ハイラックス (HILUX) の車検費用ってどのくらいかかるの?まるわかり解説! | CARTUNEマガジン
ハイラックス (HILUX) の車検費用ってどのくらいかかるの?まるわかり解説!

2019年12月16日 (更新:2024年07月12日)

ハイラックス (HILUX) の車検費用ってどのくらいかかるの?まるわかり解説!

ハイラックス (HILUX)は日本を代表するピックアップトラック。先代となるハイラックス・スポーツピックアップは2004年に販売終了となりましたが、海外での好調な販売を背景に13年の時を経て、2017年再び日本でも新型モデルが登場しました。今回は改めてピックアップトラックの文化を作りつつあるハイラックス (HILUX)の車検費用がどれくらいかかるのかを解説します。これを読んでハイラックス (HILUX)の車検に備えましょう!

ハイラックス (HILUX)の車検費用

Shingo^_^さんのハイラックスGUN125の画像
Shingo^_^さんのハイラックスGUN125の画像

ハイラックス (HILUX)はトヨタからSUVの乗用車として販売されていますが、ボディ形状がピックアップトラックとなるため一般的な乗用車の5ナンバー、3ナンバーではなく貨物車のナンバーとなる1ナンバーでの登録になります。

そのため、貨物兼用車に分類され乗用車と比べると税金などが安く設定されています。また、エンジンはトヨタの最新技術が盛り込まれた2GD‐FTVを搭載。ターボチャージャーを搭載した2.4LのディーゼルエンジンはTSWIN (Thermo Swing Wall Insulation Technology) と呼ばれる技術を採用し高断熱ディーゼル燃焼を実現しています。

車検には法定費用、車検基本料金、整備費用が必要

tk34さんのハイラックスGUN125ホイールの画像
tk34さんのハイラックスGUN125ホイールの画像

車検に掛かる費用を車検費用と呼んでいますが、内訳は大きく分けて法定費用車検基本料金整備費用の3つに分けられます。これら3つを混同せず正しく理解することが大切です。

法定費用とは?

車検を取得する際に必要な税金や保険などの費用です。下記の3つの費用は国に対して支払うお金なので、どこの業者で受けても金額は同じです。

自動車重量税 / 自賠責保険料 / 印紙代

重量税の仕組み

車両重量(車検証にて確認可能です)が重たい車ほど高くなります。私たちが日常生活で乗っている車では、軽自動車が最も安くなります。乗用車の場合、軽自動車以外では4つのクラスに分けられますが1ナンバーとなるハイラックスは乗用車の区分と異なり9つのクラスに分けられ、ハイラックス (HILUX)の場合2.5トン以下となりますので重量税は9,900円となります。

車両重量車齢13年未満の年額
1トン以下3,300円/年
~2トン6,600円/年
~2.5トン9,900円/年
~3トン12,300円/年

自賠責保険料

1ナンバーは車検が1年という事もあり、乗用車とは金額の設定が異なっています。また1ナンバーのハイラックス (HILUX)は貨物自動車となるため最大積載量による区分最大積載量2トン以下が適用となり1年の自賠責保険料は16,900円になります。普通乗用車の場合は車検が2年となりますので2年での金額は23,000円。3ナンバーの2年分と比較すると33,800円。約1.5倍の自賠責保険料が必要となります。

普通貨物 自動車種別自賠責保険料12ヶ月
最大積載量2t超18,230円
最大積載量2t以下16,900円

印紙代

印紙代とは車検に必要な書類に添付する公的な料金となります。この費用は指定工場で検査する場合は1,800円、認証工場の場合は2,200円と変わってくるのが注意点です。

車検基本料金とは?

車検基本料金は、車検を業者にお願いする代行手数料のようなもので、24ヶ月点検料/検査料/代行手数料などが含まれています。

この費用は業者によって違いがあり、車種によっても上下します。

整備費用とは?

整備費用は、車検を取得するために行った整備の費用です。整備費用の内訳は業者や車両の状態によって異なり、部品の交換や他の部品のメンテナンスを行うと、それらの部品代や工賃が追加で発生します。

車検でよく交換する部品には、摩耗したブレーキパッドや亀裂が入ったワイパーゴム、破れたゴムブーツなどが挙げられます。

ハイラックス (HILUX)の法定費用

kazzlaさんのハイラックスGUN125の画像
kazzlaさんのハイラックスGUN125の画像

ハイラックス (HILUX)の法定費用の内訳は次のとおり。重量税/自賠責保険料/印紙代の3つです。

法定費用の内訳
重量税9,900円
自賠責保険料16,900円※1
印紙代1,800円※2
合計28,600円

※1:自賠責保険料は毎年4月に変更が行われます。

※2:指定工場(民間車検場)での料金です。認証工場の場合は印紙代が2200円となります。

ハイラックス (HILUX)の車検費用総額

スガさんのハイラックスGUN125の画像
スガさんのハイラックスGUN125の画像

車検基本料金や整備費用は業者や車種によって異なるため明記できません。

そこでここでは、法定費用、車検基本料金、整備費用の3つを合計した車検費用総額が、ディーラーと車検専門店でいくら違うのか、それぞれの車検費用総額を紹介します。

業者ごとの比較

ディーラーと他の業者それぞれで最低限かかる車検費用の総額は、次のようになります。

項目/業者ディーラーEPARK車検
車検基本料24,000円9,472円
完成検査料11,800円-
手数料9,000円-
基本料金+整備費用44,800円9,472円
法定費用28,600円
車検費用総額73.400円38.072円

ご覧いただいた通り、ディーラーでの車検費用は、EPARK車検の車検費用よりもかなり割高。EPARK車検では安価に車検を受けられることがわかります。

ディーラーでは12ヶ月法定点検/継続検査料/代行手数料それぞれに対して請求がなされているので整備費用が高くなっています。また、車検点検料は各店舗によって異なるため、合計金額はこれよりも高くなります。

このように、車検を通すことに関してのみ言えば民間車検で受けることで安くすることが可能です。ただし、車検に通らない不具合が見つかった場合、どこで車検を受けたとしてもその部分を追加で整備する必要があるため、その分の整備費用等が必要になる事は覚えておいてください。

参考:ネッツトヨタ埼玉

追加の整備費用について

追加の整備費用とは、車検に不合格となるような不備があった場合、それを直すための費用です。例えばタイヤの残り溝が基準である1.6mmより少ない場合は、車検の基準をクリアできるようタイヤを購入して装着する必要があります。

タイヤを新品に交換した場合、タイヤサイズが265/60R18の場合で、4本セットで約100,000円(ブリヂストンのタイヤを参考)とはめ替え工賃10,000円、合計110,000円ほどが追加で必要になります。

突然の出費にならないよう、車検は満了日から一ヶ月前ほどに見積もりをとるようにし、プロに追加整備が必要かを教えてもらうのが良いでしょう。

まとめ

しゅ~んさんのハイラックスGUN125の画像
しゅ~んさんのハイラックスGUN125の画像

今回は13年ぶりに日本での販売が再開されたハイラックス (HILUX)の車検費用について紹介しました。1ナンバーとなるハイラックス (HILUX)は普通乗用車と違い維持費では様々な違いがあります。

整備費用に関しては、安い事業者に依頼すれば基本的な費用は1万円程度で抑えることもできます。車検を通すにあたっては付き合いやオーナーの方の生活の都合に合わせてどこで行うかを決められていることが多いと思いますが、価格で選ぶ方法や手間で選ぶ方法など、自身に合ったやり方で行うことをおすすめします。

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