2023年07月22日 (更新:2024年03月01日)
エアコンガスクリーニングのメリットや費用を徹底解説します!
夏になるとしきりにおすすめされるエアコンガスクリーニング。今回はエアコンガスクリーニングのメリットや効果を徹底解説します。
エアコンガスクリーニングの費用
エアコンガスクリーニングの費用は、¥7,000〜¥10,000ほど。添加剤を追加する場合は¥1,500〜¥2,000ほどプラスとなります。
ガスが減っており補充が必要と判断された場合、不足している分のガス代が¥2,000〜¥4,000程度発生します。
そもそもエアコンガスクリーニングってなに?
内部をきれいにし性能を取り戻す
エアコンガスクリーニングを簡単に説明すると、エアコンシステムの内部をリフレッシュして本来の性能を取り戻すというもの。
車のエアコンは使っているうちにさまざまな要因で効率が下がってくるため、ガスクリーニングを行うことでトラブルを予防し長く使うことができます。
エアコンガスクリーニングで行うこと
エアコンガスクリーニングでは、次のような作業を行います。
ガスクリーニングを行うと施工前より冷えが良くなることがありますが、それはこれらの点が改善されるためです。
- システム内に混入した水分の除去
- エアコンガス量のチェックと補充
- コンプレッサーオイルの交換
システム内に混入した水分の除去
エアコンに使用されているエアコンガスは水分を吸収しやすい性質があり、内部に少しずつ侵入してくる水分を吸ったガスは冷房性能が低下しています。
エアコンガスクリーニングではシステム内に混入した水分をろ過し、不純物のない状態を作り出します。
エアコンガス量のチェックと補充
エアコンガスは年間5〜10%ずつ漏れ出てしまうもので、減ってくると冷えが悪くなってきます。
ガス量は厳密に決められているため、ガスを一度全て車から抜き取り、再び規定量を入れることで正確な量に揃えます。
コンプレッサーオイルの交換
エアコンに使用されているコンプレッサー(ガスを圧縮する装置)にはオイルが封入されており、オイルが徐々に劣化すると潤滑性能が下がってきます。
エアコンガスクリーニングでは古いオイルを排出し、新しいオイルを注入します。
エアコンガスクリーニングのメリット
- エアコンシステムの状態の把握
- エアコンシステムのトラブル予防
- 冷えの改善
エアコンシステムの状態の把握
どれくらいのガスが漏れているのか、コンプレッサーに異常がないかなど、エアコンシステム各部の状態がわかります。
ここで異常が判明すれば早期対処が可能です。
エアコンシステムのトラブル予防
水分や不純物を除去することで、バルブの詰まりなどによるトラブルを未然に防ぐことができます。
また、コンプレッサーオイルの交換によりコンプレッサーの異音防止や寿命を伸ばします。
冷えの改善
年間5〜10%自然放出するガスの補充やコンプレッサーオイルの交換によってエアコンの効率が改善し冷えが良くなる可能性があります。
またコンプレッサーからの異音が改善されることがあります。
エアコンガスクリーニングの頻度
エアコンガスクリーニングを行う頻度は、エアコンを夏に使用するだけの一般想定で2〜3年に一度程度といわれています。
車検よりも少し長いスパンで行うことで、エアコントラブルを未然に防ぐことが可能です。
エアコンガスクリーニングの注意点
内部をきれいにするエアコンガスクリーニングですが、全てリフレッシュできるというわけではありません。
冷えがよくなるとは限らない
普段からある程度冷えているという実感がある方は、エアコンガスクリーニングを行っても実感できるほどの変化がない可能性があります。
しかし内部の微量な水分の除去やコンプレッサーオイルの交換によって、トラブルを予防し長持ちさせる効果が見込めます。
ガス漏れやシステムの故障は直らない
エアコンガスクリーニングは正常なエアコンシステムの状態維持のために行うもので、もともと発生している漏れなどの故障は直りません。
エアコンが全く効かないという方は、ガスクリーニングの前に漏れ点検などでトラブルシュートを行いましょう。
エアコンガスクリーニングの感想やレビュー
冷風の温度が2℃下がった
料金はキャンペーン適用で5500円。風温は16℃から14℃に減少しました。 この2℃を大きいと取るか小さいと取るかは人それぞれですが、風が明らかに涼しくなり個人的には満足です。回収&クリーニング分は323g、減少量は107gでした。
ガスがかなり抜けていた
以前から気になっていたエアコンガスクリーニングとやらに行ってきました。ちなみにガス量推奨値が850gです。全ての工程が終わった後の結果。 ガス回収量566g・・・ ガス量全然足りていませんでした。 ちなみに、運転席側の吹き出し口で実施前9℃、実施後は7℃に下がりました。 暑い日に効果を実感したいものです。 5年66,000kmでこの結果。 同じように感じている方、やってみて良いと思いますよ。
高年式でも5年で15%ほど抜けていた
ロードスターのエアコンガス規定量は 420g±20g。 私のロードスターは356gでした。 5年24,000Kmで15%ほどの減少でした。 ガッツリ減っている個体も結構いるそうです。
夏を快適に過ごすために、一度試してみたい
車のエアコンは冷えないなどの異常が発生しない限りほとんど放置状態というドライバーがほとんどですが、機械である以上はメンテナンスが必要です。
エアコンシステムの修理は5〜10万円以上と高額になります。エアコンガスクリーニングでトラブルを予防し、快適にドライブを楽しめる車に仕上げましょう。
エアコン添加剤の使用も効果的
エアコンガスクリーニング時に添加剤をおすすめされることがあります。
エアコン添加剤には上質なコンプレッサーオイルが封入されており、エアコン使用中のパワーロスを低減。よりスムーズな加速感や燃費の向上が見込めます。
クリーニングと合わせて検討したい商品です。