2023年09月08日 (更新:2023年12月19日)
スペイドのリコール一覧と対応方法を解説
あなたのスペイドはリコール対応済み?スペイドのリコール一覧と対応方法を詳しく解説。スペイドのオーナーなら一度は確認しておきましょう!
自動車のリコールについて
リコール制度
自動車のリコール制度は規定されている保安基準に適合していない事が判明した場合や適合しなくなる可能性がある場合に、保安基準に適合させるために必要な修理や部品交換を行うことをいいます。
リコールの対策は有料?無料?
自動車メーカーがリコールを実施する際、それは車両に発生した欠陥や問題の修復を目的としています。そのため、その対策は車両の安全性と機能の確保を促進するための一環として無償で提供されます。
リコールの中には重大な事項が含まれる場合もありますのでなるべく早く対策を行ってもらうのがおすすめです。
リコールの確認方法
リコールに関しては重要で早期の対策が必要な場合もあるため、基本的にはメーカーや販売店などから電話やDMが来る場合がほとんどですが、住所変更などによりユーザーに届かない場合もあるので、自動車の購入方法別に確認してみましょう!
メーカー販売店で購入した場合
新車をディーラーで購入した場合やメーカー系の中古車販売店で購入した場合は、店舗側から電話やDMが来る場合が多いようです。この場合は店舗側の指示に従って動けば対策完了までスムーズに進められます。
中古車販売店で購入した場合
一般的な中古車販売点で購入した場合は電話連絡等はなく、車検証に記載の住所へメーカーからDMが届きます。そのため引っ越しを行ったが車検証の住所変更を行っていない場合などはDMが届いていない場合などがありますので注意が必要です。
中古車を購入して間もない時などは前オーナーが対策を実施してもらったか不明なため、車台番号で検索できるメーカーのウェブサイトで確認を行いましょう!
リコール対象だった場合の対応
リコールの対象であった場合は購入方法に関わらず、ディーラーにてリコールの対策を行ってもらえます。
❶ディーラーへ連絡
まずは、DMと車検証を準備して最寄りのディーラーへ連絡を行いましょう!リコールの案内があった旨を伝えれば直ぐに対応してくれます。
❷整備工場の予約
ディーラーへの連絡の際に施行日の予約を行いますが、大型のリコール等の場合は混雑や部品調達に時間がかかるなどの理由で数ヶ月先になることもあるため時間的に余裕のある時期に予約を行いましょう。
また、リコールの内容によっては自動車が預かりとなる場合もあり代車をお願いしたい所ですが、ディーラー側で代車が出る場合はあまり多くないようですので、ディーラーへの交通手段も確認をおすすめします!
❸対策の実施
対策は数十分で終わるものから数日かかるものまで様々。予約時にしっかりスケジュールを確認して対策を行ってもらいましょう!
ここまでリコールに関して確認してきましたので実際に自分のスペイドがリコールに該当するかリコールを一覧にまとめていますので確認してください。
スペイドのリコール一覧 4件
2023/4/7
スタータにおいて火災に至るおそれ
・不具合の概要
スタータにおいて、スルーボルトの締付指示が不適切なため、経年で当該ボルトが緩み、構成部品の位置がずれてスタータの出力が不足することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、エンジン始動不能となり、その状態で始動操作を繰返すとスタータが過熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
・対策
スタータを点検し、スルーボルトの緩みがない場合は増締めを行います。スルーボルトの緩みが認められる場合はスタータを対策品に、スタータリレーを新品に交換します。また、構成部品の位置ずれが認められる場合は電気配線も新品に交換。
型式 | 車台番号 | 製作期間 | 台数 |
---|---|---|---|
DBA-NSP141 | NSP141-8000002~ NSP141-8059415 | 平成27年 6月 8日~ 平成29年 8月31日 | 57,178 |
2019/10/18
バックドアを保持できなくなるおそれ
・不具合の概要
バックドア用ガス封入式ダンパステーにおいて、メッキ工程での温度管理が不適切なため、メッキ生成時の内部応力によりダンパステー表面に微小亀裂が発生するものがあります。そのため、封入されたガスが漏れ、最悪の場合、バックドアを保持できなくなるおそれがあります。
・対策
ダンパステーの製造番号を確認し、該当するものは良品と交換。なお、製造番号を確認できない一部車種については、全車両、ダンパステーを良品と交換。
型式 | 車台番号 | 製作期間 | 台数 |
---|---|---|---|
5BA-NSP141 | NSP141-8071692~ NSP141-8072797 | 平成31年 1月29日~ 平成31年 3月22日 | 1,102 |
3BA-NCP145 | NCP145-9044994~ NCP145-9045337 | 平成31年 1月29日~ 平成31年 3月21日 | 342 |
2014/4/10
スタータにおいて火災に至るおそれ
・不具合の概要
始動装置のスタータにおいて、スタータ駆動用リレーの通電設定が不適切なため、接点部に銀成分が凝集するものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、接点部から銀成分がはがれ落ち、回路内に挟まると当該リレーが通電状態となりスタータが回転し続け、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
・対策
当該リレーを対策品と交換するとともにスタータを新品と交換。
型式 | 車台番号 | 製作期間 | 台数 |
---|---|---|---|
DBA-NCP141 | NCP141-9000001~ NCP141-9070367 | 平成24年 6月14日~ 平成25年 6月27日 | 11,307 |
2013/1/31
制動力が低下するおそれ
・不具合の概要
ブレーキアクチュエータにおいて、誤ったシールリングが組み付けられたものがあります。そのため、当該シール部よりブレーキアクチュエータ内にブレーキ液が漏れてブレーキ警告灯が点灯するとともに、制動力が低下するおそれがあります。
・対策
ブレーキアクチュエータの製造番号を確認し該当するものは良品に交換するとともに、当該ブレーキアクチュエータのコネクタ部を点検し、ブレーキ液の付着が認められた場合は、電気配線を新品と交換。
型式 | 車台番号 | 製作期間 | 台数 |
---|---|---|---|
DBA-NSP140 | NSP140-9006192~ NSP140-9006615 | 平成25年 1月 8日~ 平成25年 1月22日 | 227 |
DBA-NCP141 | NCP141-9040970~ NCP141-9044070 | 平成25年 1月 8日~ 平成25年 1月21日 | 1,595 |
DBA-NCP145 | NCP145-9006048~ NCP145-9006511 | 平成25年 1月 8日~ 平成25年 1月21日 | 245 |
リコール対応は早めがおすすめ!
ある日突然知ることになるリコールはオーナーとしては欲しくないお知らせですが、安全に乗り続けれるためにはなるべく早く対策を行ってもらう必要があります。この記事ではリコールを知ってから実施までも含め解説してきましたので、リコールについて初めて知った方などはこれを機会に是非一度調べる事をおすすめします。
CARTUNEではリコールに関する投稿などもスペイドオーナーから寄せられていますのでオーナーの投稿も是非御覧ください。