トヨタハイエースバンの車検費用ってどのくらいかかるの?まるわかり解説! | CARTUNEマガジン
トヨタハイエースバンの車検費用ってどのくらいかかるの?まるわかり解説!

2022年05月27日 (更新:2024年09月09日)

トヨタハイエースバンの車検費用ってどのくらいかかるの?まるわかり解説!

トヨタハイエースバンは1971年に販売開始となったキャブオーバー車。現在では主にバンタイプとワゴンタイプが主流でカスタムベースとしても人気です。今回はトヨタハイエースバンの車検費用とその内訳を解説します。

ハイエースバンの車検費用

けん坊556さんのハイエースGDH206Vの画像
けん坊556さんのハイエースGDH206Vの画像
引用元:けん坊556さんの投稿

ハイエースバンはハイエースのバンタイプの車両で初代ハイエースが発売された10系が1967年に販売を開始。その後1971年に1ナンバー車でハイエースバンが登場しました。

2004年にフルモデルチェンジを行い発売となった200系はモデル5代目のシリーズとなります。エンジン、ルーフの高さ、駆動方式で細かくグレードが設定されておりユーザーのニーズに合わせた車両が用意されています。

CARTUNEのユーザーも最もユーザーが多いのはTRH200V。このグレードは2000ccガソリンエンジン1TR搭載・標準ルーフ・2WDと言う内容になります。グレードは様々な設定が用意されていますが基本的に全て4ナンバー車両となるため、乗用車とは違う車検制度などを改めて確認してください。

車検には法定費用、車検基本料金、整備費用が必要

chiichi314さんのハイエースの画像
chiichi314さんのハイエースの画像
引用元:chiichi314さんの投稿

車検に掛かる費用を車検費用と呼んでいますが、内訳は大きく分けて法定費用車検基本料金整備費用の3つに分けられます。これら3つを混同せず正しく理解することが大切です。

法定費用とは?

車検を取得する際に必要な税金や保険などの費用です。下記の3つの費用は国に対して支払うお金なので、どこの業者で受けても金額は同じです。

自動車重量税 / 自賠責保険料 / 印紙代

重量税の仕組み

車両重量(車検証にて確認可能です)が重たい車ほど高くなります。私たちが日常生活で乗っている車では、軽自動車が最も安くなります。乗用車の場合、軽自動車以外では4つのクラスに分けられますが4ナンバーとなるハイエースは乗用車の区分と異なり9つのクラスに分けられ、ハイエースの場合2トン以下となりますので重量税は6,600円となります。

車両重量車齢13年未満の年額
1トン以下3,300円/年
~2トン6,600円/年
~2.5トン9,900円/年
~3トン12,300円/年

自賠責保険料

4ナンバーは車検が1年という事もあり、乗用車とは金額の設定が異なっています。また4ナンバーのハイエースは小型貨物自動車となり自家用の場合は12,850円になります。

普通乗用車の場合は車検が2年となりますので2年換算すると25,700円。普通乗用車の2年の自賠責保険料は17,650円となりますので、約1.5倍の自賠責保険料が必要となり割高な設定となっています。

※自賠責保険料は毎年4月に変更が行われます。

印紙代

印紙代とは車検に必要な書類に添付する公的な料金となります。この費用は指定工場で検査する場合は1,800円、認証工場の場合は2,200円と変わってくるのが注意点です。

車検基本料金とは?

車検基本料金は、車検を業者にお願いする代行手数料のようなもので、24ヶ月点検料/検査料/代行手数料などが含まれています。

この費用は業者によって違いがあり、車種によっても上下します。

整備費用とは?

整備費用は、車検を取得するために行った整備の費用です。整備費用の内訳は業者や車両の状態によって異なり、部品の交換や他の部品のメンテナンスを行うと、それらの部品代や工賃が追加で発生します。

車検でよく交換する部品には、摩耗したブレーキパッドや亀裂が入ったワイパーゴム、破れたゴムブーツなどが挙げられます。

ハイエースバンの法定費用

ダリあんさんのハイエースの画像
ダリあんさんのハイエースの画像
引用元:ダリあんさんの投稿

ハイエースバンの法定費用の内訳は次のとおり。重量税/自賠責保険料/印紙代の3つです。

法定費用の内訳
重量税6,600円
自賠責保険料12,850円※1
印紙代1,800円※2
合計21,250円

※1:自賠責保険料は毎年4月に変更が行われます。

※2:指定工場(民間車検場)での料金です。認証工場の場合は印紙代が2200円となります。

ハイエースバンの車検費用総額

ケ☆ンさんのハイエースTRH200Vの画像
ケ☆ンさんのハイエースTRH200Vの画像
引用元:ケ☆ンさんの投稿

車検基本料金や整備費用は業者や車種によって異なるため明記できません。

そこでここでは、法定費用、車検基本料金、整備費用の3つを合計した車検費用総額が、ディーラーと車検専門店でいくら違うのか、それぞれの車検費用総額を紹介します。

業者ごとの比較

ディーラーと他の業者それぞれで最低限かかる車検費用の総額は、次のようになります。

項目/業者ディーラーEPARK車検楽天Car車検
車検基本料24,000円20,900円14,300円
完成検査料11,800円
代行手数料9,000円
基本料金+整備費用44,800円20,900円14,300円
法定費用21,250円
車検費用総額66,050円42,150円 35,550円

ご覧いただいた通り、ディーラーと車検専門サイト2箇所を比較した場合、楽天車検が最も安い結果となりました。

ディーラーでは24ヶ月法定点検/継続検査料/代行手数料それぞれに対して請求が為されているので整備費用が高くなっています。また、車検点検料は各店舗によって異なるため、合計金額はこれよりも高くなり場合もあります。

このように、車検を通すことに関してのみ言えば民間車検で受けることで安くすることが可能です。ただし、車検に通らない不具合が見つかった場合、どこで車検を受けたとしてもその部分を追加で整備する必要があるため、その分の整備費用が必要となりますので覚えておきましょう。

車検の安いランキング

  1. ★★★ 楽天Car車検
  2. ★★☆ EPARK車検
  3. ★☆☆ ネッツトヨタ埼玉

追加の整備費用について

追加の整備費用とは、車検に不合格となるような不備があった場合、それを直すための費用です。例えばタイヤの残り溝が基準である1.6mmより少ない場合は、車検の基準をクリアできるようタイヤを購入して装着する必要があります。

タイヤを新品に交換した場合、ハイエースバンの場合はタイヤサイズが195/80R15で、4本セットで約40,000円(ブリヂストンのタイヤを参考)とはめ替え工賃10,000円、合計50,000円ほどが追加で必要になります。

突然の出費にならないよう、車検は満了日から一ヶ月前ほどに見積もりをとるようにし、プロに追加整備が必要かを教えてもらうのが良いでしょう。

まとめ

4480🌲さんのハイエースGDH206Vの画像
4480🌲さんのハイエースGDH206Vの画像
引用元:4480🌲さんの投稿

今回は4ナンバーの貨物自動車であるハイエースバンの車検費用について紹介しました。4ナンバーの自動車は乗用車とは違い1年の車検が必要なため注意が必要です。また乗用車の支払い総額とくらべてもトータルでは少し割高な設定になっていました。

整備費用に関しては、安いところに依頼すれば基本的な費用は15,000円程度で抑えることもできます。車検を通すにあたっては付き合いやオーナーの方の生活のご都合に合わせてどうするかを決められていることが多いと思うので、価格で選ぶ方法や手間で選ぶ方法など、自身に合ったやり方で行うことをおすすめします。

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