2019年12月10日 (更新:2023年04月25日)
プロボックス(PROBOX)の車検費用ってどのくらいかかるの?まるわかり解説!
プロボックス(PROBOX)は2002年から発売されているトヨタのバンの代表格モデル。内外装の装備が充実した5ナンバーのワゴンモデルと商用車となる4ナンバーのバンモデルが発売されています。シンプルな装備で価格が抑えられるバンタイプを購入しカスタムしていくカスタムベース車両としても人気です。今回はそんなトヨタの人気のバン、プロボックス(PROBOX)について、その車検費用がどれくらいかかるのかを解説。車検費用の内訳なども解説しますので、これを読んでプロボックス(PROBOX)の車検に備えましょう!
プロボックス(PROBOX)の車検費用
プロボックス(PROBOX)は前述したようにワゴンモデルとバンモデルが発売されていますが、今回は4ナンバーとなるプロボックス・バンについて紹介して行きます。
プロボックス(PROBOX)は2002年から発売されているトヨタのバンですが、2014年のフルモデルチェンジを経て160系で2代目となります。メーカーの発表ではマイナーチェンジとなっていますが型式、外装も大きく異なるためフルモデルチェンジレベルのマイナーチェンジということになります。そして気になる車検費用等は4ナンバーモデルならではの違いを確認してください。
車検に必要な法定費用と整備費用の内訳
車検に掛かる費用をまとめて車検費用と呼んでいますが、車検費用の内訳は法定費用と車検費用の2つに大きく分けられます。これら2つを混同せず正しく理解することが大切です。下記で法定費用と車検費用について解説します。
法定費用
法定費用とは?
車検を取得する際に支払う必要のある税金や保険などの費用で、車両重量によって決められる下記の3つの費用は、国に対して支払うお金なので、どこの業者で受けても費用は同じです。
自動車重量税 / 自賠責保険料 / 印紙代
重量税の仕組み
4ナンバーの重量税は5ナンバー同様に車両重量(車検証にて確認可能です)が重たい車ほど高くなりますが、5ナンバーよりも安く設定されています。
車両重量 | 車齢13年未満 |
---|---|
1トン以下 | 3,300円 |
~2t | 6,600円 |
~2.5t | 9,900円 |
~3t | 12,300円 |
~4t | 16,400円 |
~5t | 20,500円 |
~6t | 24,600円 |
~7t | 28,700円 |
~8t | 32,800円 |
自賠責保険料
4ナンバーの場合登録が事業用と自家用に別れますが、自家用として使用する場合の保険料は15,050円/12ヶ月です。
印紙代
印紙代とは車検に必要な書類に添付する公的な料金となります。この費用は指定工場で検査する場合は1,100円となりますが民間業者やユーザー車検の場合は1,700円~1,800円と変わってくるのが注意点です。
整備費用
整備費用は車検を取得するにあたってなされた整備に対して支払う費用です。この費用は車検を受けるために必ず必要なものではなく、業者に依頼して車検を受ける場合に発生する作業料となります。
整備費用の内訳は業者によって異なり、車検基本料という項目でまとめられているものがあれば、車検基本料/12ヶ月点検料/検査料/代行手数料という項目それぞれにお金を支払うところもあります。
また、車検を通すにあたって交換必須となる部品や、合わせて必要最低限ではないメンテナンスもやってもらうとなると、それらの部品代及び工賃が発生するので、覚えておきましょう。
プロボックス(PROBOX)の法定費用
プロボックス(PROBOX)に発生する法定費用の内訳は上記のとおりで、重量税/自賠責保険料/印紙代の3つです。
- 重量税:6,600円※
- 自賠責保険料:15,050円
- 印紙代:1,100円※
- 合計:22,750円
※4ナンバーでは新車時を除き毎年の車検となりますので注意が必要です。
※指定工場(民間車検場)での料金です。認証工場の場合は印紙代が100~700円上乗せされます。
プロボックス(PROBOX)の整備費用
プロボックス(PROBOX)の整備費用は、上述したとおり業者によってまちまちです。そこで、ここでは業者を3社ほど取り上げて、それぞれで最低限発生する費用の紹介・比較、及びいくつかの整備を行ったと仮定した場合の追加費用の紹介をします。
業者ごとの比較
業者ごとに最低限かかる整備費用を表化すると次のようになりました。
項目/業者 | ディーラー | 楽天Car車検 | ホリデー車検 |
---|---|---|---|
車検基本料 | 22,600円 | 15,400円 | 5,280円 |
完成検査料 | 9,800円 | - | 11,000円 |
手数料 | 8,700円 | - | 3,850円 |
小計 | 41,100円 | 15,400円 | 20,130円 |
法定費用 | 22,750円 | ||
合計 | 63,850円 | 38,150円 | 42,880円 |
ご覧いただいた通り、トヨタディーラー(販売チャンネルはトヨタ店)での整備費用が最も高く、楽天Car車検の整備費用が最も安くなっています。
ディーラーでは12ヶ月法定点検/継続検査料/代行手数料それぞれに対して請求が為されているので整備費用が高くなっています。また、車検点検料は各店舗によって異なるため、合計金額はこれよりも高くなり場合もあります。
このように、車検を通すことに関してのみ言えば民間車検で受けることで安くすることが可能です。ただし、車検に通らない不具合が見つかった場合、どこで車検を受けたとしてもその部分を追加で整備する必要があるため、その分の整備費用が必要になります。
参考:
追加の整備費用について
追加の整備費用とは、車検に不合格となるような不備があった場合、それを直すための費用です。例えばタイヤの残り溝が基準である1.6mmより少ない場合は、車検の基準をクリアできるようタイヤを購入して装着する必要があります。
タイヤを新品に交換した場合、タイヤサイズが165/80R13の場合で、4本セットで約20,000円(ブリヂストンのタイヤを参考)とはめ替え工賃10,000円、合計30,000円ほどが追加で必要になります。
突然の出費にならないよう、車検は満了日から一ヶ月前ほどに見積もりをとるようにし、プロに追加整備が必要かを教えてもらうのが良いでしょう。
まとめ
今回はトヨタのバンとして人気のプロボックス(PROBOX)の車検費用について紹介しました。4ナンバーとなるため毎年車検が必要となりますので、なるべく安くすませたいところです。
整備費用に関しては、安いところに依頼すれば基本的な費用は2万円程度で抑えることもできます。車検を通すにあたっては付き合いやオーナーの方の生活のご都合に合わせてどうするかを決められていることが多いと思うので、価格で選ぶ方法や手間で選ぶ方法など、自身に合ったやり方で行うことをおすすめします。