64V-743201 |
2007/4/18
リヤプロペラシャフトが脱落し、走行不能となるおそれ
・不具合の概要
四輪駆動の貨物自動車において、リヤプロペラシャフト軸受の材質が不適切なため、長時間の高速走行を行った場合、潤滑油が高温になり、潤滑油中の硫黄成分と当該軸受の銅の化学反応が促進され、硫化銅が多量に生成されることがあります。
そのため、そのまま使用を続けると、当該軸受に硫化銅が堆積して、摺動抵抗が増大することにより更に高温となり、軸受がトランスファケースから抜けて異音が発生し、最悪の場合、トランスファケース及びアウトプットシャフトが破損してリヤプロペラシャフトが脱落し、走行不能となるおそれがあります。
・対策
リヤプロペラシャフトを点検し、熱変色が認められないものは、潤滑油を対策品に交換し、熱変色が認められるものは、トランスファケースを対策品に交換するとともにリヤプロペラシャフトを新品に交換
車台番号 |
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DA64V-100073~DA64V-121625 |
DA64V-130003~DA64V-199502 |
DA64V-600019~DA64V-600548 |
DA64V-630002~DA64V-631740 |
2006/9/28
バックドアのバランサ取り付け部が破損してバックドアが降下し身体の一部に当たるおそれ
・不具合の概要
跳ね上げ式バックドアに取り付けられているバランサの製造工程が不適切なため、当該バランサのダンパケース内に残留した洗浄液により、Oリングが膨潤して減衰力が低下し、バックドアの開放速度が速くなるものがあり身体の一部に当たるおそれがあります。又は、速く開いた反動でバックドアが上下に揺動し、そのまま使用を続けると、最悪の場合、バランサ取り付け部が破損してバックドアが降下し身体の一部に当たるおそれがあります。
・対策
バックドアバランサを対策品と交換するとともに、バックドアを点検し、亀裂のあるものはバックドアを新品と交換
車台番号 |
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DA64V-100074~DA64V-162694 |
DA64V-600016~DA64V-630994 |
2006/2/16
冷却水が流出し、オーバーヒートするおそれ
・不具合の概要
原動機の冷却水用ホースにおいて、冷却水の原動機出口側の取付方法が不適切なため、高回転運転時の水圧により、当該ホースの取付位置がずれることがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ホースが周辺部品と干渉し損傷する、又はホースが抜け、冷却水が流出し、最悪の場合、オーバーヒートするおそれがあります。
・対策
【自然給気車両】冷却水用ホースをプロテクタ装着した対策品と交換し、当該ホースの挿入部にクランプを追加。
【過給機付き車両】当該ホースの挿入部にクランプを追加し、ハーネスブラケットを対策品と交換するとともに、当該ホースの損傷を点検し、
1:損傷がない場合は、当該ホースにプロテクタを追加。
2:損傷がある場合は、当該ホースをプロテクタ装着した対策品と交換。
2005/9/20
ステアリングアッパシャフトとステアリングロアシャフトの嵌合が外れ、操舵不能となるおそれ
・不具合の概要
ステアリングアッパシャフトとステアリングロアシャフトを結合するステアリングジョイントの組み付け作業が不適切なため、当該ジョイントとアッパシャフトのかみ合いが浅いものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、最悪の場合、ジョイントとアッパシャフトの嵌合が外れ、操舵不能となるおそれがあります。
・対策
ステアリングアッパシャフトとステアリングジョイントの組み付け状態を点検し、組み付け状態が不適切なものは正規の状態に組み付けます。
車台番号 |
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DA64V-100091~DA64V-100898 |
DA64V-600024~DA64V-600045 |
エブリイバンD02型のリコール一覧 12件
2009/2/25
ピニオンシャフトが折損し異音の発生、または走行不能となり、車輪がロックするおそれ
・不具合の概要
手動変速機付車において、後輪デファレンシャル(差動装置)のピニオンシャフトの強度が不足しているため、過大な荷重がかかる走行を繰り返すと、当該ピニオンシャフトが折損する場合があります。そのため、異音の発生、または走行不能となり、最悪の場合、車輪がロックするおそれがあります。
・対策
ピニオンシャフトを対策品に交換
車台番号 |
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DA62V-481683~DA62V-548385 |
DA62V-560084~DA62V-561025 |
2007/4/18
リヤプロペラシャフトが脱落し、走行不能となるおそれ
・不具合の概要
四輪駆動の貨物自動車において、リヤプロペラシャフト軸受の材質が不適切なため、長時間の高速走行を行った場合、潤滑油が高温になり、潤滑油中の硫黄成分と当該軸受の銅の化学反応が促進され、硫化銅が多量に生成されることがあります。
