軽自動車のおすすめエンジンオイルは？ユーザーレビューまとめ

リーズナブルで簡素なイメージの軽自動車ですが、実のところ軽エンジンはハイテクノロジーの塊。軽の660ccエンジンは常用回転数が高く、1000cc以上のエンジンよりも圧倒的に過酷な環境下にあります。

また、短距離走行が多いのも厳しい条件のひとつ。エンジンがじゅうぶんに熱されない走行をくりかえすことで、エンジンオイルに水分が混ざり劣化が早まります。

劣化の早まりやすい軽自動車のエンジンオイルは、しっかりとしたサイクルで交換するのが重要です（半年に一度または4000km走行後のどちらか早い方）。オイル自体は車両にあった粘度と規格のものをチョイスし、とにかく交換サイクルを重視しましょう。

軽自動車のオイルでも特に人気なのがこの3社のオイル。ホームセンターなどで入手できるため、DIYでオイル交換を行いたい人にもオススメです。

• カストロール
• モービル
• ワコーズ

CASTROL EDGEは、高いパフォーマンスを発揮するカストロールの主力エンジンオイル。カストロール独自の油膜強化技術により強靭な油膜を形成、摩擦を約15%低減するとともに、オイル皮膜の耐久性が約140時間長く持続します。

Castrol GTXは高品質な鉱物油。ストップアンドゴーが連続する市街地走行で発生しがちなスラッジの除去性能に優れ、新たなスラッジの堆積を抑制します。ターボのついていないNAエンジン車にオススメです。

GTX DC-TURBOは、GTXのスラッジ除去性能をそのままに、高出力・高性能エンジンにも対応したエンジンオイルです。DOHCやターボなどの高出力エンジンは、スラッジはもちろん高負荷によるエンジン摩耗も課題。DC-TURBOでは摩擦軽減剤の配合によって、エンジン内部の金属摩擦抵抗を軽減するとともに、省燃費車両にも対応しています。

エンジン保護性能と省燃費性能を有する高性能合成エンジンオイル。基本的なエンジンオイルの要求性能を満たしつつ、低摩擦特性によってエンジン内部の摩耗を防ぎます。

60,000キロ以上走行した車両に推奨されるエンジンオイル。オイルシールやバルブシステムなどをクリーンに保つことでオイル漏れを防ぎ、オイルの減りを抑制します。また、ストップアンドゴーが繰り返される街中走行においても、従来の部分合成油や鉱物油系のエンジンオイルを上回るエンジン保護性能を発揮します。

Mobil Super K-Conceptは、省燃費性能を備えた軽自動車に対応。耐久性と清浄性を高め、軽自動車に発生しがちなスラッジを抑制します。アイドルストップ車からターボ車まで幅広く使用できる、軽自動車専用のエンジンオイルです。

省燃費車に対応した高性能ストリートスペックエンジンオイル。直噴エンジンなどで発生するタイミングチェーン摩耗に対応することで高い保護性能を確保しています。ニューリキッドセラミックステクノロジー によって酸化安定性能も向上、小排気量車から大排気量車、ターボ車まで使用可能です。

多走行車のために開発されたエンジンオイル。ストップアンドゴーが多い市街地走行では、省燃費性能を重視したオイルはエンジン保護に関して厳しい状況が続きます。ワコーズのアンチエイジングは、優れたスラッジ溶解性能とエンジン保護性能によって多走行車のエンジンを保護。予防整備としても効果があります。

軽自動車のエンジンは常に過酷な環境下で動いていますが、だからといってお買い物カーに高級オイルを入れるのはあまり現実的ではありません。軽自動車の維持では、安価なエンジンオイルでもいいので交換サイクルにしっかりと守ることが重要。みんなが入れているオイルを参考に、今後も状態の良いエンジンを保っていきましょう。