2023年01月27日 (更新:2024年07月17日)
HIFLY Win-turi212の評判やレビュー、口コミ、装着例を紹介
幅広い車種のタイヤを扱うHIFLY。同社が取り扱うスタッドレスタイヤ、Win-turi212のグリップ感などのレビューを紹介します。
HIFLYのスタッドレスタイヤ、Win-Turi212
アメリカ発中国生産のタイヤを販売するHIFLY。乗用車からバストラックまで幅広い種類のタイヤを生産販売している同社がスタッドレスタイヤとして販売しているのがHIFLY Win-turi212です。
HIFLY Win-turi212のトレッドパターン
インとアウトで非対称のトレッドデザインを採用しており、アウトのショルダーはサマータイヤのような丸みがあります。他のスタッドレスと比較するとサイプがやや少なめで、ブロック間の溝はやや広め。サマータイヤとスタッドレスタイヤの中間のようなトレッドパターンです。
スタッドレスタイヤは凍結路面での性能が重要
スタッドレスタイヤの評価で最も大切なのが、アイスバーン(凍結路面)でのグリップ力です。降り積もったばかりの新雪や柔らかさが残る圧雪路面はトレッド面のブロックがはっきりしているタイヤであれば走れてしまうこともありますが、アイスバーンだけは別。
磨かれた氷の上でしっかりとグリップさせるには、タイヤの強度やゴムの質、ブロック形状、サイプ(細かな切れ込み)の入れ方など、さまざまな技術が必要となります。スタッドレスタイヤを選ぶときは、アイスバーンでの評価を重視しましょう。
HIFLY Win-turi212のインプレやレビュー
新雪・圧雪路面での評価
多少滑りましたが、試しながら走ってたので想定内。アジアンスタッドレスは思いのほか良さそうです。
人柱覚悟でハイフライを履かせてみました、まだアイスバーンに遭遇してませんが…積雪50㎝圧雪路面は大丈夫でした。
新雪や圧雪では、走行が可能なグリップを十分に備えているようです。しかし、国産のタイヤよりもグリップ力が高いというわけではなく、アジアンスタッドレスを履いているという意識を持っておいたほうがよさそうです。
ドライ路面での評価
スタッドレスタイヤを履いて2500km程を走りましたので、乾燥路でのレビューです。普通に走る程度では、一般的な夏タイヤと変わらないです。一般路、山道、高速等なんの不安もなく走る事ができます。若干、ロードノイズがある程度かな…。減りも殆どないです。
スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいため、ドライ路面では多少ふらつきがち。しかしHIFLY Win-turi212はさほどフラつきは感じられないようです。少なめのサイプとしっかりとしたブロックのトレッドデザインが効いているように思われます。
とはいえサマータイヤとは別物。雨天時や雪解け水で濡れているウェット路面では、ステアリングレスポンスが遅れたり、制動距離が伸びることを念頭に運転しましょう。
経年劣化による性能低下の評価
最初はクオリティがとても心配でしたが3シーズン使っても、何ら問題なし。しかも価格は国産の3分の1以下。たまに雪が降る東京で年に数回のスキーに行くには、十分な性能です。
HIFLY Win-turi212は、3シーズン経ってもまだ使用可能とのこと。雪道の走行はドライバーの運転スキルに依存する部分もありますが、3シーズン使用可能ということであれば、溝が残っている限り2シーズン程度は問題なく使用できそうです。値段が安いため、2シーズンごとに買い替えといった短期間使用を前提に考えるのもアリ。
もしもの時の保険として使用したい
ドライ路面でのスタッドレス特有の不安定さが少ないHIFLY Win-turi212。そのぶんゴムやブロックがある程度硬めであることが予想されます。今回の調査ではアイスバーンでのグリップが未知数ですが、万が一の積雪に備えて用意しておくという使い方なら大いに検討の余地がありそうです。