そのため、そのまま使用を続けると、当該軸受に硫化銅が堆積して、摺動抵抗が増大することにより更に高温となり、軸受がトランスファケースから抜けて異音が発生し、最悪の場合、トランスファケース及びアウトプットシャフトが破損してリヤプロペラシャフトが脱落し、走行不能となるおそれがあります。
・対策
リヤプロペラシャフトを点検し、熱変色が認められないものは、潤滑油を対策品に交換し、熱変色が認められるものは、トランスファケースを対策品に交換するとともにリヤプロペラシャフトを新品に交換
車台番号 |
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DA62V-300006~DA62V-359635 |
DA62V-370001~DA62V-406313 |
DA62V-450015~DA62V-548384 |
DA62V-550006~DA62V-550415 |
DA62V-560001~DA62V-561030 |
DA62V-700006~DA62V-704860 |
DA62V-750002~DA62V-753545 |
DA62V-900002~DA62V-908805 |
2006/4/6
イグニッションスイッチの接点が発熱し、摩耗粉から異臭、煙が発生し、火災に至るおそれ
・不具合の概要
イグニッションスイッチの接点の構造が不適切なため、スイッチの使用頻度が極めて高い場合、作動時に発生する摩耗粉が接点付近に溜まって導通するものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、スタータモータが回転し続けるとともに、スイッチの接点が発熱し、摩耗粉から異臭、煙が発生し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
・対策
イグニッションスイッチを対策品と交換
車台番号 |
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DA52V-100031~DA52V-135582 |
DA52V-160010~DA52V-176125 |
DA52V-180003~DA52V-202704 |
DB52V-100060~DB52V-119309 |
DB52V-160017~DB52V-167926 |
DB52V-180001~DB52V-188135 |
2005/7/28
フロントクラッチの作動油圧が不足して加速不良や後退不能となるおそれ
・不具合の概要
自動変速機のオイルストレーナの容量が不足しているため、クラッチ摩耗粉によりオイルストレーナが目詰まりし、作動油圧が不足することがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、走行不能となるおそれがあります。または、作動油圧変動が大きくなり自動変速機内シフトソレノイド(No.1)のブラケットが破損し、フロントクラッチの作動油圧が不足して加速不良や後退不能となるおそれがあります。
・対策
オイルストレーナを容量アップした対策品と交換するとともに、補強ブラケットを追加
車台番号 |
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DA52V-160021~DA52V-176124 |
DA52V-180009~DA52V-230979 |
DA62V-700004~DA62V-704864 |
DA62V-750002~DA62V-753548 |
DB52V-160024~DB52V-167834 |
DB52V-180015~DB52V-199338 |
2005/4/18
排気ガスが漏れて騒音が増大するおそれ
・不具合の概要
エキゾーストパイプのフロントフランジ部の溶接が不適切なため、溶接強度が不十分なものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、走行中の振動により溶接部が剥れ、排気ガスが漏れて騒音が増大するおそれがあります。
・対策
エキゾーストパイプを良品と交換
車台番号 |
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DA62V-488346~DA62V-502949 |
DA62V-560298~DA62V-560516 |
2003/7/10
排気管が折損し騒音が増大するおそれ
・不具合の概要
過給機付き車の排気管において、排気管を支持している金具の取付け構造が不適切なため、振動により当該金具の溶接部において排気管に亀裂が発生し、排気ガスが漏れ、そのままの状態で使用を続けると、排気管が折損し騒音が増大するおそれがあります。
・対策
排気管を対策品と交換
車台番号 |
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DA62V-700004~DA62V-703372 |
2003/1/9
右側のナックルとフロントストラットを締結するボルト緩み脱落し、直進性が低下することがあり、ハンドル操作困難となるおそれ
・不具合の概要
かじ取装置において、右側のナックルとフロントストラットを締結するボルトとナットの締付け力が不足しているものがあるため、当該ボルトとナットが緩み脱落し、直進性が低下することがあり、最悪の場合、ハンドル操作困難となるおそれがあります。
・対策
ボルト及びナットを規定トルクで締付けます。ナットが脱落しているものは新品のボルトとナットに交換
