2020年12月24日 (更新:2022年08月04日)
この発想はなかった!上げスタイルの86クロスオーバー!【オレンジMT】
2020年11月のオレンジMTに参加されていた86。同日はたくさんのオレンジの86が参加していた中、なにやら1台だけ様子が違う...?キャンプが趣味というオーナーのスタイルと実用性を兼ね備えたカスタムは必見です!
愛車&オーナー情報
- 車種:トヨタ 86 GT
- 年式:2012年(平成24年)
- 走行距離:77,000km
- ボディカラー:H8R オレンジメタリック
- オーナー:toshi
- 所有年数:3年
前代未聞の上げ系86!
”しゃがみ込んで覗けば、向こう側の車もこの通り!”
今回紹介するオーナーの86は、86とオフスタイルを融合させた今までになかったアイデアのカスタムが施されている。「86にクロスオーバーがあったらこんな感じになるんじゃないか」と作られたそうだが、これは思っていた以上に面白そうな1台だ。
そもそも86にリフトアップ向けのパーツがあるのだろうか?という疑問が湧いたが、しっかりと展開があった。CHUHATSU PLUS MULTIROADというアイテムだ。純正のショックはそのままに、スプリングを交換するだけで15〜20mmほどの車高アップを実現できる優れもの。
SUV車で1インチ未満の上げ幅では、ぱっと見車高の変化に気づけないくらい。しかし86のような元々車高が低い車であれば20mmでも十分リフトアップを体感できるし、むしろそれ以上に上がっているようにさえ感じられる。
オーナーは86を通勤にも使っているそうで、乗り心地の向上も狙って導入したそうだ。車高も上がって段差を気にする必要もなくなり、狙い通り快適なドライブを楽しんでいるという。
オフスタイルを印象付ける重要なパーツ
オフスタイルを印象付ける重要な2つのパーツがこちら。LX-MODEの”LXオーバーフェンダー”と”LXルーフモール”である。同社が展開する86用のVer.SUS Exterior Partsというラインナップのアイテムで、86を手軽にSUV風に飾れるアイテムだ。
先ほどの”アップサス”同様、こんなアイテムが展開されていたとは存じ上げなかった。
オーバーフェンダーはあえてボディ色に塗らないことでタイヤとボディの隙間が広く見えて、視覚的にも車高が高く感じられる。
インチダウンで扁平率をアップ
86のGTグレードの純正ホイールは17インチのところ、16インチへダウン。するとタイヤの扁平率を純正よりも高くできるので、足元がよりSUVらしいタフな印象になる。
写真から推測すると、ホイールはおそらくENKEI のRP-02。ネットオークションで購入したがボロボロだったため、DIYで補修・塗装されたそうだ。リフトアップされたオレンジボディに映える白のホイールは、まるで80〜90年代のWRCカーを彷彿とさせる。
86の積載力を高めるキャリア
車の積載力アップに欠かせないキャリア。リアシートを倒せばクーペとしてはかなり荷物を載せられる86だが、キャリアの取り付けでさらに多くの積載が可能となる。
取り付けているのはiconceptの汎用トランクキャリア。純正のトランクを挟み込むように取り付けるタイプで、穴開けをしなくても良いのがメリットだ。そしてなによりキャリアがあることで、”86クロスオーバー”の完成度をグッと上げている。
さらなる”86クロスオーバー”を目指して
今でこそノーマルタイヤを装着しているが、「いずれはオフタイヤを履きたい」と語るオーナー。そのためにはより高いリフトアップが必要になるそうだ。でもオフタイヤを装着した86なんて、想像しただけでワクワクする。
86の新たな可能性に気づかせてくれたオーナーへ感謝し、スポーツカーに乗りながらもキャンプを楽しめるということを少しでも多くの人に知ってもらえれば光栄だ。
- オーナーのマイガレージ
- 取材イベント:第2回 オレンジMT in 榛名
ギャラリー
(photo:CARTUNE運営 Hiroki)