車台番号 |
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DA62V-332724~DA62V-346635 |
DA62V-702944~DA62V-703932 |
2002/10/22
駆動力をリヤアクスルシャフトに伝えることができなくなり、走行不能にいたるおそれ
・不具合の概要
電気自動車の動力伝達装置において、リヤアクスルシャフトとドライブシャフトフランジを結合するスプライン部の強度が不足しているため、当該スプライン部が摩滅するものがあり、駆動力をリヤアクスルシャフトに伝えることができなくなり、走行不能にいたるおそれがあります。
・対策
リヤアクスルシャフトとドライブシャフトフランジを対策品と交換。
車台番号 |
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DA52V-127851~DA52V-228539 |
DA62V-303663~DA62V-330697 |
2001/12/5
制動装置の制動力が不足するおそれ
・不具合の概要
制動装置において、倍力装置の負圧ホース製造時の作業が不適切なため、当該ホース内の逆流防止弁に異物が残留しているものがあり、そのままの状態で使用を続けると、逆流防止弁が固着して開かなくなることがあり、倍力装置の負圧が減少して、制動力が不足するおそれがあります。
・対策
逆流防止弁を組み付けた負圧ホース一式を良品と交換
車台番号 |
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DA62V-300020~DA62V-313182 |
DA62V-700004~DA62V-701273 |
2001/10/11
走行中にドアが開くおそれ
・不具合の概要
運転席側ドアにおいて、ドアロック装置の固定用ネジの締め付け力が不足しているものがあるため、当該ネジが緩んで脱落し、ドアラッチの噛み合いが不完全となることがあり、最悪の場合、走行中にドアが開くおそれがあります。
・対策
ドアロック装置の取り付けにガタのあるものは良品と交換し、ガタのないものは固定用ネジを規程トルクで締め付け
車台番号 |
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DA52V-216261~DA52V-226248 |
DB52V-194058~DB52V-197664 |
2001/9/6
ギヤシフトコントロールケーブルが折損し、シフト操作ができなくなるおそれ
・不具合の概要
手動変速機付車の動力伝達装置において、ギヤシフトコントロールケーブルの組付け作業が不適切なため、インナーケーブルが変形したものがあり、そのままの状態で使用を続けると、ギヤシフト操作時に当該ケーブルの変形部分に応力が集中し、最悪の場合、当該ケーブルが折損し、シフト操作ができなくなるおそれがあります。
・対策
ケーブルを対策品と交換
車台番号 |
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DA52V-100032~DA52V-135582 |
DA52V-160010~DA52V-169902 |
DB52V-100060~DB52V-119309 |
DB52V-160017~DB52V-165110 |
2001/8/30
アクセルケーブルが折損し、走行不能に至るおそれ
・不具合の概要
原動機の加速装置において、アクセルペダルとアクセルケーブルを連結しているペダルピンとケーブルエンドを固定しているケーブルエンドクリップのはめ合い寸法が不適切なため、嵌合部が滑らかに回転しないものがあり、そのままの状態で使用を続けると、ペダル操作によりインナーケーブルが屈曲し、最悪の場合、当該ケーブルが折損し、走行不能に至るおそれがあります。
・対策
ケーブルを対策品と交換
車台番号 |
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DA52V-180003~DA52V-208182 |
DB52V-180001~DB52V-190717 |
エブリイバンD01型のリコール一覧 1件
1999/6/3
プラグキャップ部の材質が不適切なため原動機が不調となるおそれ
・不具合の概要
原動機の点火装置に使用している高圧電線(ハイテンションコード)のプラグキャップ部の材質が不適切なため、高温多湿の状態で運転を長期間繰り返すと、絶縁劣化するものがあり、原動機が不調となる場合があります。
・対策
ケーブルを対策品と交換
ハイテンションコードを対策品と交換
車台番号 |
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DE51V-500055~DE51V-753832 |
DF51V-500056~DF51V-722995 |
リコール対応は早めがおすすめ!
ある日突然知ることになるリコールはオーナーとしては欲しくないお知らせですが、安全に乗り続けれるためにはなるべく早く対策を行ってもらう必要があります。この記事ではリコールを知ってから実施までも含め解説してきましたので、リコールについて初めて知った方などはこれを機会に是非一度調べる事をおすすめします。
CARTUNEではリコールに関する投稿などもエブリイバンオーナーから寄せられていますのでオーナーの投稿も是非御覧ください。